ゴルフグローブのサイズの測り方・選び方｜基準は手の平周囲の長さ

この記事では、ゴルフグローブのサイズの測り方・選び方を解説しています。グローブはクラブを握ったときに手が滑らないようにグリップ力を高めたり、衝撃から手を保護してくれる重要なアイテムです。

一方で、サイズの合わないグローブを使っていると飛距離が落ちたり、思いがけない方向にボールが飛んで行く危険性もあります。ここでは、サイズの測り方や素材別の特徴など、選び方のポイントを解説します。ゴルフグローブ選びの参考にしてください。

ゴルフグローブのサイズ選びが重要な理由

ゴルフグローブの役割は手とクラブのグリップをしっかりとつないで、衝撃を受けても手が滑らないようにすることです。そのためには自分の手に合ったサイズのグローブを選ぶことが重要です。

サイズが合ったゴルフグローブを使用すれば、気持ちのいいフィット感と高いグリップ力が生まれてクラブ操作がしやすくなります。サイズが合わないと手が滑って方向がぶれたり、飛距離が落ちる危険性もあります。

また、ゴルフグローブが手を保護する役割を果たすためにも、サイズが合っている必要があります。サイズが合わないゴルフグローブを使っていると手にまめができたり、手を痛めてスムーズなスイングができにくくなります。

ゴルフグローブのサイズの選び方｜きつめがいい？

ゴルフグローブを選ぶときはぴったりのサイズを選ぶことが大事です。

きつめの小さなグローブや、だぶついた大きめのグローブはNGです。きつめのグローブは、手指が締め付けられるので長時間着用すると血流が悪くなり、スイングに悪い影響が出ることがあります。

一方、大きすぎるグローブは、手と手袋の間に隙間ができて密着性が落ち、グリップ力が低下します。グローブが大きすぎてグローブの中で手が動くのは最悪です。雨に濡れてグリップが滑るのと同じで、しっかりと球を捉えきれず、ミスショットにつながります。

また、大きすぎるグローブの中で手がずれたり滑ったりを繰り返すと、手の皮がむけることがあります。ゴルフグローブは手を開閉してもフィットするぴったりのサイズを選ぶようにしましょう。

ゴルフグローブのサイズの測り方｜基準は手の平周囲の長さ

ゴルフグローブのサイズは、手の平周囲（手囲い）の長さが基準となります。

手の平の画像を見てみましょう。手の平周囲（手囲い）とは、人差し指の下にある生命線の始まりからスタートします。次に、小指の付け根のシワと手首のシワを結んだ線を3等分した手首にいちばん近い点まで到達させます。

あとは、手の廻りをぐるりと1周して、スタート地点に戻ったところがゴールです。この全長が手の平周囲（手囲い）の長さ・サイズです。手の実寸大の大きさである「手囲い」がグローブのサイズを選ぶときの基準になることを覚えておいてください。

ゴルフグローブのサイズの表記｜S／M／Lやcm（センチ）

手のサイズ（手囲い）が分かれば、グローブのサイズを選ぶのは簡単です。下の表を見てみましょう。ゴルフグローブには、サイズ表記が2種類あります。S/M/Lで分けた表記と「◯◯cm」の表記です。

「サイズ（手囲い）」の欄に先ほど覚えたサイズを入れたら、左の二つの欄から、対応するグローブのサイズが分かります。メンズとレディースではS/M/Lのサイズが異なる点に注意してください。

▼メンズ用ゴルフグローブのサイズ

▼レディース用ゴルフグローブのサイズ

ゴルフグローブ選びはサイズ以外に素材も注目しよう

ゴルフグローブを選ぶときはサイズ以外に素材の違いにも注目しましょう。ゴルフグローブの素材は主に天然皮革、人工皮革、合成皮革の3種類です。それぞれ特徴が異なり、メリットとデメリットがあるので比較検討してゴルフグローブを選んでください。

