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プロギア LSフェアウェイウッドの試打評価|高橋良明の本気レビュー

2021/07/06 ゴルフサプリ 編集部

プロギア LSフェアウェイウッド

ヘッドスピード40m/s前後のゴルファーのために開発されたプロギアの新ブランド『LSシリーズ』。その中から今回は、高弾道でやさしく飛ばして狙える『LSフェアウェイウッド』をピックアップ。フェアウェイウッドが苦手なアマチュアにとってどれだけ力になってくれるのか。試打のスペシャリストとしておなじみの高橋良明が検証します。

[目次]

プロギア LSフェアウェイウッドの総合評価

プロギア LSフェアウェイウッド

プロギア LSフェアウェイウッド

飛距離性能★★★★☆(4/5)
打球感★★★★☆(4/5)
操作性★★★☆☆(3/5)
上がりやすさ★★★★★(5/5)
総合評価★★★★☆(4/5)

プロギア LSフェアウェイウッドの特徴

ヘッドスピードが概ね40m/s以下のゴルファーの場合、弾道の高さが足りず球が早く落ちて番手通りの距離が出ないことがよくあります。典型的なのは3Wの飛距離が5Wとそれほど変わらないケースで、これは明らかに高さ不足が飛ばない原因です。

それなら3Wの弾道を5Wに近づけてしまおう。そんな発想で作られたのが『LSフェアウェイウッド』です。

このモデルは3W、5Wともに一般的なフェアウェイウッドよりもロフト角が大きく打ち出し角が自然に上がります。また、スピンも適度に入るためヘッドスピードが速くなくても球が持ち上がり高い弾道で飛ばせます。

特徴

  • 4W並みの高ロフトと低重心設計で打ち出し角を上げてくれる
  • 「スラッシュグルーブ」が薄い当たりでも高初速・高打ち出しを実現
  • 1レングス設計で3Wが5W並みに振りやすくミート率がアップ

特徴1. 4W並みの高ロフトと低重心設計で打ち出し角を上げてくれる

プロギア LSフェアウェイウッド

一般的なフェアウェイウッドのロフト角は3Wが15度、5Wは18度前後です。

しかし、『LSフェアウェイウッド』では3Wが4W並みの16.5度、5Wは7W並みの20度に設定されているので必然的に打ち出し角が高くなり、ヘッドスピードが遅めでも高弾道のキャリーで飛ばせるようになりました。

また、比重の軽いカーボンクラウンや正面から見てV字型のソール形状を採用するなど低重心設計により、地面のボールをやさしく拾って上げることができます。

特徴2. 「スラッシュグルーブ」が薄い当たりでも高初速・高打ち出しを実現

『LSフェアウェイウッド』にも『LSドライバー』や『RSドライバー』と同じく高精度なCNC加工によるルールぎりぎりの高初速フェースが採用されています。

さらにフェアウェイウッド独自のテクノロジーとしてソール部に左右非対称の「スラッシュグルーブ」を採用。この溝によってソールのたわみが抑えられ、リーディングエッジに変形が集中。フェース下部に当たったときにも打ち出し角が低下せず、高い反発力が得られるため、地面のボールも高初速・高弾道で飛ばせます。

特徴3. 1レングス設計で3Wが5W並みに振りやすくミート率がアップ

『LSフェアウェイウッド』では3Wのレングスを一般的なフェアウェイウッドよりも半インチ短い42.5インチに設定。その分、振り抜きがよく芯に当てやすくなっています。

また、5Wのレングスも同じ42.5インチに統一され、さらにライ角、フェース角、フェースプログレッション、クラブ重量、バランスもまったく同じ数値になっています。これによって3Wと5Wをまったく同じポジションで構えて、同じタイミング振ることができるためナイスショットの確率が上がります。

プロギア LSフェアウェイウッドのスペック

ボールの上がりやすいハイロフトを採用。3Wと5Wのロフト差を大きめにすることで飛距離差が出やすいようにしています。また、長さ、重さのほかライ角やフェースプログレッションも統一され、3Wと5Wを同じ感覚で構えて同じタイミングで振れるようになっています。

メーカープロギア
製品名LSフェアウェイウッド
ヘッド素材ボディ:マレージング鋼(AM355P)鋳造
クラウン:カーボン(CFRP)
フェース:マレージング鋼(CUSTOM455)CNC加工
番手/ロフト角#3/16.5度
#5/20度
シャフトSpeeder EVOLUTINON FOR PRGR(R(M-37)、SR(M-40)、S(M-43))
長さ42.5インチ
重量/バランス(#3/S)311g/D1(S)、306g/D0(SR)、305g/D0(R)
価格52,800円(税込)
公式サイトプロギア公式サイト

