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ゴルフQ&A|アイアンのシャンクを解消するスイング軌道は?【石井プロ】

2019/07/26 ゴルフサプリ編集部

アマチュアゴルファーのお悩みにティーチングプロがお答えする「ゴルフQ&A」のコーナー。今回は、アイアンのシャンクを解消するスイング軌道について、ティーチングプロの石井秀昌プロにアドバイスしてもらいました。アイアンのシャンクでお悩みのゴルファーは、是非ご参考ください。

アイアンのシャンクを解消するには、どのようなスイング軌道が良いのでしょうか?

相談者 男性 / 39歳 / ゴルフ歴10年 / スコア95前後
使用アイアン cobra AMP アイアン 6本セット [ランバックス AMP フレックス:SR]

このアイアンを選んだ理由
以前はタイトリストのアイアンを使用していましたが、ボールが上がらない、つかまりが悪い、少し打点がずれると曲がりが大きいなどの悩みを抱えていました。口コミなどでコブラのアイアンがやさしくてつかまりが良く、コストパフォーマンスが良いということで選びました。

ミドルアイアンで距離を出す時にシャンクしてしまいます。

ショートアイアンやウェッジではシャンクすることはないのですが、6番以上のミドルアイアンでシャンクしてしまいます。

距離の長いショートホールでミドルアイアンのティショットを打つ時、特に打ち下ろしや右側が狭い場合にシャンクしてしまうことが多いです。ある程度飛ばさなければならないという状況で、シャンクが起こりやすいような気がしています。

一度でもシャンクが出ると、他のホールでも同じようにシャンクしてしまいます。状況的に見て、力んでしまうことが原因ではないかと思っています。力んでしまうことで、右手が悪さをしているのではないかと分析しています。

アイアンの打ち方(ストローク)
スイングはダウンブローを意識しているので、打ち込むようなスイングになっていると思われます。打ち込む意識が強すぎるのでインパクトゾーンが短く、少しの打点のズレがシャンクに繋がってしまうのではと考えています。

現在のアイアンの練習方法
ダウンブローではなくレベルブローでボールだけをクリーンに打てるように、ティアップしたボールを7番アイアンで打つ練習をしています。

レベルブローのスイング軌道にするために、打ち込むスイングではなく、払い打つスイングをしたかったので、ティアップすることで払い打つ練習になると考えました。また、ティショットでシャンクすることが多いので、本番を想定してティアップすることで、実践的な練習になると考えています。

石井秀昌プロへの相談
アイアンショットはレベルブローとダウンブロー、どちらで打った方が良いのでしょうか?シャンクを克服するためにはどのようなスイング軌道が良いのかを伺いたいです。よろしくお願いいたします。

今回のお悩みには石井秀昌プロが即断回答!!

石井秀昌(いしいひでまさ)
1989年4月22日生まれ。USGTF(United States Golf Teachers Federation)公認ティーチングプロ。4歳からゴルフを始め、ゴルフの強豪千葉日本大学第一中学校・高等学校で6年間ゴルフ部に在籍。ゴルフの名門中央学院大学在学中、4年生の時より初心者専用ゴルフスクールでレッスンを開始し、月に約1000名の会員を指導、全会員採点による顧客満足度調査では7年連続1位を獲得する。2019年7月1日株式会社ドリームゴルフ代表取締役兼COOに就任。初心者向けゴルフスクール「ドリームゴルフ銀座」にてレッスンを行っている。

石井秀昌プロのアドバイス「アイアンショットは緩やかな軌道のダウンブローを意識してスイングしましょう」

ダウンブローでも緩やかな軌道を意識して

アプローチ以外のアイアンショットでシャンクしてしまう場合は、アイアンの番手による違いはあまりないと思いますので、ご質問の方のようにミドルアイアンだからシャンクしてしまうというのは、苦手意識があるかもしれません。

まず、レベルブローかダウンブローか、についてですが、アイアンはダウンブローで打った方がいいでしょう。ただし、ダウンブローを意識しすぎて上から鋭角にクラブを下ろしてくることはいけません。

鋭角になればなるほど、ヘッドがアウトサイドから下りてきやすくなるので、手元が離れていく動作になります。手元が離れていく、イコール、ヘッドが体から離れますからシャンクが出やすくなります。

緩やかな軌道のダウンブローを意識してみましょう。

スイングを横から見て軌道をチェックしてみよう

アドレスで構えている位置にヘッドが戻って来ればシャンクは出ませんから、基本的にシャンクの理由としてはヘッドが始めの位置より前に出ている状態です。

原因としてはいくつかありますが、ダウンスイングがきっかけなのか、下ろし始めてインパクトの直前からが問題なのか、そもそも初めの構えが近すぎるのか、ということが考えられます。

緩やかな軌道のダウンブローにするためには、適正な位置からアイアンを下ろして来なくてはいけません。自分のスイングを横から見た時にアイアンが自分の右肩より上側を通るか下側を通るか軌道をチェックしてみましょう。右肩より上側を通るほどヘッドが鋭角に下りてしまい、手元が離れてしまいますのでシャンクしやすい状況になります。

右肩を基準にスイング軌道をチェックしてみよう

シャンクが止まらない時はボールから離れてアドレス

一番簡単なシャンクの直し方は、構えた時にいつもよりボールから離れる、という方法です。余裕を作ることで、シャンクを解消できるケースもかなり多いです。

離れるイメージとしては、ボール1個〜5個分の距離を目安に、体からボールを離してアドレスしスイングしてみてください。

ボール1個分ずつ体から離してみるのは、コースでシャンクが止まらなくなった時にも有効な方法です。シャンクが止まらず進まないと思って焦っている時にスイングの修正は難しいので、ボールを置く位置で修正してみるといいでしょう。

ボール1個分ずつ体から離してスイングしてみる

体の回転量を増やしてスイング軌道を修正しよう

打ち込むようなスイングになってしまっている場合は、ティアップして打つ練習で軌道を修正するよりも、緩やかなダウンブローを意識し、体の回転量を増やしてスイングする練習を行った方がいいでしょう。

バックスイングで体の回転量が少ないほど軌道が鋭角になるので、回転量を増やす方が緩やかなダウンブローになってきます。バックスイング時に胸の向きを右に90度向くようにしたり、肩を顎に当てるようにしたりする意識でスイングしてみましょう。

現状のスイングの回転角度を確認したら、もっと深めに体を捻る動きを入れるだけでも軌道は変わりやすくなります。

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