天然皮革のゴルフグローブの特徴

天然皮革のゴルフグローブはグリップ力が高く、手のひらに吸い付くようなフィット感が特徴です。合成皮革に比べて薄く柔らかいので、素手で握っているようなフィーリングでクラブを握ることができます。一方、デザイン性や耐久性では人工皮革や合成皮革に比べて劣る傾向があります。

高級なエチオピアシープ（羊毛）を使うことが多く、高額な分だけコストパフォーマンスは低くなります。天然皮革のゴルフグローブはフィット感にこだわりのあるゴルファーにおすすめの素材です。

人工皮革のゴルフグローブの特徴

人工皮革のゴルフグローブは天然皮革を人工的に作りあげたもので、天然皮革と合成皮革の中間的な特徴を持っています。通気性に優れて熱がこもりにくいので、温度や湿度の高いときに強い素材です。

人工皮革は機能的に優れていて、価格面でも天然皮革と合成皮革の中間です。以前は、ほとんどのプロゴルファーは天然皮革のグローブを使っていましたが、今では合成皮革を愛用するプロゴルファーが増えています。

合成皮革のゴルフグローブの特徴

合成皮革のゴルフグローブは、水気に強く、厚くて丈夫な生地でできているので耐久性に優れています。雨のときにもグリップが滑りにくく、水洗いができるのも魅力の一つです。

合成皮革は加工の自由度が高いのでおしゃれなデザインのアイテムが多いです。価格が低く抑えられているので、天然皮革や人工皮革に比べてコストパフォーマンスが良いアイテムです。

【Q&A】ゴルフグローブのサイズとともに多い質問

以下では、ゴルフグローブのサイズ以外で購入前に多い質問・疑問に回答します。

Q. ゴルフグローブは片手だけ着ける？それとも両手？

ゴルフグローブを着ける手について、とくにルールはありません。通常は、利き手の反対の手にグリップの負担が多く掛かるので、聞き手の反対の手だけにグローブを着ける片手使用の人が多いです。

一方、紫外線から手を守るためや、左右対称の日焼けにしたい人は両手にグローブを着けることがあります。また、両手用グローブはグリップ力を高めることができるので、握力の強くない女性が両手にグローブを着けるケースが多くみられます。

Q. ゴルフグローブはどのようにメンテナンスする？

ゴルフグローブは素材によってメンテナンスが異なります。天然皮革のグローブは水に濡れると硬くなるので洗濯ができません。汚れをとりたいときは、中性洗剤を薄めて布にしみこませ、布で汚れを拭き取つてから陰干しをします。

人工皮革や合成皮革のグローブは、水洗いができます。中性洗剤を入れた30℃以下のぬるま湯で押し洗いをしてください。洗濯機に入れて洗うこともできますが、他の洗濯物を傷つけないためにネットに入れて洗うのがいいでしょう。

Q. ゴルフグローブはどれくらいの頻度で交換する？

ゴルフグローブは消耗品なので、使い方次第で交換の頻度が異なります。交換の必要なタイミングは、摩耗して部分的に生地が薄くなったときや破れたとき。フィット感がなくなり、ブカブカになってきたときは交換が必要です。

ゴルフグローブは手入れを怠らなければ長持ちします。使用頻度の高い人は二枚を交互に使って適当に休ませたり、練習では耐久性のある合成皮革を、ラウンドでは機能性の高い天然皮革をといった具合に使い分ける人もいます。

ゴルフグローブのサイズは実際に試着して選ぶのがおすすめ

ゴルフグローブのサイズの測り方や選び方について解説しました。手の平周囲（手囲い）のサイズでゴルフグローブを選ぶのが基準の選び方ですが、実際はブランドによって微妙に大きさが異なる場合があります。

ショップには、通常、ブランド毎に試着用のグローブが置いてあるので、購入の前に試着してみることをおすすめします。着けたときにしっくりくるかどうかを確かめて、大きすぎず、小さすぎず、ぴったりのサイズを選びましょう。

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ゴルフグローブの選び方についても解説していますので、ゴルフグローブの購入を検討している方はチェックしてみてください。

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