初心者必見!【ゴルフクラブ、オススメの揃え方】いまからクラブを買う人はコレ読んで!
ダグ三瓶・クラブ選びの超知識
フェアウェイから多用するUTはロフト多めに
これは、ゴルフコースで実際にプレーを進行するためのお助けクラブです。
最初は、やはりティーショットで苦労すると思います。たとえば、チョロが出て、ティイングエリアは脱出したけど、まだまだグリーンまで遠いという場面は大いにありえますよね? そういった状況で、7番アイアンしかないと、グリーンに到達するまでに果てしない打数を打つ可能性があります。そうならないために、少しでも前に進むクラブとして、UTを一本入れることを推奨します。
UTは、そこそこ長いクラブになり、ロフト角的にも7番アイアンより立っているので、たとえ当たりが悪くても、7番アイアンより飛ぶ可能性が高くなります。ロフト的には24度くらいがおすすめです。
シャフトは、7番アイアンと同じか、少し軽めを選択するのが良いでしょう。
最後にその上にFWを1本入れましょう。これが当面のティショット専用クラブです。
ドライバー欲しい!となる気持ちはわかります。繰り返しになりますが、ここはぐっと辛抱してください! お願いします!!
理由としてはドライバーはもっとも長いクラブですし、唯一ティアップして打つクラブだからなんです。単純に長いほど当たりにくくなりますから、長いクラブほど、初心者には避けてほしいのです!
また、このティアップというのが、実はなかなか難しく、初心者には高いハードルになる場合が多いです。というのも、ちょっと高さが変わっても当たらなくなりますし、安定した結果が出ない要因の一つです。ライコンディションが毎回違うというのと同じことが起こります。
であれば、あまりティアップを必要としない、FWの方が良いと思います。アイアンで打つときのように、ティをちょこっと挿すくらいの高さなら、初心者でも最初からできると思います!
長さも長すぎず、ティアップに気を使わなくて良い、FWをティショット用クラブとして一本入れておきましょう。
ロフト的には18度くらいがいいと思います。このくらいのロフト角にするには理由があります。まず、初心者の方の最初の悩みは、ボールが上がらない! ということが多いので、ある程度、ロフト角が多いもののほうがやさしく感じます。
また、アイアンのところでも書きましたが、ロフト角の立っているモデルを上げるように打つスイングよりも、寝ているモデルを上がらないように打てるようになったほうが、クセがつきにくく上達しやすいです。
その上、このくらいのロフト角だと、慣れてくれば、フェアウェイやラフからのセカンドショット以降でも使用できるようになるでしょう。そうなれば、初心者の時からいいスコアが望めるようになる可能性が出てきます!
シャフトの選び方は、前述したドライバーの重量に近いものか、やや重めでも大丈夫です。ただし、UTよりも重くなるのは避けましょう。
ここまで述べた中で、長さももちろん気にしてください。
シャフト重量を容易に軽くするのではなく、やや重めと感じるものを長さを短くして使えるようにしてください。
男性でも、平均身長くらいの方なら、7番アイアンで、36インチ〜36.5インチで良いと思いますし、UT24度で、38インチ〜38.5インチ、FW18度で41インチくらいがやさしく感じやすいです。
それから、グリップは、ウェッジ、7番アイアン、UT、FWは同じもので揃えてみましょう。中古の場合は、やはり、ここだけは新品に交換してつかうほうがいいです。ですが、まずは、あまり柔らかすぎず、細すぎないものを選んでいきましょう。柔らかかったり、細かったりすると、クラブが暴れやすくなる、とだけ述べておきます。
この5本がバッチリ選べたら、練習にいきましょう!
先輩に教わると先輩より上手くならない!
ここで、もう一つ注意があります!やはり、何事も、最初が肝心! 何か特別なか理由がない限り、プロに教わってください!
先輩に教わることがだめとは申し上げませんが、実例として申し上げると、その先輩よりも上手くなることは、ほぼありません。
アマチュアの上級者にありがちなのは、いろんなコツを知っていて、そのコツを教えたがることです。基本があっての「コツ」になりますから、まずは、基本を教わるために、是非ともレッスンに行ってほしいです!
ダグ・三瓶(だぐ・みかめ) ブリヂストンスポーツ、アクシネット ジャパン インクと日米2つの大手メーカーに所属。その中でクラブ開発、ツアー担当、マーケティング、フィッティングなどを担当。ツアーレップ時代にはあのボブ・ボーケイ氏に日本で唯一の弟子と認められていた。現在、フリーとなり迷い多きアマチュアゴルファーにアドバイスを送ってくれることとなった。