90切り目標ならパー5でパーを狙う必要はない? 大叩きをしないためのマネジメント
もう少しでシングルがシングルプレーヤーになった話
ロングホールで大叩きしてスコアを乱してしまうことはありませんか?90切りを目指すゴルファーであれば、何が何でもパー狙いの攻めのゴルフはいらないかもしれません。ロングホールはマネジメント重視で大叩きをなるべく防ぎましょう!
ロングホールは何が何でもパー狙い?
先日のラウンド中に、90切りを目指しているゴルフ友達からこんなことを聞かれました。それは「ロングホールで大叩きしないのにはどうすればいいの?」でした。私は「もしかして何が何でもパー狙いで攻めのゴルフをしていない?」と聞きました。ゴルフ友達は「パーを取ろうと頑張っている(笑)」と答えました。「ティーショットやセカンドで距離を稼ごうとして、OBや林の中に入れてしまったり、ピンまで50ヤードぐらいのアプローチをミスして、パーを狙っているのにダボやトリになっている」とゴルフ友達は付け加えてくれました。
ゴルフ友達はロングホールでの典型的な大叩きのパターンにはまっていました。私は「90切りは、全ホールボギーでどこかでパーが1つ取れれば達成できる。何が何でもパー狙いの攻めのゴルフでは大叩きをして逆に90切りが難しくなることもあるよ」と答えました。「ボギーを取るためには、ボギーオン2パットをベースに、パーが取れそうなホールだけ攻めた方が良い」と付け加えました。
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ロングホールでボギーを狙うマネジメントとは?
ロングホールでボギーを狙うにはどのようにマネジメントするかを考えてみます。先ほどにも書きましたが、ボギーを取るにはボギーオン2パットがベースです。ボギーオンするためには避けなければならないことがいくつかあります。
【ティーショットでOBを打たない】
ティーショットでOBを打ってしまうとボギーオンすることがかなり難しくなります。ロングホールでパーを取りたいので飛ばしたいと思うと余計な力が入ってOBを打ちやすくなります。500ヤードのロングホールであれば、ティーショットが240ヤード飛んでも、残り260ヤードです。ティーショットが220ヤードだったとしても残りは280ヤードです。どちらの場合も2オンは狙うことはできませんし、ボギーオン狙いであればそもそも2オン狙いは不要です。無理に飛ばそうと力むよりは、セカンドが打ちやすい場所に飛べばいいと思ってティーショットを打った方がOBを避けやすいと思います。
【林の中等のトラブルショットで無謀なチャレンジをしない】
ティーショットを曲げてしまい林の中に打ち込んでしまった時に無謀なチャレンジをして大叩きした経験はありませんか?狭い脱出ルートを選択して上手くいくこともありますが、木に当たって脱出に数打かかってしまうケースがほとんどです。林から脱出した後が4打目や5打目ではボギーオンすることが難しくなってしまいます。でも、林から1回で脱出できれば、3打目、4打目次第でボギーオンできる可能性は十分あります。
【中途半端な距離のアプローチを残さない】
ロングホールの3打目や4打目でグリーンを狙う時に40ヤードや50ヤードの中途半端な距離のアプローチをできるだけ残さない方が良いと考えています。40ヤードや50ヤードの距離はほとんどの方がハーフショットで打つことになります。アプローチが得意な方であれば気にする必要はありませんが、90切りを目指すゴルファーの多くの方はフルショットと比較してハーフショットの方がミスショットをする可能性は高いです。セカンドショットを打つ時になるべくグリーンに近づけることだけを考えるよりも、3打目を得意なクラブでフルショットできる距離を残すことを優先した方が良いと思います。3打目が上手くいけばパーオン、グリーンを外してしまってもアプローチでボギーオンすることができます。
ロングホールの攻略ルートは1つではない!
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