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プロギア LSフェアウェイウッドを試打レビュー

ヘッドスピード40m/s前後、フェアウェイウッドが飛ばないというゴルファーの悩みを『LSフェアウェイウッド』はどれほど解消してくれるのか。高橋良明が3Wと5Wを交互に打ち比べながら検証した。

試打レビュー

  • プロモデルのようにかっこよく、打ってみるとすごくやさしい
  • ゆっくり振っても5Wの並みの球の高さで3Wの飛距離が出る
  • 3Wが5Wの振りやすさ、FWの苦手意識が解消できる

プロモデルのようにかっこよく、打ってみるとすごくやさしい

プロギア LSフェアウェイウッド

『LSフェアウェイウッド』をソールしてみるとヘッドがシャローでフェース面がよく見えるので、かまえた瞬間から球が上がりそうですごく安心です。また、少し出っ歯気味でリーディングエッジがボールの下に入ってボールを拾ってくれそうな感じもあります。その一方、フェースの向きはストレートなので振ったときに左に飛ぶ不安はありません。

ヘッド全体も黒で引き締まって見え、プロモデルのようなかっこよさがありながら、打ってみると実は難しすぎない絶妙な味付けは、ゴルフを始めたばかりの若い人からゴルフ歴の長いシニアまで幅広く好まれそうです。

ゆっくり振っても5Wの並みの球の高さで3Wの飛距離が出る

かなり軽めにドライバーの40m/sくらいの力加減で振ってもびっくりするくらい球が高く上がります。弾道の高さは5番で7番ウッド、3番で5番ウッド並みです。

ロフト角が少し大きいことを差し引いてもこれほどよく上がるクラブは知りません。しかも多めのスピンで吹けていくような上がり方ではなく、打ち出した瞬間から高く上がっていく飛距離に直結する弾道になります。

スピン量がちょうどいいので、アゲンストでもしっかり前に飛んで、5番で200ヤード以上、3番は200ヤードを軽く越えて行きました。ヘッドスピードのあまり速くない人が使えば、ふつうのロフトのクラブよりも明らかに飛ぶでしょう。

3Wが5Wの振りやすさ、FWの苦手意識が解消できる

プロギア LSフェアウェイウッド

試打で5番から3番に持ち替えたときにまったく違和感がなく、教えてもらうまで『LSフェアウェイウッド』がワンレングスだとは気付きませんでした。

地面から打つクラブで一番長い3番はどうしても芯に当てづらいけれど、半インチ短いとボールとの距離が近くなるのでプレッシャーもかなり小さくなります。レングスだけでなくヘッドの大きさも5番と変わらないので3番を振っている気がしません。それでも3番の距離がしっかり打てるので苦手意識もなくなるはずです。

レングスが短くてもしっかり振り切れるのでかえって球は上がります。球のつかまりもよくドロー系の高いボールで飛ばせます。

プロギア LSフェアウェイウッドがおすすめの人

最近のフェアウェイウッドは確かに飛ぶ反面、高さが出にくいのでヘッドスピードの速い人でないと十分に恩恵を受けることができません。しかし、『LSフェアウェイウッド』はそもそも打ち出しが高いのでヘッドスピード40m/s前後の人はもちろん、それ以下の人でも高くて飛ぶ弾道になります。

一方、距離は出ても球が強過ぎてグリーンに止まりにくいという人も高さのあるキャリーでねらえる『LSフェアウェイウッド』ならロングホールで2オンできるチャンスが確実に増えると思います。

また、ソールの抜けがよく地面のボールを拾いやすいのでフェアウェイウッドでうまく当てられない人のお助けクラブとしても活躍します。

『LSフェアウェイウッド』はできれば2本セットで使うのがおすすめです。ドライバーに比べて使う機会の少ないフェアウェイウッドですが、3番と5番の振り心地がまったく同じなのでその分当たる確率が上がります。片方を練習すればもう片方も打てるようになるので練習嫌いの人におすすめします。

プロギア LSフェアウェイウッドの評価

『LSフェアウェイウッド』はヘッドスピード40m/s前後の人にとって必要な打ち出し角、スピン量、初速が得られるように考えて作られたクラブです。対象ゴルファーがはっきりしていて目的がシンプルなので効果も最大限。そこにはまる人にとっては期待している以上の飛距離が得られるでしょう。

フェアウェイウッドは基本的に地面から打つクラブなので高さが出た方が絶対に有利です。初めて『LSフェアウェイウッド』を打つと高さにびっくりすると思いますが、本来はこれくらいの高さが必要だと思って使って下さい。


高橋良明

テスター/高橋良明(たかはし・よしあき)

1983年生まれ、東京都出身。2013年プロ入会。サザンヤードCC所属。ツアーに挑戦するかたわら、ゴルフ専門誌やウェブメディアでテスターを務める。毎年出る新製品をほぼ打ち尽くす試打のスペシャリスト。

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