グリップ交換しよう!と思ったけれど、実はグリップのことを何も知らない…という人のための基礎知識 1年ごとのメンテナンスがベスト
プレーヤーとクラブの唯一の接点といわれるグリップは消耗品ゆえ、定期的な交換が必要。そこで、そんなときに役立つ基礎的なことを紹介します。
1年ごとの交換がベスト。費用を抑えたいなら自分で交換しよう
グリップはゴム製や樹脂製なので、使っているうちにすり減ったり硬化したりして、握り心地が悪くなります。そうなると必要以上にグリップを握る力が強くなるなどして、スイングに悪影響を及ぼすことがあります。
メーカーは1年ごとの交換を推奨していて、この頻度で替えるのがベスト。装着するグリップによっては、いっぺんに14本分を替えるとなるとやや出費がかさむこともありますが、よいパフォーマンスのためには仕方がないことでしょう。
少しでも費用を安く抑えたいなら自分で交換しましょう。
- 専用カッター
- 専用テープ
- 溶液
グリップ以外に上記のものがあれば、自分でも簡単に交換できます。交換の仕方はメーカーのサイトなどに載っているので、それを参考にするといいでしょう。
シャフトのバット径と同じ内径のグリップを選ぶのが基本
グリップのサイズは男性用が「M58」「M60」「M62」など、女性用は「L58」などと記してあります。
どちらも数字はグリップの内径をインチで表記、アルファベットはMが男性用、Lが女性用を表しています。M58ならば男性用で、内径が0.58インチということです。基本的にグリップの外径はどれも同じサイズです(外径が太いものや細いものもありますが、これらの詳細はメーカーのサイト等でご覧ください)。
グリップは、シャフトのバット径と同じサイズを選ぶのが基本です。シャフトのバット径が0.58インチならば、グリップはM58になり、これが標準の太さになります。
グリップはゴムや樹脂でつくられているので多少伸縮します。そのため、バット径が0.60インチのシャフトにM58サイズのグリップを装着することも可能です。
ただし、0.60インチのシャフトにM58サイズのグリップを装着したときと、M60サイズのグリップを装着したときでは、M58サイズのグリップを装着したときのほうが仕上がりは太くなります(下巻きテープの厚みが同じ場合)。
次ページ:少しだけ太くしたいときの調整方法と、交換する際の注意点は?
次のページ