さっそく女子プロがツアーで使用開始!! PING 2021 PUTTER全11モデル試打インプレッション
渋野日向子、鈴木愛、比嘉真美子、塚田好宣らが全11モデルをインプレッション
いよいよ開幕した2021日本女子プロゴルフツアー。その開幕戦で鈴木愛、比嘉真美子、セキ・ユウティンらが使用して注目を浴びている最新ギアがある。それが、ピンの最新パター「PING 2021 PUTTER」だ。ピンのパターといえば「SIGMA(シグマ)2」の大ヒットが記憶に新しいが、4月9日に新発売される「PING 2021 PUTTER」は、その大ヒットシリーズを上回る性能を備えているという。そこで、今最も注目されている「PING 2021 PUTTER」のツアープロによる試打インプレッション集をお届けしたい。
ツアープロの感性に応える打感・打音・転がりとミスに強い寛容性
3月4日(木)〜7日(日)に開催された2021年の女子プロゴルフツアー開幕戦「ダイキンオーキッドレディス」では、鈴木愛、比嘉真美子、セキ・ユウティンらが早くも実戦に投入。“最新ギアに目ざとい”アマチュアゴルファーたちは、その性能に興味津々のことだろう。そこで、この注目パターに搭載されたテクノロジーと、実際の使用感をまとめてみた。まずは、「PING 2021 PUTTER」のテクノロジーについて解説する。
「PING 2021 PUTTER」で追求されたのは、「ツアープロの感性と寛容性」。まず、ツアープロの感性だが、これは(1)打感=フィーリング(2)打球音=距離感(3)初速=転がりの3つを指しており、これら3つの要素をツアープロが求める領域に高めている。
これを実現したのが、心地よい打感としっかりとした打音が得られる2重構造のフェースインサートと新溝だ。
ツアープロの感性を満たす「2重構造フェース」と「新溝」
2重構造のフェースインサートは、フェース前面の「ソフトPEBAX」、フェース後方部の「ハードPEBAX」という特性の違う2つのインサートによって構成されている。これによってソフトな打感としっかりとした打音が両立され、ショートパットにおいては繊細なタッチが出せて、ロングパットにおいては距離感が合わせやすくなるというわけだ。
フェース前面部に施された溝は、ツアープロたちのフィードバックから開発された「新溝」が採用されており、しっかりとした打音どおりの転がりの良さを実現している。
次に「PING 2021 PUTTER」で追求された「寛容性=やさしさ」だが、これはピンが一貫して追求し続けているミスに対する強さを指している。ヘッドサイズによって複合する素材を変え、高比重ウェイトを用いた「重量周辺配分設計」を採用することで慣性モーメントを高め、ヘッドをブレにくくしている。これによってストロークを安定させ、芯を外したときの方向性や転がりの低減が抑制されているのだ。
ヘッドサイズによって分類された3つのタイプ
全11モデルがラインナップされている「PING 2021 PUTTER」は、ヘッドサイズによって複合されている素材が違い、その特徴も違う。そして、そのタイプは3つに分類される。ここからは、タイプ別そしてモデル別に、その特徴をピン契約プロによる試打インプレッションとともにご紹介していく。
【タイプ1】ミスに寛容なコンパクトヘッド/7モデル
タイプ1はヘッドサイズがコンパクトで、ステンレススチールとタングステンの複合構造となっている。
どのモデルもコンパクトなヘッドサイズだが、寛容性は抜群。フェースのトゥ・ヒールに配分された高比重ウェイトによって慣性モーメントを高めており、ミスヒットに強く、安定した転がりが得られるのが特徴だ。
ANSER 2|アンサー 2
シャープで長いフェース、視覚的に直線が多いヘッドデザインで、アライメント効果にすぐれた形状。「ANSER 2(アンサー 2)」は、数多くのメジャー覇者に選ばれてきた名器としても知られる。
「ANSER 2」は渋野日向子の推しモデル|「めちゃくちゃかっこいい! イメージどおりのストロークができる」
