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タイトリスト・ボーケイの新ウェッジ「Vokey SM8」について、ボーケイさんに聞いてみた

ゴルフリサーチャーTASKのPGAショーレポート【Vokey SM8】

2020/01/28 ゴルフトゥデイ 編集部

2020年1月22日〜24日の日程で開催されたPGAショー(PGA 2020 Merchandise Show)の様子を、国際金融マンからゴルフリサーチャーに転身したTASK(タスク)がレポート。今回は、ボーケイ・ウェッジの生みの親、ボブ・ボーケイ氏と遭遇したお話。

「Vokey SM8」は正確性の確保に努めたんだ(ボブ・ボーケイ)

昨年11月頃から、その存在は明らかにされてはいたが、のらりくらりと詳細なスペックについては明らかにされてこなかったタイトリスト の新ウェッジ「Vokey SM8」。フロリダ、オーランドで開催されたPGAショー(PGA 2020 Merchandise Show)では、全力でプロモーションが行われていた。

タイトリストの巨大なブースの片隅で、プロモーションの様子を観察していると、なんと、マスタークラフトマンのボブ・ボーケイ(Bob Vokey)さん本人にばったり遭遇! この好機を逃すわけにはいかない。さっそく、気になることを質問してみた。

TASK:ロングランで人気があり、特に評価の高かった「SM7」の後継としての路線を踏襲すると思いきや、「SM8」には外観的変化を感じます。「SM8」には、どのような進化を与えたのでしょうか。

ボーケイさん:これまで広く受け入れられているウェッジとしての寛容性と完成度、使い手の五感に届くフィールはもちろん重視しているよ。「SM8」では、特に正確性の確保に気を使ったんだ。つまり、打出角とディスタンスコントロール。そのための工夫として、なんと重心をウェッジのフェースよりも前に出してフェースを戻しやすくしたんだよ。

TASK:フェースの前に重心を!?……聞いたことがありません。

ボーケイさん:そりゃそうだよ。私のチームはよくやってくれたよ。20年前には、考えもしなかったところに重心があるんだ。音もぜひ聞いてくれ。硬い(Solid)んだけど、柔らかい(Soft)素晴らしい音がするよ。

「SM8」は6種類のソールとともに23のオプションと4種類のフィニッシュ(Finish Tour Chrome / Brushed Steel / Jet Black / Raw)が用意される模様

「SM6」以降は、重心位置をインパクトポジションに近似させる努力を続けてきたこのウェッジ。もはや重心をフェースの前に移動させ、フェースがほぼ自動的に戻る感覚で扱えるようだ。そのため、ホーゼルが長くなり、そのカウンターバランスを取るためにトゥ側にはタングステンを配置されている。

ボーケイ さんに話を聞かせてもらい、2019年11月の「RCMクラシック」から年初の「ソニーオープン」にかけては、ほとんどの「SM7」使用のプレーヤーが「SM8」にスイッチしたというのも頷ける気がする。
しかも、その馴染みのあるフィールについてはボーケイさんが太鼓判を押している。3月の発売が楽しみだ。


ゴルフリサーチャーTASK ■プロフィール/国際金融マンからゴルフリサーチャーに転身。米国のゴルフサイエンス団体「Jacobs3D Golf」のアドバイザリーメンバーであり、日本におけるJacobs3Dアンバサダーでもある。「USGTF Teaching Professional」「TPI Certified」などの資格を持つ。

ボブ・ボーケイ氏と会えてニコニコのTASK氏。ボーケイさん、ありがとうございました。

取材・写真:TASK
編集:角田柊二

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