「B1 ST」ドライバーはヘッドの性能を追求しつつ、アジャスト能力も大幅に向上!
ブリヂストンのBシリーズは、先だって発売されたアイアンのシリーズがプロアマ問わず高い評価を得ています。そんな中、満を持してウッド類がモデルチェンジ。前作のドライバー構成はB1、B2と2モデルの展開でしたが、今作は、ひとつは限定モデルではありますが、3モデルの展開となりました。
ネーミングはそれぞれ「B1 ST」、「B2 HT」、そして限定モデルの「B1 LS」となり、それぞれアルファベットが追加になりました。ちなみにアルファベットの略は…
● B1 STのST…「STRONG TRAJECTORY(強弾道)」
● B2 HTのHT…「HIGH TRAJECTORY(高弾道)」
● B1 LSのLS…「LOW SPIN(低スピン)」
進化の方向性としては、前作を熟成させつつ、新たな技術と思考を取り入れた意欲作です。
今回取り上げるのは、B1 ST。今シリーズの目玉テクノロジーである、「スリップレス バイトミーリング」を施したフェースを搭載。安定した低スピン性能を実現させています。好評だった従来のテクノロジーである打点ズレによる飛距離ロスを防ぐ「サスペンションコア」は引き続き搭載されています。
「B1 ST」は、アジャスト能力にも力が入っていて、フェース寄りにウェイトを2個搭載し、さらにソール後方に可変できるウェイトを搭載。フェース寄りのウェイトは入れ替えることができ、後方のウェイトはポジションを変えることで、つかまりや操作性を調整することができます。
「B1 ST」ドライバーは、芯を外しても飛距離ロスが少ない!安定した低スピン性能
構えた印象は、わずかにトゥ側にボリュームがある洋ナシ型の形状で、スクエアなフェースと相まって目標に対して構えやすいです。ヘッドは455cc、投影面積は適度なサイズで大きくもなく、小さくもなくといったサイズ感ですね。
打ってみると、安定した低スピンの弾道がオートマチックに打てます。少々芯を外してもスピンが増えにくく、飛距離ロスが少ない印象。打点が安定しないゴルファーでも縦距離のばらつきの少ないティショットが期待できそう。
打ち出し角は、ロフトなりといったところなので、打ち出し角が低めのゴルファーは10.5度がおすすめです。操作性に関しては、そこそこです。インテンショナルに操作すると素直に曲がってくれますが、思ったより曲がらないです。この辺は、直進性の高いモデルを好む現代のゴルファーに合わせた味付けになっています。
もう少し操作性が欲しいなら、ウェイトを調整すれば操作性を高めることができます。私は、フェース側のウェイトのヒール側を重くしたセッティングが一番しっくりきました。
安定した弾道はスコアに直結する!結果重視のゴルファーのオススメ!
ブリヂストン「B1 ST」ドライバーは、アスリートモデルらしい低スピンの強弾道を実現しながら、スピンコントロールによってばらつきの少ないティショットが期待できるモデルです。
つかまり性能はほぼニュートラルなので、スライス傾向の強いゴルファーにはお勧めできませんが、中上級者はもちろん、打点が安定しないゴルファーや、左右どちらにも曲がるゴルファーには良いモデルだと思います。左右どちらにも曲がるゴルファーは、ウェイトを調整して、一方向に曲がるセッティングにすれば一気に安定感が増すと思います。
上達してきたらウェイトを元に戻せば、扱いやすいアスリートモデルとしてそのまま使用することもできます。クラブ自体の性能が高いうえに扱いやすく、なおかつアジャスト能力も高い。非常に完成度の高い仕上がりです。
■オグさん(小倉勇人・おぐら はやと)
元ゴルフ雑誌編集者のスウィング&クラブアドバイザー。現在は千葉県にあるゴルフ練習場「ユニオンゴルフクラブ」にて「ゴルフフィールズ ユニオンゴルフ店」で店長をしつつ、過去の経験で得た知識を武器にゴルフライターとしても活躍中。飛距離は250ヤード、持ち球はフェード。ベストスコア68。




