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「CASH IN PUTTER = ”金”が入るパター」をご存じですか?パター選びは自分のタイプを知ることから

2023/03/30 ゴルフサプリ編集部 中山功一

中古ゴルフクラブ業界に携わって30年の“中古クラブ専門家・中山功一”が、旬な中古クラブ情報や購入時に参考となる豆知識などをお届けするコラムです。今回は、パターの選び方についてお話します。

スポルディング社のCASH IN PUTTERって?

CASH IN PUTTER
CASH IN PUTTER(写真/ゴルフトゥデイ編集部)

1930年代後半に、スポルディング社が製作した「CASH IN PUTTER」と言うT字型のパターがあるのをご存知ですか?
フェース面からオフセットがなく、シャフトが差してあるタイプで、手に伝わる打感と独特の音で"入り出したら止まらないパター"として一世を風靡しました。その後、マレット型やL字型、ピンアンサー型などが発売されたのです。

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余談ですが…
ゴルファーなら1度は聞いたことがあるであろう、「パット・イズ・マネー」。その重要性を強く理解している世界を制して来たプロたちは、パターにこだわりが強い!です。

名だたるプロが愛用していたパター

ジャック・ニクラウス:ジョージ・ロー WIZARD600 スポーツマン
ジャンボ尾崎:マグレガー IMG5(1964年「ダブルエックス」)
ベン・クレンショー:ウイルソン 8802
倉本昌弘:PING アンサー カーステンCO
青木功:ファーストフライト サイレントポン

ジャンボ尾崎プロが何本もストックしていたIMG5は、1964年から1年間しか生産されなかったモデルで、ネック上部にXX印があり、業界ではダブルエックスと呼ばれています。

私が店舗にいたころジャンボエンタープライズさんから、「IMG5のファットはありますか?」と問合せをいただいたことがあります。ファット(FAT)とはフランジ部分が大きい物で、トゥ側からヒール側にかけて大きく広がっている仕上げがされているモデルのこと。当時の生産ラインは、最後の仕上げを職人が手作業で行っていたので、個体差があったのです。そのため、当時のクラシックパターコレクターには高値で取引されていました。

倉本昌弘プロは、PING アンサーのカーステンCOを何本もストックしていました。当時、マッシーコーポレーションさんからも、「PINGアンサー カーステンCOの程度の良いモデルの在庫はありますか?」という問合せをいただいたことがありました。

PINGパターの話を始めると長くなるので、またの機会にしますね…。

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