花道でチャックリするのは多くの場合そこが逆目のライだから
「花道からのアプローチ、絶好なライなのにチャックリするのはどうして?」という質問をよくされます。実際、アマチュアの方がそうなってしまうシーンもよく見かけます。そんな時、多くの人は自分の技術に問題があると思い、体の動きやクラブの入り方などをチェックします。
確かに寄せやすく見えるライだと慎重になりすぎたり、気持ちがカップに飛んでしまって技術的なミスが出ることはあります。でも、それ以上にボールのライが原因になっているケースがかなりあります。
日本のゴルフ場では多くの場合、グリーンに向かう花道には上り傾斜がついています。言うまでもなく傾斜では高い方から低い方へと芝目が向きます。つまり、傾斜の大小に関わらず、上り(左足上がり)の花道では逆目のライになっているのです。
逆目にあるボールは、たとえ花道でもしっかり打たないと芝の抵抗に負けます。また、大なり小なり左足上がりの傾斜ですからヘッドが地面に刺さりやすくもあります。チャックリが起こりやすい要素が揃っているわけで、簡単そうに見えても、ある程度慣れていないと難しいのです。
というわけで、左足上がりの花道から寄せる場合に最も安全・確実なのはパターを使うことです。パターで打てばヘッドが極端に上から入ることはないし、振り幅の大きさやインパクトの強さで距離をコントロールできます。グリーンまで距離がある状況では寄せるのが難しいかもしれませんが、ウェッジでチャックリして乗らないよりずっといい。パットの練習にもなるでしょう。
とかくアマチュアゴルファーは、練習場で練習したことをコースでやりたがります。当たり前だと思うかもしれませんが、実戦で一番大事なのは、少しでもやさしい方法でアプローチすること。これができるかできないかで、スコアは大きく変わります。
レッスン:中井学
なかい・がく/1972年4月14日生まれ、大阪府出身。2003年からプロコーチとして活動し、数多くのツアープロの初優勝に貢献。40歳を過ぎてからプロテスト合格を果たし、トーナメント出場。アマチュアレッスンにも定評があり、YouTubeの「中井学ゴルフチャンネル」では登録者約25万人の実績を持つ。


