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市場流通量が減って今が買い時!?PING GOLFの歴史の集大成『PING Gシリーズ』は中古市場でも大人気!

2023/05/13 ゴルフサプリ編集部 中山功一

ドライバー,ティーショット

中古ゴルフクラブ業界に携わって30年の“中古クラブ専門家・中山功一”が、旬な中古クラブ情報や購入時に参考となる豆知識などをお届けするコラムです。今回は、ピンGシリーズについてお話します。

PINGといえばアイシリーズの発売で業界の度肝を抜いた!カーステン・ソルハイム独自のライ角理論であった

PINGアイ・アイアン
PINGアイ・アイアン(写真/ANSER FREEK)

PINGのアイアン、ドライバーは、メンズもレディスもワンフレックス(硬め)であり、ライ角理論に基づきゴルファーのタイプ分けをしていました。オレンジ、クロ、グリーンなどPINGアイ・アイアンのバックフェースの目玉部分に色が付いていることはご存じでしょうか。

これはライ角を意味する色で、日本人の標準的な色はオレンジでした。どのように分けるかというと…

【計測方法】
直立に立った状態で下に手を伸ばし、中指が当たる場所に色別されたグラフのある什器で計測

このような計測方法だと、身長は高いが手が短め、身長は低いが手が長めと体形別にベストなライ角が判断できるという理論なのです。

1994年「ZING メタル」発売!

当時はメタル、チタンドライバーが主流になりつつありましたが、PINGのドライバーは合板(板を重ねた集成材)でフェース面が長く、シャローな不思議な形状のドライバーでした。

この形状は、ソール面とクラウンをなるべく平行にデザインすることでインパクト時のエネルギーを最大限ボールへ伝えるという、PING GOLFのこだわりの形状でした。メタルやチタン素材の開発には以前から取り組んでいましたが、このこだわりが後発となったとか…。

ZING メタルの加工技術

1994年に発売したZING メタルは合板ドライバーの形状を彷彿するデザインで、デザインが優れているとはいい難い形状でした。

このドライバーで驚きだったのがWPC加工です。アメリカのバイヤーから聞いて知ったのですが、当時メタル素材の反発係数を高めるためにWPC加工を施している、とのことでした。メーカーのカタログにはそのようなことは一切触れておらず、PING GOLFの飽くなき探究心が感じられました。

※現在では、ハドラスコーティングなどが有名です。

1998年に初のチタンドライバー「TisI」を発売!ここからPINGチタンドライバーの快進撃が始まった

チタンドライバー「TisI」

チタンドライバー「TisI」(写真/ANSER FREEK)

航空力学から空気抵抗も2014年発売の「G30」チタンの形状を見ても分かるように、クラウンが平行に近いデザインで、上部にフィンのようなデザインがされています。

空力+インパクトエネルギー=最大飛距離

これがPINGドライバーの集大成なのでしょう!

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