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フェースターンを抑えて方向性アップ!松山英樹のドライバースイングを写真で解説

飛距離なら肩と両腕が作る三角形、方向性なら重心高さを参考にしよう

2020/06/04 ゴルフサプリ 編集部

アマチュアゴルファーにとってツアープロのスイングは、見ているだけでも勉強になること間違いなし。

そこで、日本男子ツアーの実力者たちのドライバースイング写真を長岡良実プロによる細かな解説とともに、じっくりと堪能していただきたい。

すべてを真似ることはできないとは思うが、参考にすべきポイントは多々ある。継続的に見返すことで、良いスイングイメージが頭に刷り込まれていくことは間違いない。

今回はPGAツアー5勝の実績を誇る日本の宝、松山英樹のスイングを解説する。

ボディターンで腕・クラブが振られる曲がりにくいスイング

スイング中の両腕の長さが変わらず、ボディターンで打っていくので基本的には方向性が非常にいいスイングということが言えます。そして、距離的にもタフなPGAツアーで戦うために、強靭で柔軟な身体を日々のトレーニングを通じて作り上げ、維持していることが窺えます。

飛距離が欲しいアマチュアの方は、スイング中の両腕の三角形を崩さず、クラブヘッドを放り投げるようにしっかりと腕を振る、この部分を参考にするといいでしょう。

また、方向性を安定させたいアマチュアの方は、松山選手のように極力フェースローテーションを抑え、スイング中に重心が浮かないで振るという部分を参考にしたいところです。

また、松山選手のアドレスは、非常にバランスがいいです。スタンス幅は、ドライバーの場合肩幅が両足の内側に入るくらい。

どっしりとした下半身にリラックスした上半身、アマチュアの方に参考にして欲しい部分は背骨が右側に6度ほどチルトして傾いている部分。インパクト時にビハインド・ザ・ボールになりやすい形です。

アマチュアの方に多く見られるのは、ボールを上から見てしまっているアドレスです。ボールを上から見ると、肩の入りが浅くなったり、軸がブレたり、パワーが溜めることがえきません。ドライバーの場合、6度~11度くらい右側に背骨をチルト(傾けて)して構えるといいです。

松山英樹のドライバースイング|アドレス

松山選手のアドレスは、スタンスが広めと言われています。このことにより、しっかりパワーを溜めるために捻転した身体が支えられ、スピード感たっぷりに振り抜いていってもバランスを崩さずにフィニッシュが取れるのでしょう。

松山英樹のドライバースイング|バックスイング①

テークバックによって生じる体の回転エネルギーを右足を踏みながら足の内側でしっかりと受け止めています。腕のローテーションは抑え気味なので、フェース向きはアドレス時から変化していません。アマチュアの方もテークバック時に右足内側で地面を踏むというアクションを入れてテークバックできると、スピードが乗るので、ぜひ参考にしてほしい部分です。

松山英樹のドライバースイング|バックスイング②

ハーフウェイバック、いわゆるP2ポジションでも手首のコックが入っておらず、胸と両腕で形成された三角形をキープしたまま体の回転でワイドにクラブを上げています。アマチュアの方は、大きくワイドにバックスイングしようとすると、下半身や頭が右にスエーしやすいので要注意です。松山選手のように右足内側でバックスイングの勢いを受け止められるように心がけたいところです。

松山英樹のドライバースイング|バックスイング③

P3のハーフスイングポジションでも胸と手元の距離(width)が変わらず、体はその場でターンを続けながら、両腕は外側にプッシュするように腕の長さを保っています。これが松山選手のスイングアークが大きくなる所以です。アマチュアの方に多く見られるのは、この辺りから左ヒジが緩み始めて、クラブを担いでしまうようになってしまうこと。要注意です。

松山英樹のドライバースイング|トップ(切り返し)

松山選手は、トップで止まるようなリズムのスイングが印象的ですが、実はその止まっているような瞬間には、すでに下半身はすでに切り返ししていて、ウェイトを両足で真下に踏み込んでいます。上半身や手元の位置がトップポジションに残ることで、下半身と上半身に大きな捻転差が生まれており、PGAツアーでも負けない飛距離が生まれるのだと思います。ですが、そのトップでの間(時間)は、今年に入ってから少し短くなっているようです。

松山英樹のドライバースイング|ダウンスイング①

トップポジションでできた捻転差をキープしたまま、切り返されています。左肩と左腰の高さが切り返し時と変わらないのもポイント。また、手元が引き付けられていないため、手元と体との距離が変わっていない点は入射角がシャローになるポイントです。このポジションでアマチュアの方の多くは、左肩の高さが上がり、起き上がり始めます。左肩と左腰の高さが変わらないように意識してみましょう。

松山英樹のドライバースイング|ダウンスイング②

インパクト直前の写真ですが、しっかりと頭がビハインド・ザ・ボールを維持しています。切り返しで地面に向かって踏み込んだ両足は、ジャンプするように蹴り上げられています。この写真を見ると、ロリー・マキロイ選手のように足を蹴りつつも、松山選手の場合は足の指でしっかりと地面をつかんでいるような印象を受けます。松山選手の優れた飛距離、方向性は、ここもポイントなのだと思います。

松山英樹のドライバースイング|フォロー①

頭のポジションが変わらず、まるでハンマー投げの選手のようにクラブヘッドと頭が引っ張り合っているように見えます。ヘッドスピードが減速せずに振り抜かれている証拠です。アマチュアの方の多くは、クラブヘッドにかかる遠心力に対して腕を引いたり縮めたりして、バランスを取ろうとしがちです。松山選手は頭を残して、腕を気持ち良いほどに解放することで遠心力を有効活用しています。

松山英樹のドライバースイング|フォロー②

この辺りでは、いつまでも視線を下に残さず打球を追うように顔が上がっていきます。アマチュアの方はヘッドアップしてはいけないと思いすぎて、顔を下に向けたまま振り抜こうとしがちです。あまりにも長く顔を下に向けたままでは、体の回転もヘッドスピードも減速してしまいます。

松山英樹のドライバースイング|フォロー③

この写真も松山選手のスイングの素晴らしさを感じさせてくれます。体の回転力とスイングのパワーが、きれいに抜けていっています。解放された右腕は、ここでも伸びたままで限界まで大きなスイングアークを描いています。これは、松山選手をはじめとしたPGA選手の特長だと思います。曲がるのを恐れずにマン振りしながらも、バランスは崩れない! 体幹や足腰の強さ、日々のトレーニングがこの安定したスイングを生んでいるのだと思います。

松山英樹のドライバースイング|フィニッシュ

フィニッシュもバランス良く、回転仕切った格好で視線はボールの行方を追っています。松山選手のように素晴らしいフィニッシュを目指し、意識するだけでもスイングに好影響をもたらすかもしれません。


松山英樹(LEXUS)。まつやま・ひでき。日本ツアー8 勝、米ツアー5勝などの成績を誇る日本人最強ゴルファー。1992年2月25日 生まれ。愛媛県出身。
解説:長岡良実。ながおか・よしみ。1972年生まれ。茨城県出身。習志野CCの研修生となり林由郎に師事し1999年にプロテスト合格。動画で受講できる「長岡プロのゴルフの知識」では高い技術と理論をもとにわかりやすいレッスンを展開中。また、Youtubeチャンネル「長岡プロのゴルフレッスン」も好評。

撮影/高木昭彦(2019ダンロップフェニックストーナメント)

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