ラズルダズルより最新ウェッジ『CS-03W』発売。その特徴的なデザインは結果をもたらすためのもの
『ラズルダズル』から、新しいウェッジ「CS-03W」が発売される。ラズルダズルとしては三番目のウェッジとなり、これまでの「CS-01W」「CS-02W」とはデザインを一新している。他とは全く異なるその独創的なデザインは、同伴者を驚かすに違いない。そして実際に試打してみると、そのクラブから放たれるボールと結果は、周りのゴルファーも打った本人も驚くものだった。
“RAZZLE DAZZLE(ラズルダズル)”というブランド名に込められた思い
2015年に生まれた新進気鋭のクラブブランド『ラズルダズル』。その第一弾となった「CS-01W」から最新作「CS-03W」に至るまで、『ラズルダズル』のクラブは常に他にはない独創的なデザインで、ゴルフクラブのさらなる可能性を広げてきた。
『ラズルダズル(RAZZLE DAZZLE)』とは、英語で“きらびやかさ、派手、人を驚かせる、人を混乱、眩惑させる、馬鹿騒ぎ、奇策”といった意味だという。
ブランド名に込められた思いは、ラズルダズルが、単なる道具としてのきらびやかさで人を驚かせるだけはなく、その名付けられたクラブが放たれるボールが人を驚かせ、さらに人を驚かす結果をもたらすように、との思いが込められている。
個性豊かなデザインの「CS-03W」ウェッジ
「CS-03W」を見て最初に驚くのがそのバックフェースのデザイン。きれいな曲線を描くウェーブが何層にもクラブを横切っている。はたしてこのデザインの意味は?
そう疑問に思うだろうが、そこにはロフトごとに果たす役割を的確に実現するための重心配置が行われた結果としてのデザインがあった。
最近のアイアンのストロングロフト化にも対応する多彩なロフトラインナップを揃えており、46°と48°はアイアンからの流れをスムーズにする低重心、50°52°54°は適正な飛距離を打ち分けられる中重心、56°と58°は、高次元なスピンコントロールを可能にする高重心となっている。
また、ネックの長さもロフトによって変えており、バックフェイスのデザインと相まって、重心設計と上下の感性モーメントをそれぞれに求められる役割を発揮するように設計しているという。
カスタムオーダーメイドで自分仕様に
「CS-03W」は、スペックのカスタマイズを受け付けており、自分仕様にオーダーすることも出来る。
《カスタマイズ項目》
【spec】
・ロフト角(45~62°)・ライ角・バウンス角・F.P・ヘッド重量
【仕上げ】
・サテンメッキ・黒染め・ブラックボロン・ノンメッキ・D.L.C
※カスタムオーダーメイドは、特別料金が発生する。カスタム内容によって金額が変動するので、詳しくは取扱店まで問い合わせを。
ラズルダズル「CS-03W」ウェッジを試打してみました!
狙いやすく、打ちやすい、安定感のあるウェッジ
実際に試打してみると、まず構えてみて思うのが、その狙いやすい見た目。ほとんどストレートのネックから綺麗にリーディングエッジへと繋がるフェイスラインは、ターゲットに対してとても合わせやすい。
ボールの後ろにクラブをすっと置くだけで、狙いが定まるスムーズさは、何の迷いもなくスイングに入れる気持ちの安心感をもたらせてくれた。
実際に打ってみても、その狙いやすいという印象は変わらない。今回試打用シャフトとして装着されていた「ATTAS SPINWEDGE IP」との相性も良く、スイング中のヘッドやシャフト先端部のブレが少なく、ボールにコンタクトした時にフェースの向きを安定させやすかった。この感覚は、46°でフルショットの時も、56°でのピッチショットの時も変わりなく、“狙っていく”という感覚を自分の中に芽生えさせてくれる。
また、もう一つ印象的だった部分が、そのソールの抜けの良さ。事前にバウンス角を知らずにラウンドしたので、その時は「けっこうローバウンスなのでは?」と思ったのだが、スペックを見ると、ローロフトもハイロフトもそれなりにハイバウンス。だが、フェアウェイ上からのフルショットやハーフショットでも、ラフからでもフェアウェイからでもピッチショットもアプローチもバウンスが弾かれるということは皆無で、綺麗にクラブが抜けていった。
ソールを見ると、トゥ側もヒール側も綺麗に絶妙に丸められており、さらに抜けやすいようにトゥ寄りに凹みも設けてある。比較的アップライト気味に打つ自分としては、このヒール部分の丸みが抜けやすさをもたらせていたのではないかと考える。
もちろんこのハイバウンスのおかげでバンカーでは無理にフェースを開かなくてもエクスプロージョンはやりやすい。今回試打した時は、雨が上がって直後で砂が非常に重かったというコンディションだったが、サラサラの砂でも、ソール幅も充分あるので、テクニックを駆使しなければ難しいということはなさそうだ。
総じて、バックフェースのデザインは非常に独特だが、構えてみるととてもオーソドックで安心感があり、打ってみても誰でも狙っていけて打ちやすいという恩恵を感じられるのではないかと思うウェッジになっていると思えた。
どんな状況でも安定してピンを狙っていきたいという上級者向きの人にはぴったりだろうし、完全なビギナー向けのお助けクラブではないが、もう一段高いレベルのゴルファーになりたいと考えるゴルファーならば現在のレベルに関係なくオススメしたいウェッジだと思った。
-
構えてみると、非常にストレート感があり、狙いやすさを感じる。
-
ソールの絶妙なラウンド形状が抜けの良さをもたらせている一因なのであろう。
-
ソール幅は充分にあり、バウンスを使った打ち方もしやすい。
-
試打は、アマチュアの阿藤さん。
【SPEC】
■素材 / 軟鉄(S-20C)
■製法 / 鍛造+CNCミルド
■仕上げ / サテンメッキ
Made in Japan
【問い合わせ先】
AZAS GOLF
電話:048-797-8971
ウェブサイト:http://www.razzledazzle-golf.com
【関連】
・最新ウェッジおすすめ人気ランキング20選|選び方のポイントも解説!