アイアンで「ダフる、トップする、どっちのミスも出ちゃう」を確実に改善する!ティーチングプロの出張レッスン~ショット編(3)〜
逆上がりできないティーチングプロのゴルフが上手くなる話|第48話
こんにちは。逆上がりのできないティーチングプロ 名取確(なとり・たしか)です。
今回もショットの練習メニューをご紹介していきたいと思います!今日のメニューは、やり続ければ確実にスイングが変わるとっておきの練習です。
写真提供/逆上がりできないティーチングプロ
ペルソナ
●レッスンを行う相手の想定は40代男性、スコアは110前後。
●せめて100台で回りたい。あわよくば90台が出れば嬉しい。
●スポーツ経験はあり、体は強い。今年はゴルフ頑張るぞ!と決めている。
●仕事はコンサルティング系で、理論をしっかり理解できるようなレッスンを受けたい。
●週何度もレッスン行けないから、日常の中で練習できることなどを知って、効率良く上手くなることを求めている。
スイング作りドリル:ティーアップしてアイアンショット
アイアンで地面にあるボールを打つとなると、やっぱりイメージは上から下にクラブを「振り下ろす」感覚になります。
「ダフる、トップする、どっちのミスも出ちゃう」という方が多いのですが、それはミスした時のイメージが残りすぎていて体がこわばっちゃったりしているからです。まずはスイングをレベルブローにすることで“ミスの幅”を減らしましょう。
「斜め下に空手チョップ」で打っていくのが通常だとしたら、「真横から平手打ち」のイメージに変えたいですね。そのためには、打点に対してなるべく薄い入射角をつくっていく必要があるので、ティアップしたボールを打つ練習がオススメです。
実際のところ、ティアップをしているとはいえ、下から上にアッパーで打つのではありません。薄いダウンブローで打つことになります。ティを打たずにボールだけをクリーンに打つことができるようになると、自然とクラブの最下点がボールの先になってくれますから、いいスピンがかかるんですよ~。きれいなスピンのかかったボールが糸を引くように空に向かっていくのです。
このアイアンショットを覚えればスコアアップ間違いなしですし、ゴルフの醍醐味である美しい景色=ボールが空に吸い込まれていくアイアンショットが見られるようになります。
ティアップしてアイアンショットのまとめ
意識すること | 出る結果 |
---|---|
①フェースをボールに向けながら下ろす | クラブが縦に使えるようになる |
②体を水平に回す | 低いライナーの弾道が出る |
③ボールだけを打つように | 最下点がボールの先になる |
練習の目的 | 効果 |
適正なダウンブローの習得 | きれいなバックスピンが入る |
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