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いよいよ開幕!東建ホームメイトカップ 賞金王奪還目指す今平周吾の想い
いよいよ開幕を迎えるジャパンゴルフツアー。国内初戦「東建ホームメイトカップ」を前に有力選手が今大会とシーズンに向けて意気込みを語ってくれた。まずは2018年と2019年の2年連続賞金王で今季も賞金王レースの最有力候補の一人に挙げられている今平周吾のコメントをお届けする。
コロナ禍が招いた不調はラウンドで解消できた
「東建ホームメイトカップ」は新型コロナ感染拡大により今年も無観客で開催されるが、実は今平周吾もコロナ禍で影響を受けた一人。2020-2021年度は「フジサンケイクラシック」の1勝に止まり賞金ランキング9位と不本意なシーズンを送った。今平はその要因がショットの不調にあったと自己分析する。
「コロナで試合がなくなってトレーニングしかしていなくて、スイングで体重移動ができていませんでした。昔は足踏みしながらクラブを上げていたんですが、知らないうちに静止した状態から上げるようになっていました」
以前の感覚を取り戻すため今年のオフはふだんよりもラウンドを多くこなした。
「いつもはトレーニングをメインにしていたのでラウンドは週1とか。今年はとりあえずラウンドした方がいいかなと思って週3くらいしました。オフは調子がよかったです」
ショットには自信を取り戻しつつあるが開幕戦は「やってみないとわからない」という。その理由は最近の気温の乱高下。
「服を重ね着で打つのと、半袖で打つのとでは感覚もちょっとずれてくるので試合でやってみないとわかりません」
ツアー随一のショットメーカーの繊細な感覚には驚くばかりだが、そこを気にするのはショット自体の調子が戻って来ている証拠ともいえる。また、高負荷のトレーニングを減らしたことが予期せぬ効果をもたらした。
「18ホール回っても疲れにくくなったし、よけいな筋肉が邪魔をしなくなったのか体がスムーズに回るようになってきました」
コメントをつなぎ合わせて考えてみると「(開幕戦は)やってみないとわからない」も「(賞金王は)最後の方で考えればいいかな」も自信の裏返しと受け止めたほうがいいだろう。
写真/圓岡紀夫