リバイバーには2種類あるんです

僕が使った練習器具は「リバイバー」。実は少し前からなんだか気になっていたので、ゲットして試してみることに。実はリバイバーという練習器具には「リバイバー」と「リバイバープラス」の2種類あります。

まずリバイバーですが、これは220g~250g(男性モデル)ほどの重量で、長さは約40インチの素振り棒です。一般的なドライバーよりもかなり軽く、少しだけ短く作られています。

このリバイバーを使うことによる効果は、「速筋」を鍛えること。速筋とは瞬発系の筋肉のことで、これを鍛えることでヘッドスピードを向上させることが可能になります。軽いものを速く振るトレーニングをすることで、速筋は鍛えられるんですね。

重心距離のことがちゃんと考えられているのが素晴らしい!

でも、ここで注意が必要です。ゴルフクラブというのはその特性上、野球のバットやテニスラケットなどとは違い、重心位置がシャフトの延長線上にありません。ゴルフクラブには重心距離というものがあることで、普通の棒を振るのとは、感覚的に振り感などが変わってくるわけなんです。

なので、ただの軽い棒を振っていても、ゴルフクラブを速く振るというトレーニングにはならないんですね。それどころか、スイングを壊してしまう可能性まで出てくるということなんです。

リバイバーには木製のヘッドがついています。これはゴルフクラブと同じような重心距離を作り出し、同じような感覚で振るためなんです。

さらにヘッド後方には移動式のナットが装着されており、この位置を動かすことで重心深度を変更することができます。

重心深度を変えるとフェースターンを多くしたり少なくしたりということができるので、自分の持ち球や使っているヘッドの重心位置に合わせて調節したり、弱点を補うスイングのために位置を調整したりができるようになっています。これは良く考えられていますね~。

リバイバープラスは重量系素振り棒!

次に、リバイバープラスです。これも同じようにヘッドと重心位置が移動できるナットの付いた素振り棒ですが、こちらは600g~650g(男性モデル)とかなり重く、長さは約36インチと短く作られています。一般的なドライバーの約2倍ほどの重さですね。

リバイバープラスは、重いものを振ることで体幹の強化や筋力アップをするための練習器具です。

しかもヘッドがついていますから、重心距離があることでゴルフクラブと同じ感覚で振ることができるようになっています。重いバットを振る練習では体幹や筋肉は鍛えられても、クラブを振る感覚とは異なるので、やはりスイングに悪い影響が出る可能性もあるんですね。

ヘッドはかなり大きく作られているので、ダウンスイングからインパクトあたりまでは大きな空気抵抗があります。しかしヘッドのトゥ側には斜めにヘッドを貫通している穴が空けられており、この穴によりインパクト以降は空気抵抗が減り、自然とヘッドがターンする動きを体感できるようになっているそうです。

2本のリバイバーをどう使う?

でも、なぜ軽いものと重いものの2種類があるのでしょうか?それは2本を一緒に使うと、ヘッドスピードを上げる効果が倍増するからなんですね。

やり方としては、下記を参考に試してみてください。

(1)重い方のリバイバープラスを軽く数回振ってウォーミングアップ。
(2)軽い方のリバイバーを5~6回振る。1振り目よりも2振り目と、徐々に速く振るようにするといい。
(3)再びリバイバープラスを5~6回振る。このとき連続で振るのではなく、1回ずつちゃんとアドレスをして、ラウンドのときのように球筋や打ち出し方向などをイメージして振ったほうがいい。

このリバイバー→リバイバープラスの素振りを1セットとして1日数セットやれば、ヘッドスピードアップのための練習になるのです。何セットやるかは自分の体力や、その日の体調に合わせて無理のない回数にしましょう。

本当にヘッドスピード上がるの?

本当にヘッドスピードが上がるのか、まずは僕が持ってるヘッドスピードが計測できる練習器具で計測しました。リバイバーを振る前でヘッドスピードは42m/s。これ、僕的にはいい感じのヘッドスピードです。

ここからさらに速くするのは難しいかも…。

そして、リバイバープラスを軽く振ってウォーミングアップします。いきなりビュンビュン振ったりしたら怪我しちゃうんで(もう計測用の器具はビュンビュン振りましたけどね)。

さて、ここからトレーニング。まずはリバイバーを6回ほど振ります。最初はいつものスイングくらいの速さで振って、だんだんスピードアップしていきます。6回目はかなり速く振りました。

やはりただの棒ではなくヘッドがついていることで、かなりゴルフクラブに近い感覚で振れますね。軽いゴルフクラブを振ってる感覚です。シャフトもちゃんとしなってくれるので振りやすいです。

リバイバープラスに持ち替えて6回ほど振ります。今度は重いのでさっきほど速くは振れませんが、なるべく速く振るようにします。このくらい重いと手だけで振ろうとしても、絶対に速くは振れません。

体全体を使って、下半身からの動き出しで振るとかなり速く振れます。ヘッドが大きく重心距離を感じるので、フェースをしっかりとターンさせる感覚も分かります。やっぱり斜めに貫通した空気穴の効果があるのかな?

んで、このセットをとりあえず4回ほどやってみました。4セットやるとけっこう疲れます。体がポカポカして汗が出てきますね。リバイバープラスの後にリバイバーを振ると、かなり軽く感じられて速く振れる気がします。

リバイバープラスを振ったあとに軽いリバイバーを振るときは、手だけで振らないように注意しましょう。軽いので手で振ってもビュンビュン振れちゃいますが、それでは意味がないです。重いものを振るときと同じように体を使って、なるべく速く振るようにしましょう。

ここでまたヘッドスピードを計測できるやつに持ち替えて、振ってみました。なんとヘッドスピード44m/s!(振る前は42m/s)

いきなり2m/sも上がってびっくりです。これは一時的なものかもしれませんが、毎日続ければ確実にヘッドスピードはアップしそうだし、45m/s以上も夢じゃないと思いました。

ナットはもう少し重くてもいいかも

いや~リバイバーなかなか良かったです。ヘッドスピードを上げる練習器具としては素晴らしいですね。

ただ、ヘッドが大きいので持ち運びが少し不便かな。2本あるしね。ちゃんとヘッドに被せる袋みたいなのは付いてきましたが、キャディバッグに入れるとちょっと邪魔ですね。ま、これは仕方ないですけど。

あと、ヘッドの後ろにあるナットですが、一番ヘッド側に寄せたり、後ろ側にしたりしましたが、多少の振り感の違いはあったものの、そこまで違いを感じませんでした(僕が鈍感なだけかもしれませんが)。もう少し重いナットに付け替えたりできるといいのかもと思いました。

ヘッドスピードを上げたいと思っている人には、個人的には超おすすめです。いきなり2本が難しいなら、まずは軽いリバイバーだけゲットして使ってみるのもいいんじゃないでしょうか。リバイバーだけならバッグにも入れやすいし。

僕はこの2本セットで、とりあえずヘッドスピード45m/sを目指します!

野村タケオ

ゴルフバカイラストレーター、野村タケオ。京都府出身。
様々なゴルフ雑誌やウェブサイト等にイラストやイラストコラムを寄稿。
毎週水曜の22時からYouTubeライブで生放送「野村タケオゴルフバカTV!」を放送中。


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