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誰よりもボールにこだわるタイガー・ウッズが認めた「TOUR B X/XS」ボールの進化

さらに進化したNEW「TOUR B X/XS」を関浩太郎が試打インプレッション【PR】

2022/02/11 ゴルフサプリ編集部

誰よりもボールにこだわるタイガー・ウッズが認めた「TOUR B X/XS」ボールの進化

使用するクラブやボールに強いこだわりを持ち、自身が求める理想の性能が得られなければ「絶対に使わない」ことで知られるタイガー・ウッズ。そのタイガーが認めたボール、それがブリヂストンゴルフの「TOUR B X/XS」だ。2月11日に2022年モデルが発売された新しい「TOUR B X/XS」は、そんなタイガーが求める『ディープ感=乗り感』を追求して開発された。タイガーのこだわりは、どんな性能として具現化されたのか。関浩太郎の試打とともに解説する。

写真/Getty Images、相田克己

タイガー・ウッズが復帰戦で使うことを決めた新しい「TOUR B X/XS」ボール

昨年12月に開催されたPNC選手権で、同年2月の自動車事故以来、初のプレーを披露したタイガー・ウッズ。メジャーチャンピオンが親子で参戦する試合を“復帰戦”に選んだタイガーは、長男のチャーリー君とともに2位フィニッシュという素晴らしい結果を出した。

さて、ここでタイガーが復帰戦で使用していたボールに注目してもらいたい。「ブリヂストンの新しいTOUR B XSでしょ?」と思った情報通のみなさん、その通り。タイガーは、この試合で2022年2月11日に新発売されたニューボール「TOUR B XS」を使用していた。

だが、使用するボールには、誰よりも強いこだわりを持つタイガー。そんなタイガーが、大事な復帰戦で新しいボールを使ったということは、そのボールが『前よりも優れている』ことが証明されたということだ。

世界中のゴルフファンから愛され、実力を認められたタイガー。新しくなった「TOUR B X/XS」には、どんなテクノロジーが込められているのか。そして、その性能はどのような進化を遂げたのか、解説していきたい。

タイガーが求めた「ディープ感=乗り感」を追求

新しい「TOUR B X/XS」において、タイガーが求めたのは『インパクト時のディープ感』だという。トッププロの繊細な感覚からもたらされたこの表現。我々アマチュアゴルファーにわかりやすい言葉に変換すると「ボールがフェースにしっかり『乗る感覚』と低い打球音」ということのようである。それにより「打球をイメージ通りにコントロールできる感覚」ということになる。

このタイガーが言うところの『ディープ感』は、日本のプロやゴルフメディアの間では『乗り感』と表現されることが多い。

では、この難題とも取れるタイガーの注文を、ブリヂストンはどのように応えたのか。もちろん、これまでと同等以上の飛距離性能とスピン性能を持たせた上で、である。

これまでの「飛んで、止まる」を継承し、「フェースに乗る打感」を進化

まず、新しい「TOUR B X/XS」は、これまで同様に高いレベルでの「飛んで、止まる」性能が継承されている。これは、フルショットでは「低スピン」「高初速」で飛ばし、グリーン周りは「高スピン」「低初速」で止めるというスピンコントロール性能とスピードコントロール性能のことである。

この優れた「飛んで、止まる」性能に加えてタイガーが言うところの『ディープ感=乗り感』である「アプローチではフェースに乗る打感でコントロールできる」という部分を進化させることに成功した。

この『乗り感』を実現したのが、新開発の「リアクティブiQ・ウレタンカバー」と「スリップレス・バイトコーティング」の働きだ。ウレタンと相性の良い新しい衝撃吸収材を、従来の衝撃吸収材に加えて配合することで、フェースへの『乗り感』をアップさせ、高いコントロール性を感じさせることに成功した。また、この新規配合によって、傷つき性の低下と打音悪化(硬化)させずにアプローチ時での反発をダウンさせることにも成功している。

「フェースに乗っている感覚がある」
「フェースにくっついている時間が長い」

アプローチショットにおいて、新しい「TOUR B X/XS」と前のボールを比べると、そのような感覚が得られるはずだ。では、この進化した「TOUR B X/XS」を、試打のスペシャリトと呼ばれるクラフトマンでありプロコーチでもある関浩太郎氏に試打をしてもらおう。

\タイガーが認めた“乗り感”/

NEW TOUR B X/XS特設サイト


こんにちは、関浩太郎です。さてさて……すでに皆さんご存知だと思いますが、ここ最近のブリヂストンの「TOUR B X/XS」の活躍はすごいですよね。

タイガーやデシャンボーが認めているだけでも十分すごいんですが、デシャンボー はこのボールで全米オープン制覇しています。国内男子ツアーでは木下綾介選手が2勝、堀川未来夢選手と比嘉一貴選手が1勝、金谷拓実選手は2勝しています。マット・クーチャーも1勝していますね。

2020-21シーズンの国内女子ツアーでもたくさん“勝っているボール”です。賞金女王の稲見萌寧選手が9勝、年間最優秀選手の古江彩佳選手が6勝、そして原英莉花選手が3勝、大里桃子選手が1勝、吉田優利選手は2勝、堀琴音選手は初優勝……通算52戦24勝で勝率No.1という、強さ。この勝率で、すでに「このボールはすごいです」と証明されていますよね。

