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野村タケオがブリヂストン「B1/B2ドライバー」を試打レビュー!

2021/10/29 ゴルフサプリ編集部

野村タケオがブリヂストン「B1/B2ドライバー」を試打レビュー!

みなさんこんにちは。ゴルフバカイラストレーターの野村タケオです。JLPGAは終盤になり古江彩佳プロの活躍が素晴らしいですね。2週連続優勝も果たし、賞金ランキングを独走している稲見萌寧プロを猛追しています(10月27日現在)。そんな古江プロがここ数試合使っているトライバーがブリヂストンゴルフの「B1ドライバー」です。このドライバーはブリヂストンゴルフの新製品で、古江プロの使う「B1」の他にも、捕まり性能の高い「B2」、そしてプロや上級者も満足できる操作性の高い「B-Limited」の3種類があります。その中から今回「B1」と「B2」をコースで試打する機会がありましたので、レポートしたいと思います。

撮影/野村タケオ

B1・B2ドライバーってどんなクラブ?

B1・B2ドライバーってどんなクラブ?

ブリヂストンののクラブには、競技志向ゴルファー向けの「Tour B」シリーズとエンジョイゴルファー向けで優しく打てる「JGR」というシリーズがありました。その2つを「Bシリーズ」という一つのブランドに統合して展開することになったようです。「Tour B」が今回は「B1」になり、「JGR」が「B2」ということになりますね。

テクノロジー的には前作でも採用されていたサスペンションコアが採用されています。今回のニューサスペンションコアは素材や構造を変更することで高初速エリアが拡大され、さらなる飛距離アップと共に、オフセンターヒット時の飛距離ロスが軽減されています。

サスペンションコア。これのおかげで高初速エリアが拡大され、飛距離アップが実現されています。
サスペンションコア。これのおかげで高初速エリアが拡大され、飛距離アップが実現されています。

またクラウン部分にはハニカムストリングが内蔵され、インパクト時のクラウンのたわみを、その高い復元力で高初速、高打ち出し弾道に変換してくれます(ブーストパワーテクノロジー)。フェース面にはロースピン弾道のためのミーリングが施されているのですが、センター部分よりもトゥ側、ヒール側のミーリングを荒くすることにより、オフセンターヒット時のスピンを抑制し、直進性を向上させています(パワーミーリング)。

まずはB1ドライバーを打ってみた!

今回の試打は主にカスタムシャフトとして用意されているSPEEDER NXとATTAS KING、TOUR AD UB、Diamana PDをいろいろとカチャカチャで差し替えながら打ちました。

まず構えてみると、投影面積はけっこう大きめで難しさは感じないですが、大きすぎる感じもないですね。少し丸めの形状ですが、構えやすいです。打感は少しカチッとした打感。柔らかいというよりはしっかりとした打感ですね。前作の「Tour B」ドライバーの方がもう少し柔らかい打感だったような気がします。

B1ドライバーにはヘッド後方部に移動式のウェイトが付いていて、弾道調整ができます。
B1ドライバーにはヘッド後方部に移動式のウェイトが付いていて、弾道調整ができます。

めちゃくちゃ強い弾き感のようなものは感じないですが、初速はけっこう出てるように感じました。打音は少し低め。
弾道は中弾道というところでしょうか。あまり上がりやすいヘッドという感じではなく、強めで前に行く球が打てる感じです。ヘッドの機能としては捕まり性能が高いわけではないですね。僕だと捕まえに行けば少しドロー気味の球が出るかな~というくらいで、ドローヒッターの人も安心して打っていけそうです。フェードヒッターの人も思い通りのフェードが打ちやすそう。操作性がほどほどにいい感じ。

ミスヒットしたときにも曲がりが少なめで、あまり飛距離も落ちません。これはありがたいですね。

シャフトをカチャカチャしながら打ちましたが、僕の場合はB1のヘッドには少し捕まえてくれるシャフトのほうが良かったので、ATTAS KINGかSPEEDER NXが好感触でした。特にATTAS KINGは適度に捕まえてくれて、中断道で軽めのドローが打ちやすく、ランも含めた飛距離が出ているような気がしました。

B2ドライバーを打ってみた!

構えてみた感じは、正直言って鈍感な僕はあまり違いがわかりません(笑)ほんの少しヘッド後方が長いのかな~って感じです。打感や打音はあまりB1と変わらないように感じましたが、あきらかに打ち出し角度が違います。B2は打ち出された瞬間から弾道が高い。しかも捕まりも良くて、かんたんに高弾道で軽いドローの球が打てました。逆に、自分で捕まえに行ってしまうと捕まりすぎる感じも。大きいヘッドですが、ヒール側に大きなウェイトを配置してあるので、フェースのターンがしやすい。スピン量は少なめながらも少なすぎることはなさそうで安定した弾道になります。

B2ドライバーはヘッドのヒール側内部にウェイトが配置されており、ヘッドがターンしやすくなっています。
B2ドライバーはヘッドのヒール側内部にウェイトが配置されており、ヘッドがターンしやすくなっています。

B1同様、このヘッドもミスヒットには強く、少しのズレくらいではあまり弾道に変化がありません。

B2も色々とシャフトを変えながら打ちましたが、B1とは違い、あまり捕まりすぎるシャフトだと左が怖いかな~って感じです。僕は最初はTOUR AD UBかDiamana PDあたりが良いのかなと思ったのですが、最終的にはSPEEDER NXが軽いドローが打ちやすくて飛んでいたような気がします。フェードで攻めるとか、完全に左のミスを消して叩いていきたいのであればTOUR AD UBやDiamana PDのほうが扱いやすいでしょうね。

結局僕が使うなら、どれ?

1ラウンドしながら、2つのヘッドにいろんなシャフトを入れ替えながら打ちましたが、どちらにも言えることはミスヒットにけっこう強いってことですね。ちょっと曲がったりしてもそこまで大ケガにはならない。
そしてB1は多少操作をしながら、強い弾道で飛ばしたい人。B2は楽にボールを上げて、捕まった球で飛ばしたい人に良いんじゃないでしょうか。シャフトとの相性はあれど、確実にB2のほうが高弾道で捕まった球が簡単に打てます。
僕は当初、古江プロと同じB1ドライバーの方が弾道が強くていいな~と思ったのですが、ラウンド中に何度も打っていると、確実にB2のほうが結果が良いんですよ。弾道も安定しているし、自分で捕まえに行かなくても勝手に捕まってくれる。あまり何も考えずに気持ちよく振ればナイスショットになってくれる感じが気に入りました。僕が使うならB2にSPEEDER NXの5Sかな~って思ってます。

男子、女子ともに契約プロが使い始めてさっそく結果を出しているBシリーズドライバー。ぜひ一度みなさんも試してみてください。

<取材・文> ゴルフバカイラストレーター 野村タケオ

野村タケオの自画像イラスト,親指立ててナイスのサイン


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