同伴者のルールの勘違いやスロープレー…波風立てずに指摘する方法とタイミングを知る
もう少しでシングルがシングルプレーヤーになった話
ラウンド中、同伴者のルールの誤認識やスロープレーを見ると気になりませんか?競技ゴルフならまだしも、普段のラウンドでそのような場面に遭遇すると、もなかなか指摘できないですよね。トラブルを避けて指摘するなら、こんな方法はいかがでしょうか。
同伴者のルールの誤認識やスロープレーを指摘できますか?
ラウンド中、同伴者がどう数えてもボギーなのにパーと申告するスコアの過少申告や、カート道路にあるボールの救済措置を間違っている等、ルールの誤認識の場面に遭遇することがあります。また、同伴者のプレーが遅く、ラウンドの進行に影響が出てしまうこともよくあります。
そんな場面に遭遇した時、あなたは同伴者のルールの誤認識やスロープレーを指摘できますか?指摘することで同伴者とトラブルになる可能性もありますので、なかなか難しいですよね。
<もう少しでシングルの場合>
● 競技ゴルフの場合:同伴者のルールの誤りはその場で指摘
● スロープレーの場合:組全体にペナルティが課されるリスクがあるので、前の組と空いてしまった時には指摘
競技ゴルフではないラウンドであれば、あまりにもヒドイ場合を除いては、私はなるべく伝えないようにしています。普段からよくラウンドしている友達であれば、ルールの誤認識を指摘しても特に問題は起きないと思います。
しかし、あまり一緒にラウンドしたことのない同伴者の場合、指摘することでトラブルになってしまうと、その日のラウンドが楽しくなくなってしまうので、基本的には”流す”ことにしています。
ルールの誤りはどのように指摘する?
ルールの誤りを指摘するタイミングですが、見つけたその場で指摘するのがお互いにとってメリットがあります。
スコアの過少申告のケース
例えば、スコアの過少申告のケースを考えてみます。
例えば同伴者がホールアウトし、パーと申告しましたが、実際は3オン2パットのボギーでした。
同伴者に対し、その場ですぐに「3オン2パットなのでボギーですよね?」と確認すれば、同伴者もそのホールのプレーをすぐに思い出せるので、スコアの誤りに気付くことができます。
しかし、ホールアウト後に指摘すると同伴者の記憶も曖昧になっていて、トラブルになってしまうことがあります。競技ゴルフであれば、同伴者が過少申告で失格になってしまうこともあるのです。
ニアレストポイントを誤って決めてしまった場合
別のケースでも、考えてみましょう。
カート道路からの救済措置で、同伴者がニアレストポイントを誤って決めてしまった場合はどうでしょうか。
同伴者が誤ったニアレストポイントから1クラブレングス以内にドロップして、気付かずにショットを打ってしまったら、誤所からのプレーで2打罰になります。ショットを打つ前に指摘してあげれば無罰でボールを拾い上げて、正しいニアレストポイントから再度ドロップすることができます。
ルールの誤認識についてはその場で指摘した方が、トラブルを避けることができると思います。
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