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佐藤心結が前評判通りの実力を発揮。第2ラウンド、2ホールめで今日ひとつめのバーディを奪ってスコアを伸ばす

2022/03/04 ゴルフサプリ編集部

昨年プロテストに合格したばかりの佐藤心結(18歳)が「ダイキンオーキッドレディスの第1ラウンドで、デビュー戦とは思えない圧巻のプレーを披露。初日を6バーディ・2ボギーのトータル4アンダーとして、テレサ・ルーと並んで2位タイという順位で2日目を迎えた。10時ちょうどにスタートした佐藤心結は1ホール目をパー、2ホール目をバーディとして現在3ホール目をプレー中。

取材/角田柊二 写真/相田克己

スタートホールでは「アドレスに入った途端、心臓の音が聞こえるくらいに」

ゴルフサプリのカメラマンがレンズを向けていることに気づいた佐藤心結選手と三觜喜一コーチ。ふたりで「グー」と笑顔をくれた。

佐藤心結がデビュー戦でツアー初優勝を遂げる可能性は高い。そう思わせるプレーを見せてくれた注目のルーキーは、21年のプロテストで合格したばかりの18歳(この3月に高校を卒業する)。スタートホールでは緊張しているように見えなかったが「アドレスに入った途端、心臓の音が聞こえるくらいに(ドキドキした)」という。手が震えるまではいかなかったが、若干手に汗が滲んだという。

初日、佐藤はスタートホールからいきなりバーディを奪うと、3連続パーの後の5番ホールでバーディ、さらに8番ホールでもバーディを奪ってノーボギー・3バーディの3アンダーで前半を折り返す。11番、14番をバーディとして、さらに2つスコアを伸ばし、この時点で瞬間的に単独首位になった。だが、15番ホールでこの日初のボギー、16番ホールですぐさまバーディを奪って取り戻したが、惜しくも最終18番ホールをボギーとしてトータル4アンダーの2位タイという順位で初日を終えた。

この最終ホールのボギーに対して、キャディを務めた三觜喜一コーチは「残念すぎます」と、もう少しスコアを伸ばせたはず、とかなり残念がっていた。

そうして迎えた第2ラウンド。スタートホールの10番ホールをパーとして、まずまずの出だし。しかし、続く11番ホールのパー5でさっそくバーディを奪ってトータル5アンダーにスコアを伸ばして、現在3ホール目をプレー中。

週末には、祖父が応援に来てくれるという。「なんとしても予選を通らないと」と決意を強くしていたが、この調子ならプロツアーで初優勝した孫の勇姿を見せてあげることができるかもしれない。