スポルディング社のCASH IN PUTTERって?
1930年代後半に、スポルディング社が製作した「CASH IN PUTTER」と言うT字型のパターがあるのをご存知ですか?
フェース面からオフセットがなく、シャフトが差してあるタイプで、手に伝わる打感と独特の音で“入り出したら止まらないパター”として一世を風靡しました。その後、マレット型やL字型、ピンアンサー型などが発売されたのです。
余談ですが…
ゴルファーなら1度は聞いたことがあるであろう、「パット・イズ・マネー」。その重要性を強く理解している世界を制して来たプロたちは、パターにこだわりが強い!です。
名だたるプロが愛用していたパター
ジャック・ニクラウス:ジョージ・ロー WIZARD600 スポーツマン
ジャンボ尾崎:マグレガー IMG5(1964年「ダブルエックス」)
ベン・クレンショー:ウイルソン 8802
倉本昌弘:PING アンサー カーステンCO
青木功:ファーストフライト サイレントポン
ジャンボ尾崎プロが何本もストックしていたIMG5は、1964年から1年間しか生産されなかったモデルで、ネック上部にXX印があり、業界ではダブルエックスと呼ばれています。
私が店舗にいたころジャンボエンタープライズさんから、「IMG5のファットはありますか?」と問合せをいただいたことがあります。ファット(FAT)とはフランジ部分が大きい物で、トゥ側からヒール側にかけて大きく広がっている仕上げがされているモデルのこと。当時の生産ラインは、最後の仕上げを職人が手作業で行っていたので、個体差があったのです。そのため、当時のクラシックパターコレクターには高値で取引されていました。
倉本昌弘プロは、PING アンサーのカーステンCOを何本もストックしていました。当時、マッシーコーポレーションさんからも、「PINGアンサー カーステンCOの程度の良いモデルの在庫はありますか?」という問合せをいただいたことがありました。
PINGパターの話を始めると長くなるので、またの機会にしますね…。
パッティングスタイルに合ったパターの選び方
パターにはマレット・ネオマレット、T型、L型など様々な形状・デザインがあります。パター選びでもっとも大切なのは、「打った時の距離感」です。
パターにも飛びすぎ(転がり過ぎ)や、飛ばなすぎ(転がらなさ過ぎ)があります。この要因は、パッティングスタイルによっても変わってきます。
オフセットなしのおすすめモデル!
テーラーメイド TPコレクション ハイドロブラスト ジュノ TB2 トラスセンター(写真/ゴルフトゥデイ編集部)
テーラーメイド TPコレクション ハイドロブラスト ジュノ TB2 トラスセンター
中古販売相場:¥29,800~¥19,800(税抜)
スタンスの真ん中にボールを置く方は、ストレートネックかオフセットのないモデルをおすすめします。
総重量が重めで転がりがいいです。
オフセットありのおすすめモデル!
オデッセイ ホワイトホット OG #7CH(写真/ゴルフトゥデイ編集部)
オデッセイ ホワイトホット OG #7CH
中古販売相場:¥19,800~¥12,800(税抜)
スタンスを少しハンドファーストに構える方は、オフセットのあるモデルをお勧めします。
初期モデルのようにフェースインサートが硬めで、距離感が合わせやすい!
ちょっと背伸びするなら、打感も距離感も抜群!スコッティ・キャメロンパター
スコッティ・キャメロン スペシャルセレクト ニューポート2(2020)(写真/ゴルフトゥデイ編集部)
スコッティ・キャメロン スペシャルセレクト ニューポート2(2020)
中古販売相場:¥49,800~¥34,800(税抜)
削り出しパターの完成形!人気が高く相場も下がらない!
それでは、あなたのゴルフライフにGood luck!
中山功一(ナカヤマ コウイチ)
かつてはフェスティバルゴルフでゼネラルマネジャーを務めるなど、中古クラブ業界に携わって約30年。ゴルフ雑誌での連載、中古ゴルフクラブ関連の著書も多数。テレビ東京系列「なんでも鑑定団」にも鑑定士として出演。