「2019年に全英オープンで勝った時に使っていたパターの後継モデルということもあって、全11モデルの中でもこれが一番ですね。打たなくても、これがいいって思っちゃいました。それだけ愛着のある形状です。安心感があって、自分のしたいストロークをしやすくて、すごく振りやすいです。打感は軟らかすぎず、硬くもなく、どちらかと言うと軟らかい感じですね。私には、ぴったりで、好みの打感だなって思います。見た目が、めちゃくちゃかっこいいですよね」
ANSER|アンサー
パター業界に革新的な影響を与え「ピン型」という呼称を生んだ、まさに“元祖”というべき「ANSER(アンサー)」が、さらに進化して登場。
「ANSER」は塚田好宣の推しモデル|「構えたときの安心感が抜群な丸みのある形状」
「トゥ側とヒール側に厚みがあることによってヘッドの真ん中がえぐれて見える感じが、安心感を生んでいます。そして、ヒール部分の厚みと丸みが、ボールを包むというか、つかまえやすいイメージを与えてくれます。クランクネックは、構えた時に自然にボールを捕まえやすい形状ですから、右にこすれて逃げていくような球ではなくて目標にしっかりとボールを押し出せるイメージが持てるので、僕はこのネックがすごく好きです。ピンのアンサーが、このネックの始まりですしね」
TYNE 4|タイン 4
ツアーでも人気のツノ型形状の「TYNE 4(タイン 4)」。操作性にすぐれ、タッチの出しやすさが特徴のモデル。ヘッド後方に張り出した2本のツノが、スッと自然にテークバックしやすいイメージを与えてくれる。
TYNE 4は永野竜太郎の推しモデル|「構えやすくテークバックしやすいツノ型」
「ツノ型形状のおかげで、ヘッドがどこを向いているかがわかりやすいですよね。それに、テークバックが引きやすく、全体的に安心感があります。また、ショートスラントネックが採用されているので、構えやすさとヘッドの引きやすさに操作性がプラスされています。自分の感性を生かして、タッチを出していきたい人にも向いています」
TYNE C|タイン C
「PING 2021 PUTTER」の中で、唯一のセンターシャフトタイプの「TYNE C(タイン C)」は、角が伸びたようなTYNE独自の形状にセンターシャフトで操作性の高さをプラス。打ち出す方向をイメージしやすく、安定した転がりを実現する。
TYNE Cは比嘉真美子の推しモデル|「直進性が高く、球がヨレずに力強く転がってくれる」
「すごい私の好みにピッタリのヘッドです。自分の動きに対して、シンプルにヘッドがついてきてくれて、ショートパットをしっかりヒットして打てる形状がとても気に入っています。センターシャフトはシンプルに構えられて、ポンと打てるので、よけいな思考が入りにくく、シンプルに打ちたい人には最適だと思います。力がダイレクトに球に伝わって、直進性がすごく高いですし、転がりも力強いので、球がヨレずに転がってくれます」
KUSHIN 4|クッシン 4
ヘッド後方部が長くなった“四角いヘッド”のアンサータイプで、座りの良さが特徴の「KUSHIN 4(クッシン 4)」。また、ヘッド後方にボリュームがあるため、ヘッドがボールを押し出していってくれるイメージがあり、インパクトで緩んでしまう人をサポートしてくれる。
KUSHIN 4は額賀辰徳の推しモデル|「まっすぐ構えやすい。座りがいい四角いヘッド」
「ヘッドが四角くて、ターゲットに対してまっすぐ構えやすいです。そして、座りが良くてテークバックがとてもしやすいです。「ANSER」よりヘッド重量が10グラム重いそうですが、特に重すぎるというわけではないので、アマチュアの方も違和感なく使えると思います。それに、重い方がヘッドのブレは抑えられるので、この重さに違和感がない人は、より安定したストロークができると思います」
ANSER 4|アンサー 4
