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デカヘッドドライバーのトップスイング新常識【PGAプロの連続写真つき】

2019/01/09 ゴルフトゥデイ 編集部

昨今はデカヘッドのドライバーが全盛中。ヘッドがますます大きくなればトッププロたちのドライバースイングも当然進化して対応しているはず?トップスイングに重点を置いて、その変化を再発見してみよう!PGAプロたちのドライバースイング連続写真もあわせて参考に。

ジョーダン・スピースのドライバースイングのシンプルトップを見習おう!

ジョーダン・スピースのドライバースイングで素晴らしいところは、本当にスイング中のムダな動きを最小限に抑えていること。

現代のゴルフクラブには、様々な効能がありますが、それを使い過ぎようとするのも良くない。シンプルなスイングにこそ初めてその効能を発揮するのです。

彼のトップはシンプルにスイングするための要素がたくさん詰まっています。それを以下から説明していきましょう。

《ジョーダン・スピースのようなシンプルトップになるための3つのチェックポイント》

  • トップでフェースの見え方をチェック!
  • シャフトはベスト位置になっているかチェック!
  • クラブだけじゃない、重要な足首もチェック!

ドライバーのトップスイング新常識①:フェースはちょい見せで力強いインパクト!

フェースちょい見せがスイングを1番シンプルに
大きくフェースが見えるような角度や、全くフェースが 見えなくなるようなトップの形は、アマチュアの方にありがちなスライスやチーピンのミスを引き起こします。

このような形のトップがなぜミスを誘発するのかと言うと、ダウンスイングで腕を内側や外側に回転しなければインパクトでフェースが真っすぐに戻ってこないからです。

PGAのトッププロの選手の中にはフェースが見えていたりする選手もいますが、これはトッププロだからダウンスイングでヘッドの向きを真っすぐ戻す技術があるのです。

アマチュアの方はできるだけシンプルに、簡単に真っすぐ飛ばす方法としてフェースちょい見せがオススメです。

《腕を回転させない上げて下ろすだけ》

シンプルの極みはクラブを上げて、下ろす。その動きに限るので、腕を回転させないトップを作って下ろすだけ。

《余計な腕の回転は大きなミスを誘発》

腕を回転させるのは、それだけ余計な動きが入るので、ミスが多くなります。

ブルックス・ケプカのドライバーのトップスイング

今季メジャー2勝の男は超!パワープレーヤー
ブルックス・ケプカのトップもフェースの角度が完璧で、体と腕のパワーを上手く伝達できてます。

リッキー・ファウラーのドライバーのトップスイング

完璧なちょい見せでスピンを減らす
スピンを減らせるような低重心の今どきドライバー。ちょい見せはそれを利用できる。

ジョン・ラームのドライバーのトップスイング

コンパクトなトップでもパワーは十分
コンパクトながらも背中はしっかり目標を向いていて、体の捻転差が作られている。

ダスティン・ジョンソンのドライバーのトップスイング

腕を回転させて打つのはトッププロの技
フェースがほとんど見えない所から腕を回転させて打つことができる。これぞプロの技。

ドライバーのトップスイング新常識②:手元は高め、NOクロスでブレないスイング!

腕とクラブが重なり手元は高めにする
トップでシャフトがクロス (後方から見てシャフトが腕の右側から出てくる)になってしまった場合、ダウンスイングでクラブは行き場所を無くしてしまい、インパクトの時にもまだフェースが開いた状態、もしくは戻そうと意識しすぎてヒッカケてしまうようなクローズなフェースの向きの状態になってしまいます。

後方から見て腕とクラブが重なり、少し手元を高くするのが良いでしょう。高くすることによって、クラブの下ろし場所が定まります。左右にブレにくいダウンスイングになるので、トップでのクラブの向きをそのままにスクエアにインパクトしやすくなるのです。

《良いトップはシンプルなスイングにつながる》

ダウンスイングがブレない=余計な動きを加えない=シンプルなスイングに近づく。

《手元で操作してしまうダウンスイング》

手元の行き場所がないと、無理やり自分で腕をこねたり、フェースを閉じようとしたりの悪循環です。

ババ・ワトソンのドライバーのトップスイング

PGAの中でも高い手元のトップ
高い所から下ろせる“角度”を使える。上から下ろすだけのシンプルトップに近づけます。

パトリック・リードのドライバーのトップスイング

マスターズ覇者もしシンプルトップ
オーバースイング気味でも体は回りきらないで、クラブも決してクロスにならないようにしよう。

トニー・フィナウのドライバーのトップスイング

PGAナンバー1の飛ばし屋はコンパクトなトップが特徴
非常にコンパクトなトップで、高身長を生かした、下ろすだけのブラさないスイングができている。

松山英樹のドライバーのトップスイング

手元高めからのボールに一直線
トップのグリップは、右耳よりもかなり高い位置に収まっているのがわかる。

ドライバーのトップスイング新常識③:足首を内側に曲げてスタートダッシュを決めろ!

パワーをインパクトに注ぐため足首は曲げる
トップのポイントは、クラブだけかと思っている方、必見です。下半身にも目を向けることで、よりシンプルなスイングを作ることができます。

正面から見たときの足首の曲がり方に注目です。トップの時に足首が外側に曲がっていると、ダウンスイングへのクラブや体の動きを一度内側に持って来なければならない動作が入るので、シンプルではなくなります。トップで内側に足首が曲がっているとすぐにでも動き出せる態勢ができます。

トップがスタートでインパクトがゴールと考えると、トップでの勢いの付け方がヘッドスピードを上げて、飛距離にも大きく影響してきます。上手い人の足元を見るとどのプロもトップでは足首が内側に曲がっています。外側に曲がった状態からダウンスイングに入るプロはいません。これが足元の新常識と言えるでしょう。

《足を曲げてすぐに走り出せる準備を》

よーい、ドン!ですぐに勢いがつけられるのは足首を曲げてスタートしているからなのです。

《なかなかスピードに乗り切れない》

足首が内側に曲がっていない状態で走り始めると、スピードに乗れるのはかなり遅くなる。

ポール・ケイシーのドライバーのトップスイング

常に両足の内側で体重移動
常に足首を内側に曲げていることで足の八の字がアドレスからインパクトまで全く崩れない。

ジャスティン・トーマスのドライバーのトップスイング

あまり開かない腰と動かない足下の捻転
腰や足がアドレスとあまり変わらない、アドレスからずっと足の内側で体重をキープ。

小平 智のドライバーのトップスイング

腰は回ってるけど足下は内側に曲がったまま
大きく肩や足元が回っていますが、右足が内側に曲がっている状態は変わっていません。

アダム・スコットのドライバーのトップスイング

“ホワイトタイガー”の洗練されたスイング
腰は回っていますが、足元は全く動いてません。これがスタートダッシュの秘訣です。

GOLF TODAY本誌 No.556 38〜45ページより

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