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アナタにとっての最適な1本に出会える個性派揃いの10モデル【PING 2023 PUTTER 全モデル試打】

クラブフィッター小倉勇人が、PING 2023 PUTTER を詳細レポート!【PR】

2022/10/04 ゴルフサプリ編集部

アナタにとっての最適な1本に出会える個性派揃いの10モデル【PING 2023 PUTTER 全モデル試打】

ピンゴルフは「PING 2023 PUTTER」を9月15日(木)に発売することを発表。それぞれ個性を備えた全10モデルがラインナップしており、「自分に合うのはどのモデルかな?」と選ぶ楽しさがある。このニューモデル・パター、全10モデルをクラブフィッター兼ゴルフライターの小倉勇人氏とともに試打インプレッションする。
撮影協力/小田急藤沢ゴルフクラブ 撮影/相田克己

“核となる共通テクノロジーなし”。それは、個々のモデルの完成度が高い、ということ

アナタにとっての最適な1本に出会える個性派揃いの10モデル【PING 2023 PUTTER 全モデル試打】

9月14日に行われたピンゴルフのニューモデル・パター、PING 2023 PUTTERの発表会には、各ゴルフメディアに加えて、ゴルフサプリの記事でもお馴染みの野村タケオ氏や人気の“試打プロ”、ギア解説者が多数出席。ゴルフサプリからは編集部員Kとともに、クラブフィッター兼ゴルフライターの小倉勇人氏に同行してもらった。

さて、PING 2023 PUTTERは全10モデルというラインナップなのだが、それぞれのモデルが際立った個性を備えている。そのため、2023年モデルのニューモデル・パターが10モデル、一気に登場!というのが正しい受け止め方だろう。

この点について、ギア好きならば「あれ? 柱となる共通のテクノロジーはないの?」と考えるところかもしれない。だが、PING 2023 PUTTERに“それ”はない。このことが何を物語るのか、小倉氏の考えを聞いてみよう。

アナタにとっての最適な1本に出会える個性派揃いの10モデル【PING 2023 PUTTER 全モデル試打】

「柱となるひとつのテクノロジーを共通して使うということは、効率が良かったり、別に悪いことではありませんが、ヘッドタイプによってはそのテクノロジーが十二分に発揮されないこともあるでしょう。

PING 2023 PUTTERの10モデルは、それぞれヘッド形状も違えば、ヘッド重量、重心距離、重心深度、それにネック形状やシャフトまで、すべて違います。たとえば、そこに『特大の慣性モーメント』というコンセプトを一貫して採用しようとすると、いくつかのモデルは“ちぐはぐ”な性能のパターになってしまうはずです。

共通のテクノロジーを持たせず、モデルごとに明確な個性を持たせる。こうすることによって、確実に各モデルの完成度は高くなります。ですから、PING 2023 PUTTERにおいては、10モデルすべてに“期待感”を持って臨めるということが言えますよね」


たとえば、トゥ・ヒールの慣性モーメントを高めることをコンセプトとしたシリーズがあったとして、ブレードの長いトゥバランスのヘッドタイプもラインナップしていたとする。たしかに、寛容性は高いかもしれないが、トゥバランスのヘッドは、トゥが重すぎるとテンポの速いストロークには合わなかったり、打つ人を選んだりする。

こうしたことから、PING 2023 PUTTTERの全10モデルは、使い手を明確にイメージして開発されている、と考えられる。「10モデルから最適な1本」というキャッチコピーには、そういった意味も込められているのではないだろうか。

では、この後はPING 2023 PUTTER、全モデルの試打インプレッションをお届けする。まずは、王道中の王道であり、「ピン型」という呼び名の由来となったアンサー型の最新モデル「ANSER」と、編集部イチ押しのモデル「ANSER 2D」を紹介しよう。

さらに構えやすくなった最新「ANSER」と、これまでなかったワイドな「ANSER 2D」

さらに構えやすくなった最新「ANSER」と、これまでなかったワイドな「ANSER 2D」

左はソールがワイドな「ANSER 2D」、右は最新の「ANSER」

パターといえば、ピン・アンサー型、というのが世界の常識。

さてさて、そんな王道パターの最新モデルが、どう進化したのか気になっているゴルファーも多いことだろう。ということで、まずは最新「ANSER」の概要から。

ヘッド素材は304ステンレススチールを採用。フェースのトゥ・ヒールにはタングステンが挿入されている。特徴的なのは、シルバーに輝くトップレール(ブレード)に対して、ブラックのキャビティ部という組み合わせで、コントラストがはっきりしてたデザインを採用している点。シルバーが強調され、トップレールを見てアライメントを決めるゴルファーには、このうえなく構えやすい。