ネックが短く、タッチを出していきたいゴルファーに適している「ANSER 4(アンサー 4)」。また、重心がトゥ側に設定されているため、ヒッカケを抑制してくれるのも特徴。フェースの開閉が多いストロークタイプに適している。
鈴木愛
「これだけヒッカケなければ、左に振っていきやすいので安心してストロークできます。それが、このパターの強みです」
DS 72|DS 72
ブレードとマレットの中間サイズの“ミッドマレット”タイプの「DS 72」は、ヘッド後方部にボール幅サイズのくぼみがあり、そこに白いラインが引かれている。このデザインが、ターゲットに対して構えやすいイメージを生み出している。
比嘉真美子
「とても安心感のある見た目であることと、ショートパットやバーディパットといった大事な場面で感性を引き出してくれる形状だと思います」
タイプ2|安定した転がりが魅力の深低重心設計/3モデル
タイプ2は比重の軽いアルミニウムのボディに、高比重ソールプレートを複合した深低重心設計。シリーズ中、最も安定した転がりが得られるタイプだ。このタイプ2は鈴木愛の推しモデルである「OSLO H(オスロ H)」と「CA 70」、「FETCH(フェッチ)」の3種類がラインナップされている。
OSLO H|オスロ H
ぶ厚いトップブレードと長いサイトラインが安心感と構えやすさを与えてくれる大型マレットの「OSLO H(オスロ H)」。高比重ソールプレートによる深低重心設計で、ミスヒットに対する強さと安定した転がりが特徴。
「OSLO H」は鈴木愛の推しモデル|「安心感抜群のぶ厚いブレードと大きめヘッド」
「ブレードの部分がぶ厚いので、どこを向いているのかすごくわかりやすいし、真っすぐ引きやすいです。形状、打感、転がり、どれをとっても自信を持ってパットできるイメージしかないです。安心感は抜群ですね。それから、インパクトでの喰いつきがいいので、スライスラインとかで“最後に切れちゃう”という心配がなく、しっかり打っていけます」
CA 70|CA 70
ヘッド上部に1本の長いサイトラインが走っているのが特徴のミッドマレットタイプ。この形状とデザインが、安心感を与えてくれるとともに、ターゲットに対してまっすぐ構えやすくしてくれる。
額賀辰徳
「白い線の存在感がすごくて、まっすぐターゲットに構えやすいです。やさしさ満載という感じのヘッドですね」
FETCH|フェッチ
3本のサイトラインが特徴的な「FETCH(フェッチ)」は、アライメントのとりやすさが際立つ。また、ソール部分には空洞が設けられており、重量がヘッド外周に配置されるので慣性モーメントが高く、安定したストロークを可能にしてくれる。
比嘉真美子
「白のラインが強調されていて、とてもセットアップしやすいです。このデザインの効果で、ショートパットがすごくやさしく打てると思います」
タイプ3|高慣性モーメントが追求されたブレないヘッド/1モデル
タイプ3は「HARWOOD(ハーウッド)」のみをラインナップ。重心から最も遠い四方にタングステンが配置された設計で、全11モデルの中で、最も高い慣性モーメントを備えたモデル。アライメント効果にすぐれた3本のサイトラインも搭載。
HARWOOD|ハーウッド
全11モデルの中で、最も「寛容性=やさしさ」が追求された大型マレットタイプのヘッドは、重量周辺配分設計によって上下左右のMOIが10,000g/cm²を超えた究極にブレないヘッドを実現している。
HARWOODはセキ・ユウティンの推しモデル|「ヘッドがブレずにまっすぐストロークできる」
「ヘッドサイズとても大きくて、ヘッドの重みが感じられるパターです。初めて見て、握った瞬間、安心感がとても伝わってきました。ストローク中も、ヘッドが左右にブレることがなく、まっすぐストロークができます。ヘッド上部にデザインされている3つのライン(サイトライン)がはっきりと見えやすく、両サイドの線がボールの幅と同じになっていることで、より安定感を持ってストロークできると思います」
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