ジャンボ尾崎の愛弟子「原英莉花」に学ぶ、飛ばしのBIGフォローの作り方|Part2
昨年、女子ツアーに彗星のごとく現れたニューヒロイン「原英莉花」。抜群のビジュアルに加えて、18年平均飛距離5位の「飛ばし」を武器にランク38位で賞金シードを獲得した実力者。おまけにジャンボ尾崎の愛弟子という話題性の高さから注目度はうなぎ上り!
そんな彼女の飛ばしの秘密を、ジャンボイズムを熟知した重田栄作が解説!
飛ばしのビッグフォローを作る足使い
左ヒザをアドレスの位置に戻すことで切り返すから、下半身リードで、ヘッドを加速して振り抜ける!!!
ビッグフォローを生み出す「腕」の使い方に続いて「足」の使い方もチェック。これが理想の“下半身主導”だ!
左サイドのヒザ、腰、肩と下から順に動く点に注目!
切り返しのポイントは左サイド。下から順に動かす意識が◎!
イメージはこんな感じ…野球のバッティングと同じ!
ステップ打ちのように、左を踏み込んでから体がついてくる、この感覚が◎
左足の踏み込みをきっかけに切り返す理想のダウンスイングに近づくには、野球のイメージが◎。
左ヒザを左にスライドさせる動きを意識して!!
左ヒザを左にズラすと、確実に下半身から動かせて、体重もスムーズに移る。
しっかり足を使うにはスクワットができるような安定した状態で構えておくことも大事
安定感のある構えなら、ダウンスイング時もダイナミックに足のパワーが使える。
《重田MEMO》バックスイングで溜めたパワーを余すことなく発揮できる土台の強さはケタ外れ!
ツマ先やヒザの向きすべてが完璧でいかにも安定感がありますが、特に切り返し時、左へシフトする足さばきは抜群。この強固な土台に支えられているから上体も勢いよく回転するという、理想的な“下半身主導”で加速する振り抜きが可能に。結果、大きなフォローが生まれるのです。
→飛ばしのBIGフォローの作り方【Part3】
←飛ばしのBIGフォローの作り方【Part1】はこちら
2018年 ドライビングディスタンス5位
平均飛距離251ヤードの新・飛ばし女王
Erika Hara
原英莉花(日本通運)
1999年2月15日生まれ。神奈川県出身。173㎝。
勝みなみ、新垣比菜ら注目の「黄金世代」の1人。 2015年より尾崎将司に師事し、長身から繰り出されるビッグドライブを武器に、2018年にはステップアップツアーで2勝を飾り、プロテストにも合格、賞金シードも手にした。今季、初優勝がもっとも期待される若手の1人。
ジャンボ軍団・金子柱憲の専属キャディを6年務め、「ジャンボイズム」を熟知した
重田栄作が解説!!
1968年6月18日生まれ。神奈川県出身。ジャンボ軍団・金子柱憲の専属キャディで4勝に貢献した後、03年にプロテスト合格。07年より山梨アーバングリーン八田でレッスン開始。現在は関東ゴルフ連盟チームKGAジュニアのコーチを務める傍ら、アマチュアからプロまで幅広くレッスン活動を展開中。
撮影トーナメント/2019ダイキンオーキッドレディス、ヤマハレディースオープン葛城
取材協力/シャトレーゼヴィンテージゴルフ倶楽部(山梨県)
GOLT TODAY本誌 No.564 46~53ページより
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