いつも同じホールのティーショットでOBするんだなぁ...それはゴルフ場の罠にハマっているから!原因と対策を解説
もう少しでシングルがシングルプレーヤーになった話
いつも同じホールのティーショットでOBを打ってしまうこと、ありませんか?それはゴルフ場がしかけた罠に、まんまとはまっているからかもしれません。苦手意識を克服するためには、ミスの要因を把握するとともに、ターゲットに向いてアドレスすることが重要です。
同じコースの同じホールで、ティーショットがいつも同じ方向に飛ぶ…
会員権を持っていたり、同じコースを何度も回っていたりすると、いつも同じホールのティーショットが同じ方向に飛んでしまうことがありませんか?
私は宍戸ヒルズカントリークラブ(茨城県)と東千葉カントリークラブ(千葉県)の会員権を持っています。2022年は年間100ラウンドしましたが、東千葉で32ラウンド、宍戸ヒルズで29ラウンドしました。これだけ同じコースでラウンドしていると、ティーショットがどうしても同じ方向に飛んでしまうホールがあります。
同じ方向に飛んでいってもラフに残っていればいいのですが、林の中、1ペナ、OBになってしまうとスコアを乱すことになってしまいます。これを繰り返しているうちに、そのホールのティーショットは苦手という認識になりました。
ゴルフはメンタルのスポーツです。一度苦手意識を持ってしまうと、「このホールは苦手だから、今日もミスするかも…」という心理状態に陥ります。ティーショットを打つ前にそんな心理状況になると、体がスムーズに動かなくなりミスショットの確率をさらに高めることになるのです。
苦手意識を払しょくするためには、成功体験を重ねるしかありません。そこでまずは、メンタル面以外で同じ方向に飛んでしまう理由を考えてみます。
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コースレイアウトとティーグラウンドが影響している?
同じコースの同じホールで毎回同じ方向にティーショットが飛んでしまうのは、ゴルフ場がしかけた罠にはまっている可能性が高いと考えられます。
コースレイアウトの影響
まずは、コースレイアウトの影響です。私はドローヒッターですので、ティーショットではだいたいフェアウェイの右側から右ラフあたりにターゲットを定めて、フェアウェイを狙うことが多いです。
コースの右側に大きな木があったり、林から枝がせり出しているようなホールは打とうとしている弾道のラインに木が重なってしまって、いつも以上にプレッシャーがかかります。このようなホールでは、ターゲットをいつもより左にしてあげれば木などの障害物のプレッシャーを緩和することができます。
ティーグラウンドの影響
コースレイアウトは見ただけですぐわかるので対応しやすいのですが、問題はティーグラウンドの影響です。
みなさんは、ティーグラウンドはフェアウェイを向いているものだと思っていませんか?苦手ホールのティーグラウンドを一度見ていただきたいのですが、フェアウェイではなく、いつも飛んでいく方向にティーグラウンド自体が向いていることがあります。また、ティーグラウンドに置いてあるティーマークを結んだラインもフェアウェイを向いていないことがあります。
このことを知らずにティーマークを結んだラインに向かってアドレスすると、フェアウェイではなくティーマークを結んだラインの方向に飛んで行ってしまいます。さらに、ほとんどのフェアウェイは平らではなく、傾斜があります。
左足上がりやつま先上がりの場合はフックが出やすく、左足下がりやつま先下がりはスライスが出やすくなります。ティーグラウンドの傾斜が弾道に影響を与えて、ミスショットにつながっているかもしれません。
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