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今春発売の新「TOUR B」ボールを試打!タイガーがよく口にする“ディープ感”ってどんな感じ?

野村タケオのゴルフ実験室

2024/01/11 ゴルフサプリ編集部 野村タケオ

TOUR B XS,X,ブリヂストンゴルフ,ゴルフボール

みなさんこんにちは。ゴルフバカイラストレーターの野村タケオです。
ゴルフボールって、大手メーカーの場合はだいたい2年に一度くらいリニューアルされるのですが、2024年にニューボールを発売するのがブリヂストンゴルフ。プロが使用するツアーボールと言われる「TOUR B」シリーズが新しくなります。現行モデルもプロ・アマチュアからもかなり好評で、販売も好調のようです。そんなボールのニューモデルはどう変わるのでしょうか。茨城県のPGM石岡ゴルフクラブでニューボールの試打イベントがあり、ガッツリとコースやアプローチ練習場で試してきたのでレポートします。

実はまだこの新しい「TOUR B」シリーズのボールに関しては、リリースも出ていないので、新しいテクノロジーのことなど言えないことがたくさんあるのですが、僕が試打イベントで実際に打ってみて感じたことを書きたいと思います。

<取材・文・写真提供 ゴルフバカイラストレーター 野村タケオ>

キーワードは「ディープ感」!?

TOUR B XS,X,ブリヂストンゴルフ,ゴルフボール

今回の新しい「TOUR B」シリーズのボールですが、ラインナップは現行と変わらず「XS」「X」の2種類。一般的には「XS」のほうがスピン量が多く、「X」のほうが飛距離性能が高いと言われていますよね。

現行モデルのキーワードは「乗り感」でしたが、ニューモデルのキーワードは「ディープ感」。これはタイガーがよく口にする言葉だということです。

TOUR B XS,X,ブリヂストンゴルフ,ゴルフボール

プロは風の中でも強い球を打ってましたわ~!

この日のイベントはメディア関係者が試打するということ以外に、プロのでもショットもありました。デモを見せてくれたのは、長野泰雅プロと桑木志帆プロ。天気は良かったものの、練習場はかなりのアゲンストだったのですが、二人とも寒い中、さすがのナイスショット連発でした。

長野プロはアゲンストの中280ヤードとか飛ばしてたし、桑木プロも風に負けない強いフェードを打っていました。

桑木プロ,ショット

2人とも風に負けにくく、強い球が出るという感想。2023シーズンは「XS」を使っていた桑木プロですが、来年は「X」にするかもしれないとおっしゃってました。それだけ打感やスピン性能が変わったってことなのかな?

で、そんなアゲンストでコンディションの悪い中、僕たちもトラックマンで計測しながらアイアンショットとドライバーショットをしました。クラブはもちろん自分のクラブなので、だいたいどんな数値になるかは想像しながら打ちました。

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「XS」でもスピンが少なくて飛ぶ?

まずはスピンの入りやすい「XS」から打ちましたが、これが思ったよりも風に負けないんですよね。で、ドライバーも打ってみましたが、なんと軽いフェードで(持ち球)風にほぼ負けないいい球が打てたんですよ。しかもトラックマンでスピン量がなんと約2100rpm/s!

スピンが多い方のモデルなのにスピンが少なくて驚きました。飛距離的にもランを入れて230ヤード以上飛んでいます。気温と風を考えれば大満足のデータです。

TOUR B XS,X,ブリヂストンゴルフ,ゴルフボール

次に「X」を打ちましたが、こっちのほうがほんの少しだけ弾道が高いかな~という感じですが、ほぼストレートで、これまた風に負けない良い球が打てたんです。スピン量は約2000rpm/sと、やはりこちらのほうがスピンは少ない。飛距離はほぼ「XS」と同じでしたが、ほんの少しだけ「X」のほうが飛ぶのかな?って感じ。

二人のプロが言っていた、風に負けない強い球っていうのを僕もかなり感じる試打になりましたね。感覚的にも数値的にも。

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