バンカー内の水たまりの中にボールが落ちた!そんな時は外に出せる?そのまま打つしかない?
知っていると得するルール&マナー
バンカーに打ち込んでガッカリしていたら、何とボールは水たまりの中に。「水たまりの中にあるのだから外に出せるんじゃないの?」という人もいれば、「そのまま打つしかない」と思っている人もいたり。そんな時どうすればいいか、知っていますか?
無罰にこだわるのなら、バンカー内から打つしかない
数日にわたり雨が降り続いた後は、バンカー内に水たまりができていたり、バンカーが池状態になっていたりすることがたまにあります。もしボールがその水たまりに中にあった場合、救済を受けられるのかどうか。
結論からいうと、救済を受けられます。ただし、無罰で救済を受ける場合は、バンカーの外にボールを持ち出すことはできません。つまり、バンカー内でショットするしかないということです。
ルール上は、そのバンカー内に完全な救済のニヤレストポイント(全く影響のない場所)を決め、その地点から1クラブレングス以内でホールに近づかないバンカー内にドロップすることとなっています。
もし、バンカーが水浸しで、バンカー内に「完全な救済のニヤレストポイント」がない場合は、プレーヤーはそのバンカー内で、ボールが止まった箇所から最も近く、ホールに近づかない地点に「最大限の救済を受けることができるポイント」を見つけ、そこを基点に救済エリアを決定する必要があります。
要するに、バンカー内に水の影響を全く受けないところがない場合はボールの近くで、元の位置よりもマシだと思うところがあれば、ホールに近づかない限り「そこにドロップして打ってもいいよ」ということです。
「これが救済なの?」と思う人もいるかもしれませんが、これがルールなのです。
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