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メダル獲得に向けて女子ゴルフ日本代表の稲見萌寧、畑岡奈紗の第1ラウンドがスタート

2021/08/04 ゴルフサプリ編集部

東京五輪・女子ゴルフ競技は、いよいよ第1ラウンドがスタートした。今日も霞ヶ関カンツリー倶楽部は暑い。女子ゴルフの日本代表選手、第1組の稲見萌寧は7時30分、5組目の畑岡奈紗は8時14にスタートした。(写真/渡辺義孝)

メダル獲得の可能性は「十分にあります」

いよいよ第1ラウンドを迎えた東京五輪・女子ゴルフ競技は第1組が7時30分スタート。女子ゴルフ日本代表の稲見萌寧は第1組で、母国開催の五輪女子ゴルフ競技の記念すべき第1打を任された。同組には、アルバネ・バレンスエラ(スイス)とマリア・ファッシ(メキシコ)。バレンスエラとファッシの年齢は23歳、22歳の稲見と同年代の選手だ。現在、バレンスエラの世界ランキング177位、稲見は28位。

そして、もう1人の女子ゴルフ日本代表選手、世界ランキング9位の畑岡奈紗は第5組で8時14分スタート、世界ランキング1位のネリー・コルダ(米国)と同2位の高真栄(コ ジンヨン・韓国)と同組で回る。世界ランキングトップの選手たちで固められた第5組は、第1・第2ラウンドにおける要注目の組となる。

稲見萌寧は2番でバーディを先行させる

スタートホールとなった1番・パー4を、稲見萌寧は無難にパー。次の2番・パー4でバーディとまずまずの出だしかと思いきや、3番・パー4と4番・パー3で連続ボギーを叩いてしまう。だが、その後の5番・6番・7番はパーでしのいで、現在8番ホールをプレー中。

対して、いつもよりもやや緊張しているように見える表情で、スタートホールのティショットに臨んだ畑岡奈紗。アドレスに入る前には緊張をほぐすかのようにぴょんぴょんとジャンプを数回繰り返した。そして放った第1打は、左の林へ。運悪く、前へ運ぶことのできない位置だったため第2打はフェアウェイへ出すだけで精一杯。このホールをボギーとしてしまったが、続く2・3・4番ホールはパーとして、現在5番ホールをプレー中。

昨日の練習ラウンドでは、笑顔の多かった2人。だが、やはり本番は緊張感が増すのだろうか。勝負強さに定評のある2人なだけに、いつも通りのプレーができればスコアを伸ばすことはできるはず。それに昨日の囲み取材で、服部道子コーチは「メダルの可能性は十分にある」と回答。大会はまだ始まったばかりだ。

男子の時よりもラフを2.5インチカット。でも「芝の密度が濃い」から要注意

昨日、練習ラウンドを行なった女子ゴルフ日本代表チーム。畑岡と稲見は、時折話し合いながらコースをチェック。

昨日、8月3日の霞ヶ関カンツリー倶楽部はジリジリと肌を焼く強い日差しが降り注ぎ、猛烈な暑さだった。その中で、各国の代表チームは練習ランドを行い、入念にコースセッティングをチェックしていた。日本代表の畑岡奈紗、稲見萌寧も服部道子コーチ帯同のもと練習ラウンドを行なった。

各国の選手たちが入念にチェックしていたのは、グリーン周りでのアプローチ。アンジュレーションの強いグリーンの転がり具合、スピードを、様々な場所からアプローチして確かめていた。日本代表も同様に「アプローチは入念にしていた」と服部道子コーチ。また「グリーンを外しても、リカバリーできるラフ」という。それというのも、女子ゴルフ競技が行われる今週の霞ヶ関カンツリー倶楽部のラフは、先週の男子ゴルフ競技の時よりも2.5インチ短くカットされいてるからだ。

芝が短くなって「ボールが潜り込まなくなっている」と服部コーチ、また稲見萌寧のキャディとして帯同している奥嶋誠昭コーチも大会前の練習ラウンドの時よりも「回りやすい」と話していた。だが、タフであることには変わりないようで、スコアを左右するのは「ピン位置」になるという。また、服部コーチは「部分的にラフがきついところもある。密度が濃いのでそこは注意が必要」と、短くカットされたとはいえ警戒は怠れない。

男子ゴルフ競技の参加選手同様、女子ゴルフ競技にも各国の実力者が顔を出しており、真夏の暑さ同様に試合も白熱しそうだ。

笑顔で練習ラウンド。第1ラウンド前日の稲見萌寧。
男子ゴルフ競技の最終日から会場入り。コースチェックは万全か、畑岡奈紗。