グリップは唯一、体と接する部分握ったフィーリングが変わるとスイングも変わる!

トッププロは、自分でグリップ交換をしている人が多いんです。パットの名手、青木功プロの話は有名ですが、試合前にグリップ交換をする時は人には頼まず、自分でやっています。下巻テープの巻き方でひとつで、握った時のフィーリングが変わってしまうからです。

最近ではツアーに各メーカーのリペアカー(ツアーバン)が集まり、その中でシャフト交換やグリップ交換など細かなサービスを行っています。こだわりの強いプロは、リペアカーにある工具を使って自分で調整します。

グリップの表記

ドライバーやアイアンのグリップに、M58、M60、M62という表示があります。

これは肉厚のことで、最近のシャフトに適しているのは「M60」です。太めに仕上げたい時は、M58でもいいかと思いますが、こだわるのであればM60のグリップで下巻を増やすことをおすすめします。

※Rの表示は、バックライン有の表示です。

下巻の方法「タテ巻」と「ラセン巻」

店舗で修理を担当していた時によくいわれたのが、「左手部分を太めにして欲しい」というリクエストです。

どのようにするのかというと、まずは通常通りラセン巻をします。

その上に左手部分にラセン巻をします。この巻を2重3重にするかは、その人の好みです。

グリップを入れてすぐであれば抜けますので、試しながら下巻回数を変えることもできます。

グリップ交換に必要な道具

下記の4つが必要な道具です。

● グリップカッター
● 両面テープ(下巻用)
● ホワイトガソリン
● 計量カップ

あとは、ウエスやテッシュがあればOKです!

グリップカッターは、普段使うものでも切れますが、釣針型のグリップカッターのほうが切りやすいです。

グリップ側にテープが残ったほうがメンテしやすいです。

両面テープは、巻きやすく、剥がしやすい物がおすすめです。私は、「ニットー(日東電工)」の両面テープを使っています。

輸入品の両面テープでもいいのですが、再度グリップ交換をする時にシャフトに貼り付き、剥がれにくいです。

メンテナンス性が悪くなるので、少し割高ですがニットーの両面テープがおすすめです。

グリップを入れる時の溶剤ですが、入れやすく乾きが早いホワイトガソリンがおすすめです。

リペアカーでもホワイトガソリンを使っています。匂いが少ないので、家庭でも使用しやすいと思います。

グリップをカットするためのカッターの入れ方

グリップカッターの角度は、スチールシャフトの場合、鋭角に傾けても問題ありません。

シャフトメッキのほうが強いので、思い切ってバッサリ切りましょう。

カーボンシャフトの場合は、グリップカッターの角度を付けて少しずつ切りましょう。

鋭角にするとシャフトに傷がつきます。

グリップのカットが終わったら、シャフトに残っているテープを取り除きます。剥がれにくいテープの場合は、ヒートガンやドライヤーで温めれば剥がれやすくなります。

下巻テープの巻き方

動画で「ラセン巻」をしています。こちらの巻き方のほうが調整しやすいので、やってみてください。

何度かチャレンジすればきれいに巻けるようになりますので、やってみてください。

※バックラインにこだわる方は、下巻テープを折り曲げてバックラインを強く出すこともできます。

ひと昔前、竹ひごのような細い物を入れてバックラインを盛り上げる方法も流行りました。左手の小指、薬指、中指の引っ掛かりを感じたい方は、バックライン強めもおすすめです。

自分好みにアレンジしてみてください。

グリップの入れ方

グリップの中にホワイトガソリンを注いでそれを下巻テープに垂らしたら、グリップをシャフトにスッと差し込みます。グリップエンドまで差し込んだことを確認したら、向きを調整します。

これで完成です!

ショップでグリップ交換をお願いすると、工賃が¥500(1本)程度かかります。自分でやれば節約にもなり、自分好みのグリップが完成します。ぜひ、チャレンジしてみてください。

\それでは、あなたのゴルフライフにGood luck!/

中山功一(ナカヤマ コウイチ)
かつてはフェスティバルゴルフでゼネラルマネジャーを務めるなど、中古クラブ業界に携わって約30年。ゴルフ雑誌での連載、中古ゴルフクラブ関連の著書も多数。テレビ東京系列「なんでも鑑定団」にも鑑定士として出演。


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