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花道でのチャックリは“ライのせい”? 逆目だったら迷わずパターを握れ!【中井学のアプローチ】

残り30ヤードから2つで上がる!ショートゲームのコツを中井学がレッスン(21)

2025/02/07 ゴルフサプリ編集部

中井学,アプローチ

花道からのアプローチは簡単! と思いきや、まさかのチャックリ。でも、そのミスはライが逆目だったことに気づかなかったからかもしれない。花道だからといってライが良いとは限らない。「ライを見て、どの番手でアプローチするかを判断してほしい」と言う中井学のアドバイスを聞いてみよう。
写真/相田克己 協力/こだまゴルフクラブ

花道でチャックリするのは多くの場合そこが逆目のライだから

「花道からのアプローチ、絶好なライなのにチャックリするのはどうして?」という質問をよくされます。実際、アマチュアの方がそうなってしまうシーンもよく見かけます。そんな時、多くの人は自分の技術に問題があると思い、体の動きやクラブの入り方などをチェックします。

確かに寄せやすく見えるライだと慎重になりすぎたり、気持ちがカップに飛んでしまって技術的なミスが出ることはあります。でも、それ以上にボールのライが原因になっているケースがかなりあります。

日本のゴルフ場では多くの場合、グリーンに向かう花道には上り傾斜がついています。言うまでもなく傾斜では高い方から低い方へと芝目が向きます。つまり、傾斜の大小に関わらず、上り(左足上がり)の花道では逆目のライになっているのです。

中井学,アプローチ
一見寄せやすく見える花道からのアプローチ。大小に関わらずグリーンまで上っているとライは左足上がりの逆目。チャックリしやすい状況だ。

逆目にあるボールは、たとえ花道でもしっかり打たないと芝の抵抗に負けます。また、大なり小なり左足上がりの傾斜ですからヘッドが地面に刺さりやすくもあります。チャックリが起こりやすい要素が揃っているわけで、簡単そうに見えても、ある程度慣れていないと難しいのです。

中井学,アプローチ
「花道だから寄せやすい」は慢心。必ずボールのライをチェックすることでミスを未然に防げる。

というわけで、左足上がりの花道から寄せる場合に最も安全・確実なのはパターを使うことです。パターで打てばヘッドが極端に上から入ることはないし、振り幅の大きさやインパクトの強さで距離をコントロールできます。グリーンまで距離がある状況では寄せるのが難しいかもしれませんが、ウェッジでチャックリして乗らないよりずっといい。パットの練習にもなるでしょう。

中井学,アプローチ
使い慣れたクラブで最も逆目の影響を受けにくいのがパター。花道からの上りのアプローチでパターを使えるとスコアがまとまる。

とかくアマチュアゴルファーは、練習場で練習したことをコースでやりたがります。当たり前だと思うかもしれませんが、実戦で一番大事なのは、少しでもやさしい方法でアプローチすること。これができるかできないかで、スコアは大きく変わります。

中井学,アプローチ
振り幅の大きさやインパクトの強さで距離をコントロール。ヘッドがレベルに入るので逆目の影響が軽減される。
中井学,アプローチ

レッスン:中井学
なかい・がく/1972年4月14日生まれ、大阪府出身。2003年からプロコーチとして活動し、数多くのツアープロの初優勝に貢献。40歳を過ぎてからプロテスト合格を果たし、トーナメント出場。アマチュアレッスンにも定評があり、YouTubeの「中井学ゴルフチャンネル」では登録者約25万人の実績を持つ。

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