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「ペブルビーチ」で優勝のマキロイ、そこにTGL創設者の意地を見た!

2025/02/05 ゴルフサプリ編集部

ぺブルビーチ・プロアマに優勝2日後にフロリダへと移動しTGLに出場。かなりの強行軍だった。(写真/TGL)

先週のアメリカPGAツアー「AT&Tペブルビーチ・プロアマ」はローリー・マキロイが逆転優勝でツアー通算27勝目を挙げた。木曜日からの試合を前に火曜日にはフロリダでTGLに出場し、その後アメリカ大陸を横断して西海岸のペブルビーチへ。そして試合2日後も火曜日にフロリダでTGLに出場した。過酷な移動をしながらも結果を出したのは、創設者の意地ともいえるものだった。

「ペブルビーチ」前後の移動は12時間!?

マキロイは1打差の2位からスタートした「ペブルビーチ」で最終日のスコアは66。バックナインは1イーグル、3バーディーの31で回る圧巻のプレーで逆転優勝しました。
カリフォルニア州で行われたこの試合の開幕2日前にはボストン・コモンゴルフの一員としてフロリダ州で開催されたTGLで、タイガー・ウッズがいるジュピター・リンクスGCとの注目カードに出場しています。
TGLが行われたのは火曜日の夜。木曜日からの「ペブルビーチ」に備えて水曜日は練習ラウンドをする必要がありますから、すぐに大陸を横断しました。
「ペブルビーチ」はTGLの期間中に開催されるPGAツアーの試合としては 最も移動距離が長く、飛行機に乗っている時間だけで6時間ぐらいはかかります。
ちなみに羽田、または成田空港からハワイのホノルルまでの所要時間が7時間弱。
6時間でも概ねベトナムやタイまでいくことができる、というとハードさがわかりやすいでしょうか。
さらに「ペブルビーチ」後もすぐにフロリダへの移動ですので、合計で12時間ぐらいは飛行機に乗っていたことになります。

結果を求められる状況できっちりと

アメリカの東西では時差も3時間あります。お遊びでのゴルフ三昧ではなく仕事ですから、こんなハードなスケジュールは本来なら避けたいところ。PGAツアーの試合に影響が出てしまったら本末転倒です。
「ペブルビーチ」はシグニチャーイベントなので予選落ちがないとはいえ、最初の2ラウンドを異なるコースでプレーするフォーマットの大会で練習ラウンドできる日が一日しかないのは大きなハンディキャップにもなります。
PGAツアーとDPワールド(欧州)ツアーを掛け持ちしているマキロイだけに長距離移動は珍しくないとはいえ、ここまでハードなパターンは負担も大きいでしょう。

ですが、こうした“言い訳”はTGL創設者としては口にできないこと。
それを言ってしまったら、マイナスの意味での賛同者?が増えてTGLが立ち行かなくなってしまうかもしれません。
あるいは「ペブルビーチ」での成績が思わしくなかったら、「本業に影響が出ている」と言われかねませんでした。
TGLの評価のためにも結果が求められる、という状況で初日から直接カップに飛び込む“ダンク”でのホールインワン披露。
4日間の平均飛距離336.7ヤードは2位のゲーリー・ウッドランドに17ヤード差をつけてトップ。
ホールインを含めてトータル3つのイーグル数も1位で優勝と文句なしの結果を出しました。
4日(日本時間5日)のTGLはさすがに疲れもあったのか、コリン・モリカワ率いるロサンゼルスGCに敗れましたが、これは仕方ない面もあるでしょう。

悲願のグランドスラムへもつながる?

どうしても勝ちたい。勝たなければならない試合で勝った成功体験は、悲願のキャリアグランドスラムがかかる4月の「マスターズ」にもプラスになるはずです。
TGLではボストンのチームカラーである緑のポロシャツを着るマキロイが、今年こそは「グリーンジャケット」を着られるかもしれませんね。
(文/森伊知郎)

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