5番や6番アイアンがスライスして100オーバーって人に伝えたい、スイング軌道矯正のための最強ドリル
スライスはなにもドライバーだけのミスではありません。意外にもアイアンのスライスに悩むアマチュアも多いのです。そこでプロがおすすめするアイアンのスライスに効果的なドリルを紹介。ぜひ試してください!
スコア100レベルの人は、6番アイアンでもスライスする人が意外に多い
目標は100を切ること。このレベルのアマチュアゴルファーは、アイアンでもスライスに悩んでいる人が結構います。
さすがに「9番アイアンでもスライスしちゃって…」という人は少ないものの、5番アイアンや6番アイアンでスライスする人は意外と多いのです。
以前はアイアンセットが3番からだったので、いわゆるロングアイアンでスライスする人はたくさんいました。いまのアイアンセットは6番からがほとんど。以前ならミドルアイアンです。この番手でボールがつかまらないとなると、スコアメイクにかなり苦労することが理解できます。
例えば、フェアウェイからの2打目。グリーンまでは約150ヤード。6番アイアンで打ったショットがスライスすると右のガードバンカーにつかまったり、場合によってはバンカーのさらに右のラフなどにボールが止まることに…。
このレベルの人が、そこから寄せワンを獲ることはまず不可能なので、どうしてもスコアは100オーバーにならざるを得ません。
スコアアップのために「3番ウッド」「5・6番アイアン」を抜くことも検討してみよう!
T島氏は3番ウッド、5・6番アイアンをセッティングの中に入れていない。その理由とは? 今回は、良いスコアを出すためのクラ...
スライスする原因は、インパクト時のフェース向きとその際のクラブ軌道にある
「Dプレーン」によってボールが曲がる原因が解明されたので、なぜスライスするのか?という疑問には簡単に答えられるようになりました。
※Dプレーンの詳細は他をご参照ください。
(1)ボールが左へ打ち出されて、その後右へ曲がるスライスは飛球線に対してインパクト時のフェース向きがクローズで、クラブ軌道がアウトサイド・イン。
(2)ボールが真っすぐ打ち出されてその後右へ曲がるスライスは、飛球線に対してインパクト時のフェース向きがスクエアで、クラブ軌道がアウトサイド・イン。
(3)ボールが右へ打ち出されてその後右へ曲がるスライスは、飛球線に対してインパクト時のフェース向きがオープンで、クラブ軌道がアウトサイド・イン。
上記の3つがスライスの原因です。では、なぜこのようなインパクトとクラブ軌道になってしまうのでしょうか?
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