OKパットって、どのくらいの距離でOKを出すのが一般的? スコアの書き方に決まりってあるの?
PLAY FASTはゴルフのマナーでもっとも大切なもの。みんなが気持ちよくラウンドするためには、ひとりひとりがスロープレー防止の気持ちを持つ必要があります。「OK」はPLAY FASTの意味からも積極的に採用するべき。とはいえ、闇雲ではトラブルになりかねません。
OKが出たら打つ必要はないが、スコアには必ず書き加えなければいけない
月例やクラブ選手権を含めて、競技ゴルフのストロークプレーではまずあり得ませんが、知人や友人とのプライベートラウンドやカジュアルなオープンコンペでは、「OK」を採用してプレーをすることがよくあります。
●「OK」とは…「そのパッティングは打たなくていいですよ」という意味。
例えば、Aさんは親しい知人のBさん、Cさん、Dさんとラウンドしています。スタートホールの1番パー4は、340ヤード。Aさんの1打目のティショットはフェアウェイをキープ。グリーンを狙った2打目のセカンドショットはややショートして花道。3打目のアプローチショットは距離感が合わず、ピン手前5メートルのところでストップ。
4打目のパッティングはわずかに届かず、カップ手前15センチのところで止まってしまいました。
すると、同伴競技者のCさんから「OKだよ」と声がかかりました。Aさんは同伴競技者の3人に対して「どうも」と軽く返答し自分のボールをピックアップ。そしてスコアカードに「5(ボギー)」と記しました。
OKというのは、上記の例のように「最後のパットはとても短くてまず外すことはないので、打たなくていいですよ」という意味になります。OKが出たら打つ必要はありませんが、スコアを記入するときには必ず書き加えなければいけません。
初心者の中にはここを勘違いして、スコアカードに「4」と記入してしまう人がいます。気の置けない知人や友人とのラウンドであれば勘違いで済むかもしれませんが、オープンコンペなどでは、同伴競技者からあらぬ疑いをかけられかねないので注意しましょう。
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