PINGといえばアイシリーズの発売で業界の度肝を抜いた!カーステン・ソルハイム独自のライ角理論であった

PINGのアイアン、ドライバーは、メンズもレディスもワンフレックス(硬め)であり、ライ角理論に基づきゴルファーのタイプ分けをしていました。オレンジ、クロ、グリーンなどPINGアイ・アイアンのバックフェースの目玉部分に色が付いていることはご存じでしょうか。

これはライ角を意味する色で、日本人の標準的な色はオレンジでした。どのように分けるかというと…

【計測方法】
直立に立った状態で下に手を伸ばし、中指が当たる場所に色別されたグラフのある什器で計測

このような計測方法だと、身長は高いが手が短め、身長は低いが手が長めと体形別にベストなライ角が判断できるという理論なのです。

1994年「ZING メタル」発売!

当時はメタル、チタンドライバーが主流になりつつありましたが、PINGのドライバーは合板(板を重ねた集成材)でフェース面が長く、シャローな不思議な形状のドライバーでした。

この形状は、ソール面とクラウンをなるべく平行にデザインすることでインパクト時のエネルギーを最大限ボールへ伝えるという、PING GOLFのこだわりの形状でした。メタルやチタン素材の開発には以前から取り組んでいましたが、このこだわりが後発となったとか…。

ZING メタルの加工技術

1994年に発売したZING メタルは合板ドライバーの形状を彷彿するデザインで、デザインが優れているとはいい難い形状でした。

このドライバーで驚きだったのがWPC加工です。アメリカのバイヤーから聞いて知ったのですが、当時メタル素材の反発係数を高めるためにWPC加工を施している、とのことでした。メーカーのカタログにはそのようなことは一切触れておらず、PING GOLFの飽くなき探究心が感じられました。

※現在では、ハドラスコーティングなどが有名です。

1998年に初のチタンドライバー「TisI」を発売!ここからPINGチタンドライバーの快進撃が始まった

チタンドライバー「TisI」(写真/ANSER FREEK)

航空力学から空気抵抗も2014年発売の「G30」チタンの形状を見ても分かるように、クラウンが平行に近いデザインで、上部にフィンのようなデザインがされています。

空力+インパクトエネルギー=最大飛距離

これがPINGドライバーの集大成なのでしょう!

PING GOLFの哲学をブラッシュアップ!PING G410 PLUS

PING G410 PLUS(2019)(写真/ゴルフトゥデイ編集部)

【中山の評価】高弾道・キャリーで飛ばす!
中古市場流通率:40%
中古販売相場:¥32,800~¥21,800(税抜)

フェース角が構えやすく、スムーズにスタンスに入れる。G425/430に比べて面長に見える形状で、上級者にも受入れられやすい。
インパクトの甲高い音でヘッドが走っている感じがして、初速が速い。打ち出し角が高いのでキャリーで飛ばす方向け。

【スペック】
●ヘッド体積:455cc
●ロフト角:9、10.5、12度
●ライ角:59.5度
●素材・製法:811チタンボディ+T9Sチタンフェース

PING G430 MAXは、まだまだ相場は高い!値ごろ感が出たら買い替えの検討を!

PING G430 MAX(2023)(写真/ゴルフトゥデイ編集部)

【中山の評価】ドローボールでランも出る!
中古市場流通率:15%
中古販売相場:¥69,800~¥45,800(税抜)

G425よりもアップライトで捕まりやすい。構えやすくシャローバックでテークバックにスムーズに入れる。
G410とG425のいい所を取り入れていて、リアルロフトは表示ロフトよりも多く打ち出し角が高い。
スピン量も少なめ、飛距離重視の初級者~中級者向け。

【スペック】
●ヘッド体積:460cc
●ロフト角:9、10.5、12度
●ライ角:59.5度
●素材・製法:フォージドT9S+チタンフェース+811チタンボディ/クラウン

ハードヒッターにお勧めしたい!PING G425 MAX

PING G425 MAX(2020)(写真/ゴルフトゥデイ編集部)

【中山の評価】左を気にせず叩いて飛ばせる!
中古市場流通率:60%
中古販売相場:¥43,800~¥28,800(税抜)

G410よりもフェース角が開きぎみで中級者~上級者でないと、方向を出しにくい。
インパクトでマシン音がして叩いていくハードヒッター向け。

【スペック】
●ヘッド体積:460cc
●ロフト角:9、10.5、12度
●ライ角:59.5度
●素材・製法:811チタンボディ+T9Sチタンフェース

\それでは、あなたのゴルフライフにGood luck!/

中山功一(ナカヤマ コウイチ)
かつてはフェスティバルゴルフでゼネラルマネジャーを務めるなど、中古クラブ業界に携わって約30年。ゴルフ雑誌での連載、中古ゴルフクラブ関連の著書も多数。テレビ東京系列「なんでも鑑定団」にも鑑定士として出演。


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