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ゴルフ初心者が真似したい上級者のアドレス【ハンドファースト・前傾姿勢】

初心者限定・スコアメイクによく効くツボ・第1回|ビギナーにありがちな勘違い。ちょっと意識を変えるだけでみるみるスコアが縮まる

2021/01/17 ゴルフサプリ 編集部

初心者はボールに当てることばかり考えて、ゴルフスイングで一番大事なアドレスを軽視しがち。だが、スイングはアドレスで8割決まるといわれるように、正しいかまえができればナイスショットはほぼ約束されたようなもの。逆に間違ったかまえからナイスショットを打つのは至難の業といっていい。早く上達していいスコアで回りたければまずは形から、上手な人のアドレスを真似することから始めてみよう。

初心者にありがちな勘違い①|ハンドファーストは上級者向けと思っている?

ゴルファーのスキルはボールを打たなくても構え方を見るだけでわかります。上級者ほどアドレスの姿勢がかっこよく、初心者はそれなりです。では、初心者と上級者の違いはどこにあるのでしょう。

一番分かりやすいのはアドレスしたときのグリップの位置です。初心者はグリップを体の真ん中に置いて構える人がほとんどです。これに対して上級者はドライバー以外のクラブで、グリップをボールよりも前に出して構えます。これをハンドファーストといいます。

そして、初心者の構え方(アドレス)がかっこよく見えない理由。それが、以下のようなビギナーにありがちな勘違いにあるのです。

×ハンドファーストは上級者向けのテクニック
○初心者こそハンドファーストを身につけるべき

大事なポイント|ハンドファーストなら見た目がかっこよくてミスも激減する

ハンドファーストは上級者向けのテクニックと誤解している人も多いようですが決してそうではありません。インパクトはほぼアドレスの再現なので、ハンドファーストに構えるのは、インパクトをハンドファーストで迎えるための準備ということになります。

ハンドファーストの最大のメリットは、ボールに対してヘッドが上から入りやすくスイングの最下点がボールの先になるのでインパクトゾーンが長くなることです。それだけナイスショットの確率も上がります。

一方、初心者の場合はボールを上げようとしてすくい打ちになりやすく、最下点がボールの手前に来るのでどうしてもダフリやトップが多くなります。最初からハンドファーストで構えるようにすればこうしたミスを防ぐことができます。

大事なポイント
○ハンドファーストに構えるだけでミスを減らすことができる

【初心者にありがちなかっこ悪い構え】

(写真左)×ハンドレイト|グリップがボールよりも後ろに来るハンドレイト。スイングの最下点がボールの手前になるのでダフリやトップになりやすい。(写真右)×両脇が開く|脇が開いたかまえだと手打ちになりやすい。スイング軌道が不安定になるので芯に当てるのが難しい。

【かっこいいハンドファーストの作り方】

かっこいいハンドファーストの作り方のPOINT
①スタンスの幅は基本的に肩幅と同じくらい
②脇は開きすぎず締めすぎず。グリップを握った後、一度体の正面にクラブを持ち上げて下ろしたときの形が理想
③センターのボールに対し、グリップは左ももの内側に置く。シャフトが飛球線方向に傾きロフトが立つので飛距離も出る

初心者にありがちな勘違い②|胸を張って背中を反らすのが正しいと思っている

初心者にありがちな勘違いには、以下のようなこともあります。

×胸を張って背中を反らして構える
○無理に形を作らず自然体で構える

プロや上級者の構えは前傾していても背筋がすっと伸びていてとてもかっこよく見えます。これに対して初心者は前傾すると猫背になってしまう人が多くいます。猫背になると胸椎が動きにくく十分な捻転ができないので手打ちになります。

また、テークバックのときに体が起き上がりやすいので、フェースが開いたままボールに当たってスライスしたり、上下動が大きくなってダフリやトップしたりします。一方、背筋を伸ばそうと胸を張って背中を反らせたかまえになっている人もよく見かけます。この場合も猫背と同じく胸椎の動きが妨げられるのでいろいろなミスが出やすく、腰椎に負担がかかるので腰痛の原因にもなります。

写真や動画ではプロも背中を反らせているように見えるかもしれませんが、実際には背骨本来のS字カーブをキープしてまっすぐ立っているのです。プロの姿勢を真似するのはかまいませんが、無理に形を作るのではなく自然体を崩さないことが大事です。

【上級者の姿勢と初心者にありがちな姿勢を比較】

○自然な前傾姿勢(写真左)
自然体。その人に会った背中の角度、突っ立てるとかっこわるいので、軽く重心を下げる感じで。

初心者にありがちな構え
×前屈み(写真中)
無理に上体を傾けたり背中が丸くなると見た目がかっこわるいだけでなく、胸椎の捻転を使えないので手打ちになりやすい
×背中反らし(写真右)
胸を張る意識が強すぎると、背筋を反ってしまい前屈み同様胸椎の捻転を妨げてしまう

【かっこいい前傾姿勢の作り方】

無理に前傾を作ろうとすると背中が丸まったり反ったりしやすい。①体の正面でグリップを握り、②③そこからクラブを自然に下ろせばかっこいい前傾姿勢になる。

【ボールとの距離は握りこぶし1個分】

○(写真右):グリップエンドと股関節の間に自分の握りこぶしが入るようにかまえるとかっこいい

×(写真左):体を前に倒しすぎて手が下がるとヘッドのトゥが浮いて左にひっかけやすくなる

【前後の体重配分はあまり気にしなくていい】

つま先とかかとの体重配分は5対5が基本だが、初心者の場合はそれよりも自然に立てるかどうかを優先しよう。

つま先やかかとに体重が寄っていても自分が自然体で立っていられれば無理に矯正する必要はないが、もしダフリが出る場合はかかと寄り、トップが出る場合はつま先寄りに調整してみよう。

大事なポイント
つま先体重はボールとの距離が近くなるのでトップが出やすくなる。かかと体重はボールとの距離が遠くなるのでダフリが出やすくなる。

指導:田所嵩瑛(たどころ・たかあき)
1998年生まれ、茨城県出身。 小学6年生でゴルフを始め、高校卒業後プロを目指してゴルフ場研修生となる。2019年のプロテストで一発合格を果たした気鋭の若手プロ。

撮影/相田克巳
取材・文/吉田宏昭
協力/サザンヤードカントリークラブ

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