渋野日向子のラフからのちょい出しアプローチ連続写真解説
始めから終わりまで手元は胸の前にキープして“体でターン”
アマチュアゴルファーにとってツアープロのスイングは、見ているだけでも勉強になること間違いなし。
そこで、日本女子ツアーの実力者たちのドライバースイング写真を長岡良実プロによる細かな解説とともに、じっくりと堪能していただきたい。
すべてを真似ることはできないとは思うが、参考にすべきポイントは多々ある。継続的に見返すことで、良いスイングイメージが頭に刷り込まれていくことは間違いない。
今回は、みんな大好き・渋野日向子のアプローチ。距離はピンまで10ヤード前後でラフからのチップショットっぽいアプローチを分析する。アマチュアにとっては、学ぶところの多い連続写真だ。
アプローチではどこに落とし、どう転がってピンに寄せるのか、明確なビジョンを持つことが非常に大事です。
転がすにしてもキャリーがどのぐらい、ランがどのくらい、球の高さは? ボールの初速は? ボールのライは? 逆目、順目、横目? など。打つ前に状況判断ができないと、寄せられません。
この渋野選手のアプローチの連続写真からは、これから打つアプローチに対するイメージがあり、そのための構えとスイングをしているということがわかります。
写真は昨年のものなので、オフの間に時間をかけて練習して進化したという“20-21シーズン”のアプローチではありませんが、渋野選手のラフからのちょい出しアプローチを分析し、アプローチ上達のヒントを探してみましょう。