「911GTS T‐hybrid」ポルシェ911にハイブリッド登場! キャディバッグの指定席は助手席?
ゴルフに行くならこのクルマ VOL.58|Porsche 911GTS T-hybrid
ゴルフに行くなら、こんな車で行きたい。そう思わせるスタイル、性能、そして魅力を備えた車を紹介する連載企画「ゴルフに行くなら、この車」。今回は「ポルシェ911 GTS T-hybrid」をご紹介します。
GOLF TODAY本誌 No.642/125ページより
文/高橋アキラ
ポルシェは進化し続ける
ポルシェ911は今年で還暦を迎えます。1965年に911は誕生し、現行モデルは992型となり8世代目になります。そのポルシェ911にもハイブリッドが加わりました。
2024年には、「911GTS T‐hybrid」の992型が2型(後期型)となり電動化されています。ただしEV走行はしません。全速度域エンジンで走ります。そのため、エンジンもHEV化に合わせて新エンジンになりました。排気量は600ccアップし3.6Lの水平対向6気筒となり、ツインターボからシングルターボになりました。
一般的なターボの仕組みは、自分の排気ガスでタービン内の風車を回して空気を送り込む仕組みですが、ポルシェのハイブリッドターボはその風車をモータで回します。そのため、アクセルを踏んだ瞬間にダッシュします。
さらに変速機のPDKにもモータを内蔵し、エンジンをサポート。また回生エネルギーを貯める仕事もします。
「911GTS T‐hybrid」には後席はありませんが、一人で、あるいはパッセンジャーと二人でゴルフ場まで朗々としたエンジン・サウンドを楽しみながら爽快にドライブが楽しめます。
ポルシェ911とあなた自身を重ね合わせ、年輪を重ねるたびにクルマもゴルフも高性能化し、知能化も進み、ますます魅力的に。そして誰もが憧れる存在であり、進化し続けるゴルフを楽しんでみてはいかがでしょうか。