同じクラブで打ってもナイスの時と当たりが悪い時で飛距離が激変するゴルファーのための賢い番手選び
もう少しでシングルがシングルプレーヤーになった話
同じクラブで打っても、ナイスショットと当たりが悪いショットでは飛距離が変わることは、アマチュアゴルファーにはよくあります。そういう場合は、どのように番手を選べばいいのでしょうか?
同じクラブで全く違う飛距離が出るのが悩み…
みなさんは、ピンまで残り100ヤードの時にどのように番手を選んでいますか?
「当たりが悪ければPW(ピッチングウェッジ)だけど、上手く打てたらオーバーする。でも確率的に当たりが悪いので、PWで打とう!」と考えて打ったら上手く打てて、グリーン奥のラフにボールがこぼれてしまった、という経験がある方は多いと思います。
アマチュアゴルファーですので、狙った距離の10%程度は前後左右にブレても仕方ないと思います。例えば100ヤードのショットであれば、左右にそれぞれ10ヤード、縦距離は90ヤードから110ヤードは許容範囲と考えられます。トッププロであれば1ヤード単位で縦距離を打ち分けられるようですが、アマチュアゴルファーはそんなレベルの精度を求める必要はありません。
また、100切りを目指す段階のアマチュアゴルファーであれば、狙った距離の10%以上前後左右にブレてしまうことも当然のように起こると思います。縦距離も、オーバーよりもダフッたり、当たりが悪くてショートすることが多いと思います。
そのような段階で、どのように番手を選べばいいか考えてみましょう。
ナイスショットの飛距離と平均飛距離を把握しましょう!
まずは、番手選びの前提となる、飛距離を把握することからスタートしましょう。
最近は、各打席に弾道測定器が設置されたゴルフ練習場が増えています。練習場のボールは通常のコースボールより飛距離が落ちますが、ほとんどの練習場では計測データがコースボールと同等になるように補正されるように設定されています。
同じ番手で何球か打ってデータを蓄積し、自分の番手ごとの平均キャリーと平均トータル飛距離を把握しましょう。ダフッたり極端に当たりが悪い外れ値を除いて、平均値を計算してください。
例えば、10球打った中央値が100ヤードとしたら、前述の10%程度ブレを考慮して、90ヤードから110ヤードのショットのキャリーとトータル飛距離の平均値を計算するといいと思います。また、ナイスショット時のキャリーとトータル飛距離も確認しましょう。
ナイスショットのキャリーとトータル飛距離、平均キャリー、平均トータル飛距離を把握する。
上記がクラブ選択を考えるうえで重要になります。
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