ボロ切れ1枚でアイアンのダフりをなおす超簡単ドリル 100切りゴルファーの義務教育です
100切りを目指しているアマチュアゴルファーの悩みといえば、ドライバーのスライスと並んで、アイアンのダフりでしょう。そこでプロがおすすめする、ダフりに効果的で誰でもすぐにできちゃうドリルを紹介します。
せっかくのビッグドライブもムダになるダフりは、スコアを崩す原因
先日、ゴルフ歴が約1年の100切りを目指している男性と、ゴルフ歴が約2年の、同じく100切りを目指している男性とラウンドをしました。
二人とも30代。普段はジムに通って軽い筋トレやストレッチなどを行っていると言っていました。日常的にスポーツをやっているせいか、スイングはてともパワフル。当たったときはキャリー240ヤード超のドライバーショットを放っていました。
キャリーで240ヤード打てると、トータルディスタンスではおよそ250ヤードです。一般的なアマチュアにしたら飛ばし屋の部類でしょう。にもかかわらず、その日の二人のスコアはオーバ−100。残念ながら目標の100切りはできませんでした。
100切りが目標なので、フェアウェイキープ率が低いのは仕方ありません。とはいえ、数ホールはビッグドライブでフェアウェイをキープ。でも、そこからが…。二人とも2打目以降でダフりのミスが多々出ていたのです。
いいショットを打とうとするからミスをする? 100切りは技術よりもメンタルのほうが大事だったりする
調子がよいときは90前半で回れるけど、たまに大叩きして100オーバーでなかなか90が切れない。コースマネジメントの見直しも必...
ダフりのミスを減らせると、安定して100切りできる
100切りが目標というレベルの人や、5回に1回程度100切りできるというレベルの人は、持つ番手に関わらずダフりのミスが多いと感じます。
大ダフりでチョロというケースもよく見ますが、そこまでいかなくても、ダフっているせいで縦距離がバラバラだったり、インパクト時のフェース向きが狂って右や左へ飛び出したり、というケースもよく見ます。
100切りゴルファーは必見!もうダフらない!「タメ」が解けない効果的な練習法とは
「早く100を切りたいのにダフってばかりで困っています」。こんな人にぴったりの、練習場で簡単にできる練習法を教えましょう!
「たしかに、スコア100前後のアマチュアはダフりのミスが多いですね。このミスが多少なりとも減少すれば、安定して100を切ることができると思います」
こう話すのは、人気女子プロ鶴岡果恋のコーチで関東ゴルフ連盟チームKGAジュニア技術担当ヘッドコーチも務める重田栄作プロ。
重田プロ 「ダフる原因はいろいろあるけれど、このレベルのアマチュアに多いのは、ダウンスイングでタメが解けること。いわゆるキャスティングする動きが起こること。それとダウンスイングでヘッドが寝て、インサイド過ぎる軌道で下りてくること。あとはビジネスゾーンといわれる4時から8時のゾーンで、グリップ位置が高い人もダフりやすいですね」
ご存知のように、ダフりは前に進めない(距離が出ない)ためグリーンに到達するまでにある程度の打数を必要とし、それがネックとなってスコアをまとめることができません。またグリーン周りのチャックりもダフり同様、ムダな1ストロークとなります。
では、ダフりをできるだけなくす、可能な限り防ぐためにはどんな練習が効果的なのでしょう?
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