PINGのアイアンは中古市場で高値!安定した人気を誇る理由とアイアン買い替えのポイントを知ろう
中古ゴルフクラブ業界に携わって30年の“中古クラブ専門家・中山功一”が、旬な中古クラブ情報や購入時に参考となる豆知識などをお届けするコラムです。PINGアイアンについてお話します。
女子プロ使用で人気に拍車を掛けた!
(写真/ANSER FREEK)
PING「EYE2アイアン」の発売は1982年。
ステンレス製のキャビティバックでありながら構えやすさ、ミスヒットへの寛容性、打感の良さを兼ね備えていて、大ヒットしました。
あれから40年余り経ちましたが、素材に対する一貫したこだわり、ステンレス製でありながらマット仕上げ、打感の良さ、操作性の高さから多くのプロにも愛用されています。
現在のアイアンに受け継がれた窪みのあるネック形状は、ライ角理論を追求した形状!
(PING GOLFサイトより)
PING 「EYE2 アイアン」の目玉部分に、オレンジや黒などの色が付いています。これはカラーコードチャートで、この色がライ角です。身長や手の長さによって、適正なライ角がを判断することができます。
PING のアイアンが人気の3つの理由
1つ目:多様な素材の組合せ ステンレスボディながらライ角・ロフト角が調整可能
G430(2022)/G425(2020)/i525(2022)/i210(2018)/i59(2021)/G410(2019)
これらのモデル、全てにネック部分に窪みがあります。この窪みのおかげで、ライ角やロフト角が調整できます。
熟練者になればなるほど、クラブにこだわりが出てきます。自分の体形やスイングに合ったロフト角、ライ角に調整することは必然なのです。
2つ目:人気の理由は打感!
常に最新の素材を追求するPING パターの開発同様、新素材を採用し、硬質素材でありながら打感の良さを追求しています。
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3つ目:人気の理由は仕上げ!
PING アイアンで特筆なのは、仕上げです!
ステンレスボディなのに軟鉄メッキのようなハイドロパールクローム仕上げは軟鉄のような暖かみがあり、熟練者に好まれる仕上げなのです。無垢のステンレスボディは、小さな傷が付きやすく、使い込むと傷が消えにくいことが欠点です。
メッキやコーティングを施したモデルは、使い込むと小傷も玄人風の味が出てきます。
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