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メジャーを20メートル・神がかり的カップインでモノにした今平周吾のドライバースイング解説

2024/10/15 ゴルフサプリ編集部 宮川岳也

先週末に行われた国内男子メジャー『日本オープンゴルフ選手権』は18番ホールでおよそ20メートルのバーディパットを沈め、同スコアで並んでいた木下稜介選手を突き放した今平周吾が優勝。ツアー通算10勝目を、メジャー制覇で成し遂げた今平周吾のドライバースイングを解説。

深い捻転で溜めた力を逃さない左ヒザにも注目!

今平選手は小柄ながらもドライビングディスタンスは288.67(2024.10.14現在)ヤードと、体格にそぐわないほどの飛距離の持ち主です。そのポイントとなっているのはスピーディに腕を振る動きと、淀みなくカラダを回転させる動きのバランスが非常に高い点にあります。

また連続写真からも見てとれますが、バックスイングで右足へしっかりとウェイトシフトし、それに合わせて上半身も強くネジっています。この動作によってトップでは飛ばしに必要なチカラが確実に溜まり、強いインパクトへ還元されるのです。

アベレージゴルファーをはじめ、多くのアマチュアゴルファーはバックスイングでスウェーし、チカラを溜めることができません。さらにスウェーによってスイング軸がブレるため打点が不安定となり、思ったほど飛ばなかったり、思った以上に曲がるといったことになりがちです。

今平選手は2年連続賞金王(2018、19年)にもなったことのある超トッププレーヤー。飛距離だけではなく、正確性の高いアイアンショットにも定評がある選手です。今平選手のバランスのよさを見習うことで、あなたのスイングも少しずつよくなってくると思われます。メジャーチャンピオンのスイングをぜひお手本にしてください。

頭やカラダを右へ傾けずにまっすぐ立ってアドレスするのはトップ選手の共通点。
バックスイングでしっかりと右足へウエートシフトを行う。
上半身も強くネジって深いトップをつくる。
左ひざをアドレスの位置へ戻すようにして下半身リードで切り返すが、上半身が左へ流れたり、突っ込む動きは一切見られない。
ハンドファーストでインパクトすることで、より強いインパクトを実現している。

今平周吾
いまひら・しゅうご。1992年10月2日生まれ。身長165cm。埼玉県出身。2018、19年に2年連続賞金王を獲得。現在、継続中の選手では6シーズン連続優勝を記録。ツアー通算10勝。

解説:宮川岳也(みやかわ たけや)
USGTFティーチングプロ。埼玉県の練習場とインドアスタジオでレッスンを行っている。

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