狩猟で鍛えた超絶メンタル!"ハーマネーター "ことブライアン・ハーマンがメジャー初制覇!
2023年全英オープン結果速報!日本人選手では松山英樹が13位タイ、星野陸也が60位タイ
全英オープンでメジャー初優勝を果たしたブライアン・ハーマン
ロイヤルリバプールゴルフクラブで開催されていた全英オープンが終了。2日目からトップに立っていたブライアン・ハーマンが、最終日も後続を寄せ付けず13アンダーでメジャー初優勝を果たした。
写真/R&A Official
"ハーマネーター "、"The Butcher of Hoylake "などの愛称がついたハーマンのメンタルの強さ
最終日も最後まで落ち着いたプレーで首位を独走したブライアン・ハーマン
最終日、2位に5打差をつけてスタートしたハーマンは、序盤はピンチが続いた。2番でボギーをたたくと、3番(Par4)もセカンドショットをグリーン左サイドの深いラフに。アプローチを2.5メートルに寄せ、難しいパーパットを見事に沈めた。
5番ホール(Par5)ではティーショットを左サイドのブッシュに入れてしまいアンプレアブル。このホールを結局ボギーとした。しかし、続く6番ホールではバーディ。続く7番でもバーディを奪い2位との差を広げていった。
結局最終日は、4バーディ、3ボギーと1つスコアを伸ばし、13アンダーで2位に6打差をつけて圧勝。メジャーでの初優勝を果たした。
趣味が狩猟だというハーマン。3日目終了後、「狩猟に必要な忍耐力は、あなたのゴルフに何か役立っていると思いますか?」と問われると、「忍耐と戦略では確かに役立っている」と答えた。子供の頃からお父さんと一緒に狩猟に行っていたというハーマン。「8歳のときに鹿の皮を剥ぐ方法を教わったんだ。最初から最後まで。それがすべてだった」と話した。狩猟の厳しさ、生と死などを子供の頃から目の当たりにしてきたことが、超絶メンタルをつくり上げたのだろうか?
狩猟が趣味ということもあり、地元タブロイド紙がハーマンを "The Butcher of Hoylake "と名づけた。あまり良いニックネームではないが、記者会見では「"ハーマネーター "よりも好きだよ。笑っちゃったよ」と笑顔で切り返していた。プレー中のメンタルの強さは、記者会見でも同様だった。
なお、日本人選手は松山英樹が13位タイ、星野陸也が60位タイで今年の全英オープンを終えた。