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福田真未が解説!状況別フェアウェイウッド&ユーティリティの打ち方|【第3回】

連載「福田真未のFW&UTレスキュークラブLesson」【第3回】

2019/08/08 ゴルフサプリ編集部

今回も、福田真未にフェアウェイウッド&ユーティリティの状況別レスキューを教えてもらおう! 本人曰く「私もよく曲がるから、トラブルならお任せ!」とのこと……。プロがそんなこと言ってもいいのか少々不安になるが、何と言っても福田はツアー2勝を誇る実力派!
優しい笑顔と核心を突くレッスンでみんなでトラブルショットマスターになろう!

\トラブルショットでお悩みの方/
レスキューショットなら私にお任せ!

福田真未
ふくだ・まみ
(安川電機)
1992年6月15日生まれ(27歳)福岡県沖学園高等学校卒業後、 2011年のプロテストに一発合格。下積み時代を経て、2014年には初シードを獲得。そして2017年の「伊藤園レディス」でプロ初優勝、さらに2018年の「北海道meijiカップ」ではうれしいプロ2勝目を挙げている。

【今回の想定ショット】セカンドショットで思いっきり飛ばしたい3番ウッド。でも右側が全部OB!右だけには絶対に行かせたくないときのレスキューショット

【ライ】
平坦なフェアウェイ

【使用クラブ】
3番ウッド

【目標】
絶対に右に行かせない球で大ケガを防ぐ

3番ウッドで右に行かせないためには・・・

ただただ左にヘッドを出すイメージじゃなくて


左手ギュッでヘッドの開閉を抑えよう!

ヘッドの開閉を抑えてインパクトでフェースが開くのを阻止!

フェースの開きが右に行く原因!→プッシュやスライスが出てしまう

いつも通りのグリップだと、フェースの開閉が抑えられなくなり、インパクトでフェースは右を向いてしまう。

スライスしてしまう方の大半は、フェースが開いたままインパクトしてしまい、右に飛び出てしまうのです。これだと、右にそのまま飛び出るプッシュや、スライスの原因になります。

左手グリップがゆるむとクラブは回転してしまい、インパクトでフェースが開きやすくなる。

フェースの開閉を抑えてヘッドは真っすぐ出す!→ボールが右に出るのを抑えることができる

左手だけギュッと握ることでフェースの開閉をコントロールすることができる。

フェースの開閉を抑えることだけでスイング自体を変えることはしません。フェースの開閉が抑えられる=フェースが閉じたままインパクトできるので、捕まった球が打てます。

フェースを閉じている分、インサイドアウトに振っても球は捕まえることができます。

スイングを変えずに捕まった球が打てる!

右に行ってしまう原因としては、インパクトの瞬間から球が右に飛び出るプッシュか、フェースを開いたままフォローで左に振り抜いてしまうために起こるスライスです。

インパクトでフェースが開いていたらもちろん球は右に飛び出ます。そこからドローさせるには高い技術が必要なので、アマチュアの皆さんはそのまま右へと行ってしまいます。

私が右に絶対に行かせたくない時は必ずインパクトでフェースが右を向かないようにします。左手だけをギュッと握ることでフェースの開閉が抑えられるので、インパクトでフェースが開くことがありません。

アマチュアの方がよく勘違いしているのが、フォローでヘッドを思いきり左に振り抜けば左に球は行くと思っていることです。これは真逆です。フェースの開閉を抑える打ち方をしているので、フォローでヘッドを真っすぐ、もしくはアウトサイドに思いっきり振り抜いても、球は必ず捕まります。逆にフェースの開閉を抑えたスイングでフォローを左にしてしまうとチーピンの可能性があるので注意してくださいね。

絶対に右に行かない3番ウッドをマスターするための真未流3か条

①手のヒラ全体をギュッではなく指を使って握る

手のヒラ全体で握ってしまうと体全体に力が入り、スイングにも力感が生まれてしまうので、グリップは指をグリップに絡めるイメージで握りましょう。

②トゥ側に球を置いて構えると、よりフェースは開閉しにくい

アドレスで球をヘッドのトゥ側において構えることで、トップまでのフェースの開閉を抑えるイメージを持ちやすくなります。スイングの動きを変えることはしませんが、簡単なワンポイントでスライスやプッシュを打たない打ち方になります。

:トゥに構えたままテークバックすると、フェースは閉じたまま上げやすくなる。
:真ん中で構えると、フェースの開閉を使ってテークバックしようとしてしまう。

③フェースはクローズだから安心して真っすぐ振り抜いて!

左に振れば左に行かないと思うかもしれませんが、それは真逆です。フェースが閉じている分、ヘッドをアウトサイドに振り抜いても球は捕まるので、インパクトの後はクラブを巻き込まずに真っすぐ出してあげましょう。

今回の私が1番伝えたいこと


曲げたくないならフェースコントロールが最も大事!

撮影協力/浜野ゴルフクラブ

GOLF TODAY本誌 No.561 122~125ページより

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