マジで過去イチ効果が出た!米国初の最終兵器「ProSENDR」が飛距離も方向性をアップさせる
逆上がりできないティーチングプロのゴルフが上手くなる話|第43話
こんにちは。逆上がりのできないティーチングプロ 名取確(なとり・たしか)です。
さてさて、世の中にはいろんなゴルフ練習器具がありますし、私もスクールでいろんな練習道具を使ってみたり、レッスン生に使ってみてもらっています。今回の練習器具は、初めて見た時から「コレは!!」と直感。日本での販売前に、アメリカのメーカーHPから英語を駆使して取寄せました(笑)。
写真提供/逆上がりできないティーチングプロ
タイガーと同じインパクトを実現!?
最初何かのネット記事を見た時にPGAツアーで最近流行っている練習器具がある、という触れ込みでした。
「タイガーのインパクトを再現できる道具」
と聞き、タイガーと誕生日が一緒でタイガーファンの私が気にならないわけがない!その名も「ProSENDR(プロセンダー)」
すぐにアメリカのメーカーサイトにアクセスして、英語と格闘しながらもネットショッピングしました。$169は結構高いですが、こればっかりは直感なので手に入れるしかないと。
FedExは、流石PGAツアーと連携しているだけあって発送の手続も速攻でした。すぐに日本に届けてくれましたよ。素晴らしいですね、FedEx。
届いたそれは剣道の小手みたいな…。でもカーボンのような見た目で、かなりしっかりした素材で高級感もあります。手の甲に付く側は耐久性の高そうなゴム素材。なるほど、価格だけのことはありますな。
これはマジでおススメできる!
まず、アドレスした時は「ProSENDR」と手の甲は接触していません。
テークバックをした時に、手の甲が当たるように右手首を折っていきます。
テークバックの時に、この手首の形を作ってそれをキープしたまま打つ、というのがこの道具のポイントです。
スイングの最後まで形をキープできれば自然とダウンスイングもハンドファーストの綺麗な形ができて、ボールを押しこんでいくインパクトになります。
おぉ…テークバックを「ProSENDR」に合わせると、だいぶ手首がキマッた感じ。
なんか自然と左肩甲骨周りが引っ張られるような感覚になります。引っ張られるって感覚、大事にしてほしいですね~。
「ProSENDR」ってどういう点に特に効果があるの?
皆さんには、インパクトではボールを“押す”というのをイメージしてほしいんです。ですが、レッスンしていると感じるのですが、どうしても“叩く”イメージを持ってしまうので、上から下にクラブを叩きつけようとして右手首をリリースする人が圧倒的に多いのです。
でも例えば、平手打ちでお尻…まぁお尻とは限らず壁でもなんでもいいんですけど、強く平手打ちで叩くイメージをしてほしいんですけど、一番力を込めるとしたら右の手首を曲げたまま「バチーン!」とインパクトしたいじゃないですか。手首をリリースすると「ペチン…」です。
インパクトしてからは、加速をするためにある程度手首がリリースされるのも良しですが、まずはそこまで速いスイングじゃなく形を作っていく意味でも、アプローチ位の感覚で手首を返さないインパクト~フォローの練習をすると、この道具の効果が出やすいですよ。
私が打ってみて強く感じるのは、ドロー・フェードの打ち分けをどのようにしているのか、自分の体で感じやすくなるという点です。
「ProSENDR」に手首をくっつけたまま打つと、フェードが打ちやすいですし体の回転が弱いと右にすっぽ抜けるので、回転も速くする必要があることがよくわかります。
一点を固定すると、体のクセが感じやすくなるんだろうなと思います。きっとこの道具は無意識でやっている動きに、意識の働きかけがしやすくなるのが一番良い点でしょうね。
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