思わず“真面目か”ってツッコミたくなる！テストテスト・テストを重ね、PXG「0311 GEN6シリーズ」は芯に当たらなかった時でも結果が出るクラブになった！

今回はPXGの新製品「0311 GEN6」シリーズのドライバー編。前作と比べてどのような特徴があるのでしょうか？PXGのフィッティングの効果など、ゴルフライターT島氏が大蔵ゴルフスタジオのフィッターである金子氏に切り込みます。

写真提供／大蔵ゴルフスタジオ

PXGの0311 GEN6シリーズってどうなの？

T島　3月24日発表になったPXGの新製品0311 GEN6シリーズの評判はどうですか？

金子　凄く問い合わせがあります。急遽YouTube動画を撮ったかいがありましたね。

T島　そうだね。この連載でもまずはアイアンを紹介したけど、ドライバー、フェアウェイウッド、ユーティリティも発売されます。

金子　今回はドライバーですか？

T島　そうですね。アイアンに比べてドライバーはお求めやすくなっております。PXGの直販webサイトを見ると77,000円から…って書いてありました

金子　シャフトによってお値段変わりますけどね。

T島　ということで、お求めやすい価格となっております。

金子　魅力的ですよね。大手メーカーさんと変わらない！というより安いです。残念ながら大蔵ゴルフスタジオは、アフターマーケットのシャフト（シャフトメーカーがリシャフト用に販売しているシャフト）を装着するようになるので、もう少し高くなります。

T島　いわゆる純正シャフト装着時のお値段だもんね。

金子　でも、打ってみて驚きました。前作（GEN5）の時も言いましたが、PXGの弱点がドライバーだったのが解消されてさらに進化しています。

T島　具体的には何がよかったですか？

金子　GEN5ではミスヒットの強さがすごくあったんですけど、バックスピン量も気持ち多めだったんです。それがミスヒットの強さはそのままで、バックスピン量が減り飛距離性能が上がりました。

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T島　そうだね。これは低スピンモデルの0311もミスヒットに強い0311XFも共通なんだけど、スピン量が減りました。

金子　はい。かなり低スピンですね。弊社市川はスピン量が多いのが悩みですが、なんと2000回転台に収まったんです。

T島　それも0311XFで‼ 0311はかなり低スピン感がありますけど、0311XFはボールが捕まって低スピンです。

PXGはチューニング可能なので自分にぴったりの1本へ

金子　慣性モーメントも大きい感じです。

T島　アメリカでいただいた資料によりますと、0311は「5213gcm2」、0311XFは「5512gcm2」とルール規制に迫る最大級でございます。縦の慣性モーメントも0311は「2854gcm2」、0311XFは「3151gcm2」と、こちらはルールで規制されていませんが大きいです。

金子　ヘッドが安定していますよね。GEN5（前作）はこの抜群の安定感が魅力でしたが、さらに安定したうえにスピンが減るという。

T島　フェースは、CNCで削り出してギリギリ狙っています！Ti412というPXGだけ使える素材らしい。

金子　ボール初速も出るし、音もいいですね。