パターのグリップは千差万別!だからこそ最新トレンドと選び方のポイントを押さえよう
逆上がりできないティーチングプロのゴルフが上手くなる話|第42話
こんにちは。逆上がりのできないティーチングプロ 名取確(なとり・たしか)です。
パターのグリップには、絶対の正解がないという定説があります。確かに、グリップは千差万別で、結局のところ入ればいい!というのが答えですね。平均パット数とか統計がありますが、本当のパター巧者といわれる人は勝負どころのパットを外さない人ですよね。そんな人を想像しながら、パッティングのグリップを考えて行きましょう。
パターはどうやって打つ?
今日はグリップのお話をするわけですが、その前に。
「そもそも、パターをどうやって打ちますか?」と聞かれたら、皆さんどのように表現しますか?
●パチンとインパクトする
●撫でるように
●フォローで運ぶように
●上からダウンブロー目に
など、人によってパターの打ち方のイメージが違うのではないかと思います。イメージが違うんだから、それに対しての構え方や握り方がバラバラになるのは当たり前です。
ですが、原理原則というのは何ごとにもあるわけで、パターにももちろん原理原則がありますから、それを知ったうえで自分に合うものを探すことが重要です。
グリップの原理原則
パターのグリップ方法、これだけはNG!
(1)両腕をピンと張るのはNG
(2)両脇を開くのはNG
(3)両手を全力で握るのはNG
(1)両腕をピンと張るのはNG
×両腕をピンと張る⇒○肘は少しゆとりを持たせる
両腕を伸ばしてしまうと、自分の持っている腕の力をコントロールできません。両手で、重い荷物を持つときを想像してみてください。
手を伸ばしてしまうと力が抜けてしまって持ちにくいですね。肘を曲げて両脇に近いところにある方が体が引き締まって、力がコントロールしやすくなります。
(2)両脇を開くのはNG
×両脇を開いてしまう⇒○脇を閉じて構える
先ほどと同じ理屈で、自分が何か物を持ってコントロールする時に脇を開くという動作をすることはありません。
背中の筋肉など大きな筋肉を使うためには、腕の力を抜く必要があります。パターもクラブの中では一番重いのです。
(3)両手を全力で握るのはNG
×両手を全力で握る⇒○剣道の構えのような力感
“構え”というのは、そこから攻撃にも守りにも動き出せるバランスがとても大事になります。力みのある構えからは、正しいスイングは絶対に生まれません。
自分の重心がどこにあるかを感じるには無心で肩の力を落として、丹田に力を入れて構えれば自然と手の力は抜けるはずです。
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