そのすごいボールがさらに進化したわけです。
では、前置きはこのくらいにして、試打インプレッションをしていきます。

まず、カバーがいいですね。音からして違います。クラブでコロコロと転がしてみると、前と比べて軟らかくなったことがわかります。前のモデルはコツコツという音に近かったんですが、新しい「TOUR B X/XS」は ポクポクという音がします。気になる方は試してみてください。

では、打ってみましょう。ロフト角56度、50ヤードのアプローチです。まず感触は……「TOUR B X/XS」どちらも前のモデルより“つぶれ感”が増していますね。フェースに乗っている時間が、前よりも長くなっている感覚があります。そして、打ち出しは優れたツアーボールらしく低め、いいですね! ツアーボールはこうでなくてはいけません。

スピン性能が劣ったボールや、アプローチ時の反発力をコントロールできていないボールだと、こうはなりません。ポッコンと高く速く打ち出されてしまいます。

ですが「TOUR B X/XS」だと、そうはなりません。アプローチでは「高スピン・低初速」のコントロールしやすいボールが打てます。

「TOUR B X」のスピン量は7500〜7600回転で安定

ちょっと強めにスピンをかけてしまったので8000回転を超えていますが、平均して7500〜7600回転で安定していました。

上のデータは「TOUR B X」の測定データですが、打ち出し角度は低め、そしてスピン量は8176回転(!)。このデータは、ちょっとスピンをかけようという意識が強めで打ってしまったこともありますが、すごいスピンがかかりやすいです。これなら一般アマチュアの方でも6000回転は、楽に出ると思います。

何球か打たせてもらいましたが「TOUR B X」は、7500〜7600回転で安定していました。安定感もバッチリです。

そして、今回追求されたという「乗り感」も感じさせてくれます。これなら、トーナメンコースのグリーンのように速くてカチカチなコンディションでもピタッと止まりますね。

「TOUR B XS」のスピン量は7900〜8000回転で安定

普通に打つだけで7900回転前後のスピン量です。これがドライバーショットになると、見事に低スピンになるんです。すごいですよね。

では、次に「TOUR B XS」を打ってみます。打感は「TOUR B X」よりも軟らかく感じられます。両者の違いは、表面(カバー)に軟らかさを感じて、コアがつぶれて打ち出される感覚が強いのが「TOUR B X」。表面(カバー)もコアも、両方とも軟らかく感じられるのが「TOUR B XS」でした。ボールのつぶれ感は「TOUR B XS」のほうが若干増していまるように感じられますね。

このフィーリング(感覚)というのは、人によって感じ方は違うと思います。ですが「TOUR B X/XS」は、おそらく万人が“球持ち感(乗り感)”がいいね、という感想を持つでしょうね。

スピン量は7921回転、打ち出し角度は27度、打ち出しが低くていいですね。「TOUR B XS」も何球か続けて打ちましたが、スピン量は7900〜8000回転で安定。「TOUR B X/XS」のアプローチにおけるスピン安定性は素晴らしいですね。ちなみに、ちょっとトップしちゃったな〜と思っても、6500回転近く出ていました(笑)すごいスピン、かかります。

初速が「TOUR B X」よりも少しだけ落ちますが、これは狙い通りでしょう。スピンコントロール性をさらに重視した「TOUR B XS」と、若干飛距離が重視された「TOUR B X」との違いが、しっかりと出ているということになります。

上級者だけでなく、中級者にも「上達のために」使ってほしいボール

タイガーが使う「TOUR B XS」とデシャンボー が使う「TOUR B X」、それぞれ打ってみましたが、前に比べると全体的に軟らかくなったという印象です。

そして、どちらもスピンコントロール性能が増しています。これは「乗り感」にこだわった進化を実現させた成果のひとつでしょうね。新たしいカバーによって、アプローチにおけるコントロール性が向上していることは、確かです。そして、このことはフルショットにおける球筋の打ち分けも、より容易になったということにも繋がっています。

どちらを使うべきか……悩まれるゴルファーの方は多いでしょうね。正直、フルショットにおける飛距離性能は甲乙つけがたいです。どちらも高初速・低スピンを高次元で実現していますし、測定データをご覧になっていただければわかるとおり、アプローチにおいては低初速・高スピンを実現しています。

こうなってくると、個々人のフィーリング次第ということになります。より心地よく感じる打感(打音)はどちらなのか、みなさんの感覚で選んでいただくのが良いでしょうね。

また、上級者だけでなく、アベレージゴルファーの方にもオススメです。こうした正確かつ安定した性能を発揮してくれるボールを使い続けることは、ご自身のゴルフのレベルを測る上でとても重要なことです。上達のためにも、ぜひ使ってほしいと思います。

試打インプレッション:関浩太郎
(せき こうたろう)1974年生まれ、茨城県出身。アメリカで最新のゴルフ理論を学びながら、ミニツアーを転戦。帰国後、クラフト技術を学んだ後、「SEKI GOLF CLUB目黒」を主宰。多くのアマチュアゴルファーのサポートを行い、さまざまなゴルフメディアでも活躍している。

「弾道が力強く、伸びがあっていい」デシャンボーが認めた「TOUR B X」

\タイガーが認めた“乗り感”/

NEW TOUR B X/XS特設サイト


「フェースに乗る感覚は要望通りだ」タイガーが認めた「TOUR B XS」