アイアンで低い球を打つ場面は意外と多い? 弾道の高低の打ち分けが役立つ場面と打ち分け方
もう少しでシングルがシングルプレーヤーになった話
高い球と低い球の打ち分けはできた方がいいと思いますか?できないよりもできた方がいいに決まっていますし、低いボールを打つことは実際にラウンド中に求められることが多いです。高低の打ち分けが役立つ場面や、打ち分け方を説明させていただきます。
写真/ゴルフサプリ編集部
高低の打ち分けはできた方がいいの?
先日ゴルフ友達とラウンドしている時に、こんな話になりました。ゴルフ友達が「関西の友人とラウンドした時に、関西のゴルフ場はアップダウンや、タイトなレイアウトが多いからいろいろなボールが打てる人が多いと聞いて、環境の違いによって身につく技術も違うと感心した」と言っていました。続けて、ゴルフ友達から「高低の打ち分けはあまり使ったことがないけどできた方がいいの?どんな場面で役立つの?スコアメイクにどう役立つの?」と聞かれました。
私は「基本的にボールが高いので、高いボールを打つ練習はしたことがないけど、低いボールを打つ練習をたまにしている。ドライバーの高低の打ち分けはまだできないけど、アイアンで低いボールを打つことはできて、ラウンド中でも使う機会が多い」と答えました。
高低の打ち分けはラウンド中のどんな場面で役に立つの?
高いボールが役立つ場面
【フォローのティーショットの場合】
高いボールは風の影響を受けやすいので、上手くフォローの風に乗せられれば、いつもより飛距離を稼ぐことができます。
【グリーン手前にバンカーや池がある場合】
高いボールはボールが落下してから止まりやすいので、グリーン手前にバンカーや池がある場合でもピンを積極的に狙うことで、手前のハザードが気にならなくなります。
【前方に障害物がある場合】
目の前に木がある場合に、高いボールが打てると、左右だけでなく上から超えることも選択肢にできます。
低いボールが役立つ場面
【アゲンストの場合】
アゲンストのホールで高いボールを打つと風に負けて飛距離が落ちてしまいます。また、アゲンストの影響で曲がり幅が大きくなってしまうので、狙ったところにボールを運ぶことが難しくなります。低いボールを打つとアゲンストの影響を受けづらくなります。
【打ち下ろしの場合】
打ち下ろしのホールではボールの滞空時間が長くなるので、高いボールを打つと曲がり幅が大きくなってしまいます。低いボールを打つと曲がり幅を抑えて、狙った場所にボールを運びやすくなります。
【林の中や前方に木がある場合】
林の中や前方に木がある場合、木の枝が邪魔になるため低いボールを打つことが求められます。
高低のボールの打ち分けることで、トラブルに陥ることを未然に防ぐことができますし、トラブルからの脱出にも役立てることができ、スコアメイクにも役立てることができます。
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