OBって何打罰?ペナルティーの罰打数が早わかり!コンペ参加前に最低限知っておきたいルール
ペナルティーの罰打ぐらいはしっかり覚えておきましょう
いよいよコンペのシーズンの到来です。コンペで大事なのは、実はゴルフの腕前より、マナーとルールを守れているかどうかです。「競技者失格」といわれないように、少なくともペナルティーの罰打ぐらいは覚えておきましょう。
OBは「1打罰」で元の場所から打ち直しが基本
仲間内でのゴルフなら、多少ルールを知らなくても「勉強しろよ!」で済みますが、あまり親しくない人もいるコンペともなると、「競技者失格」の烙印を押されることも。そんなことにならないように、最低限のルールは覚えておきましょう。
特に間違えてはいけないのが、ペナルティーの数え方。ここではよく起こりがちなペナルティーについて、何打プラスすればいいのかを解説したいと思います。
まずは一覧表で確認しよう
状況 | 罰打数 | その後の行動 | 備考 |
---|---|---|---|
OBゾーンに入った | 1 | 元のところから打ち直し | ・1打目がOBならば3打目、2打目なら4打目というように、1打足して打ち直せば良い ・ローカルルールとして、「プレーイング4」がある場合、特設ティーから4打目として打つ |
池ポチャ (レッドペナルティーエリア) | 1 | (1)球を打った場所から打ち直す(ティーショットならティーアップ可) (2)赤杭を最後に横切った地点とホールを結んだ後方線上にドロップして打つ (3)赤杭を最後に横切った地点から2クラブレングス以内でボールに近づかない地点でドロップして打つ | 池の中に入ったとしても、打てる状態なら打っても良い。その場合は無罰。 |
池ポチャ (イエローペナルティーエリア) | 1 | (1)球を打った場所から打ち直す(ティーショットならティーアップ可) (2)黄杭を最後に横切った地点とホールを結んだ後方線上にドロップして打つ | ー |
打ったボールが見つからない | 1 or 2 | (1)元の位置に戻り「1打罰」で打ち直し (2)紛失したと思われるあたりで「2打罰」で打つ | ティーショットで打った球が見つからない場合、元に戻っての打ち直しの球は3打目になります。 |
ティーマーカーより前でボールを打ってしまった | 2 | ー | 通称でべそ |
打つ前にバンカー内の砂にクラブが触れた | 2 | ー | ー |
マークを怠りボールを拾い上げた | 1 | ー | ー |
空振り | なし | ー | 「打つ意思があった場合の空振り」は、空振りそのものが1打 |
ティーショットでチョロ | なし | ー | 無罰でティーアップできるが、2打目になる |
では、それぞれ詳しく説明していきましょう。
OBゾーンに入ってしまった
基本的には、「1打罰」です。そして、元のところから打ち直します。1打目がOBならば3打目、2打目なら4打目というように、1打足して打ち直せばいいのです。
ゴルフ場にはローカルルールとして、「プレーイング4(前進4打)」の特設ティーが設置されていて、「OBの場合は特設ティーからプレーしてください」と明記されている場合があります。その場合は、その特設ティーから4打目を打ちましょう。
もうひとつ、これもローカルルールで、OBラインを横切った地点の近くにボールをドロップして、「2打罰」でプレーが続けられるところもあります。ティーショットがOBの場合は、そこから打つ球は4打目になります。
意外と重いロストボールのペナルティー
池ポチャしてしまった
池ポチャしたら、まずはその池がレッドペナルティーエリア(赤杭)か、イエローペナルティーエリア(黄杭)かを確認しましょう。
赤杭の場合は、選択肢は3つあり、いずれも「1打罰」での打ち直しとなります。
(1)球を打った場所から打ち直す(ティーショットならティーアップ可)
(2)赤杭を最後に横切った地点とホールを結んだ後方線上にドロップして打つ
(3)赤杭を最後に横切った地点から2クラブレングス以内でボールに近づかない地点でドロップして打つ
黄杭の場合、(1)と(2)は赤杭と同様ですが、(3)の選択肢は使えません。
池でなくても赤杭、黄杭に関しては、上記の救済処置が適用されます。
なお、池の中(赤杭・黄杭に囲まれた場所)に入ったとしても、打てる状態なら打ってもかまいません。その場合は無罰です。池の場合、打つ前に水面にクラブが触れてもOKです。
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打ったボールが見つからない
いわゆるロストボール(紛失球)というもので、この場合は2つの選択肢があります。
1つは、元の位置に戻って「1打罰」で打ち直す。ティーショットで打った球が見つからない場合、元に戻っての打ち直しの球は3打目になります。
ただ、これだと時間がかかるので、ほとんどのゴルファーは紛失したと思われるあたりで「2打罰」で打ちます。「2打罰」なので、ティーショットがロストした場合は4打目での再開となります。ロスト=不運というイメージがあるのですが、ペナルティーはOBと同じ。
アマチュアゴルファーの中には「1打罰」で再開している人もいるので気をつけてください。
ちなみに、ボールが探せるのは3分まで。「2打罰」はかなり痛いですが、3分経ったら諦めましょう。
そのほか、アマチュアゴルファーがよくやるペナルティーをまとめてみました
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