アナタにとっての最適な1本に出会える個性派揃いの10モデル【PING 2023 PUTTER 全モデル試打】

対して、「ANSER 2D」は引き締まった印象を持たせるブラックな仕上げ。キャビティ部の中央には、ビシッとホワイトのサイトラインが1本入っている。これまでの「ANSER 2」との大きな違いは、約18%も広くなったソール幅(従来ANSER 2比較時)。

上から見たときの「ANSER」と「ANSER 2D」を見比べると、ずいぶんと印象が違うということがわかるだろう。

おそらく、「アンサー型が気になっている」というゴルファーは、この2つのモデルのうちどれにしようか?と悩むのではないだろうか。どちらもピン・アンサー型だが、構えたときの印象も、アライメントを合わせるポイントも、そしてヘッドの動きも違う。

それでは、両者にはどんな違いがあるのか、小倉勇人氏の試打インプレッションを聞いてみよう。

アナタにとっての最適な1本に出会える個性派揃いの10モデル【PING 2023 PUTTER 全モデル試打】
浅い溝が刻まれたステンレススチールフェースの「ANSER」(左)、新ハードPEBAXがインサートされた「ANSER 2D」(右)

【ANSER】抜群の構えやすさと操作感、自分の感覚を生かして打ちたいなら「ANSER」で決まり

  • ANSER
  • ANSER

「シルバーのトップレールが際立っています。キャビティ部のブラックとのコントラストがはっきしていて、より構えやすくなったと言えます。

打感は、硬くはないですがしっかり感じられます。金属素材のフェース素材だと、打感を硬いと感じる方もいると思いますが、そこを少ししなるカーボンシャフトにしたことで“硬さを感じないしっかり打感”になっています。このカーボンシャフトが、転がりの良さにも貢献しているように思います。

トゥヒールにタングステンが入っていますが、ヘッド重量は従来よりも5g軽くなって345g。ということですが、だからといって動きすぎるということはありません。逆に操作性が上がっています。そーっと静かなストロークもできるし、とても扱いやすいですね。

手元側に重みが感じられるので、ややカウンターバランスっぽいのかな? だから、ストロークのテンポがゆっくりな人にとっても打ちやすい。


よりシャープに構えやすくなって、フェース(溝)とカーボンシャフトで転がりの良さを演出、そして扱いやすい。やはり、王道中の王道というパターですね」

ANSER
ヒール・トゥ・バランス/セミアーク ●ヘッド重量/345g ●ライ角/70度 ●ロフト角/3度 ●標準シャフト長/34インチ ●カスタム対応範囲/31〜36インチ ●価格/4万6200円

【ANSER 2D】自然とボールをつかまえて、オートマチックに打てちゃう「ワイドなやさしさのANSER 2D」

  • ANSER 2D
  • ANSER 2D

「まず、大きくて存在感があるので、やさしそうな印象を受けますが、構えると『アンサー型らしい構えやすさ』なんですよね。フェースの合わせやすは間違いなくアンサー型、さらにキャビティ部のサイトラインが長いので、フェース面をターゲットに合わせやすいです。

ヘッド重量は「ANSER」よりも15g重い360g、とても安定感があります。このヘッド重量だと、感覚を生かして操作したい、という人向けではありませんね。

打ってみると……ヘッドが自然とボールをつかまえてくれる動きをします。構えたら、後はパターに任せてオートマチックに打ちたい、という方に向いていますね。ヒールトゥバランスなのですが、真っすぐ引いて・真っすぐ出す、というイメージのストロークもできなくはないです。

「ANSER」と比べると、
アンサー型の構えやすさと転がりの良さを備えつつ、ミスに対する強さを一段階引き上げた、オートマチックなやさしさが特徴の「ANSER」という感じでしょうか」

ANSER 2D
ヒール・トゥ・バランス/セミアーク ●ヘッド重量/360g ●ライ角/70度 ●ロフト角/3度 ●標準シャフト長/34インチ ●カスタム対応範囲/31〜36インチ ●価格/4万6200円

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