ゴルフ グリップ交換。自宅でもお店と同じ仕上がり可能なおすすめアイテム
中古クラブ売買の裏ワザ教えます!! Vol.11
中古クラブの世界で30年! 中古クラブに関する知識において、レジェンドと呼ばれる中山功一氏が中古クラブの得する扱い方を伝授します。
GOLF TODAY本誌 No.589/72ページより
中山功一
なかやま・こういち
かつてはフェスティバルゴルフでゼネラルマネジャーを務めるなど、中古クラブ業界に携わって約30年。ゴルフ雑誌での連載、中古ゴルフクラブ関連の著書も多数。テレビ東京系列「なんでも鑑定団」にも鑑定士として出演。
自宅でもお店と同じ仕上がり可能!
まだまだ日本ではコロナ禍がおさまらず、都市部を中心に緊急事態宣言が続いている状況ですが、こんなときだからこそ中古クラブもDIY感覚で調整する技を覚えてみてはいかがでしょうか?
最も簡単に自宅でできる作業の1つがグリップ交換です。作業工程としてはグリップカッターなどを使ってグリップを外すところからスタートしますが、家庭用のカッターでも代用できます。グリップを外したら、テープが貼ってあったところを拭きますが、このときにコロナ対策で買ったアルコールなども有効活用してください。テープがはがしにくいときは、ドライヤーが使えます。その後、シャフトに下巻きテープを巻いていきますが、オススメはニットウ(日東電工)の両面テープ。多くのゴルフ工房や中古ショップでもニットウを使っています。その理由は、長く使った後でもはがれやすいので、圧倒的に扱いやすいこと。もちろん接着力も問題ありません。
次はいよいよ新しいグリップに溶剤を入れる過程です。クラフトマンの中にはスプレー用の溶剤を使う人もいますが、スプレーは慣れていないと使いにくい。だから、自宅ではじめてやる人はホワイトガソリンを使ってください。ホワイトガソリンはアウトドア用のランタンなどに使われてもので、コールマン製がベスト。プロトーナメントのツアーバンでもホワイトガソリンを使っているメーカーは多いです。その理由は乾燥時間が短いので、翌日のプレーに間に合うからです。
中古ショップで売っている名器のアイアンセットを安く購入しても、グリップ交換で1本500円の工賃を払うのはもったいない。巣ごもり期間にグリップ交換をマスターできれば無駄な経費をおさえつつ、ゴルフクラブへの愛着もわくようになるので一石二鳥。スコアアップにもつながるかも!?
裏ワザ〈グリップ交換編〉
●工具の代わりはカッター、ドライヤー
●両面テープはタテ巻きでも問題なし
●スプレーよりもホワイトガソリンがオススメ
中山功一セレクト
今月のオススメ中古No.1
〈タイトリスト 818 H1〉
アクシネット ジャパン
タイトリストと言えばまずはボールがあって、ドライバーやアイアンの印象が強いですが、実はユーティリティの完成度もすごく高い。ユーティリティは兄弟モデルとして発売されることが多いですが、特にやさしいタイプは名器揃い。18年モデルの『タイトリスト 818 H1』も飛距離、打感、やさしさの3拍子が完璧に揃っているので中古クラブとしては超オススメです。
ゴルフグリップおすすめ人気10選|2024年最新ランキング!
この記事では、ゴルファーに人気のゴルフグリップおすすめ10選をランキング形式で紹介します。 ゴルフグリップ選びの基準...