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全米女子オープンは笹生優花と渋野日向子の1、2フィニッシュ!日本勢は最多21人が出場

トップ10に日本勢が5人が入る!

2024/06/04 ゴルフサプリ編集部

フィールド最多となる21人が出場した日本勢。笹生のV2にしぶこの復活、最高の結果となった(写真は2024年全米女子オープン 撮影/Getty Images)

メジャーの「全米女子オープン」は笹生優花が2021年に続く大会2勝目を挙げた。さらに3打差の2位には渋野日向子。6位に古江彩佳。9位に小岩井さくらと竹田麗央が入り、トップ10は日本勢が5人を占めた。この大躍進に、かつてアメリカLPGAツアーで起きていたことを思い出した。

日本勢は21人が出場して、20人の韓国を上回る

今年の「全米女子オープン」、主催者の全米ゴルフ協会(USGA)のサイトで確認したところ、国別の出場選手数で、日本の21人は韓国の20人を上回っており、アメリカに次ぐ2位となっていました。

前述のように成績でも大躍進。日本勢が9位タイまでの11人のうち5人というのは、国別でみると「最大勢力」です。

近年はアメリアLPGAツアーを主戦場とする日本人選手も増えてきていますが、かつてはLPGAツアーの「アジア最強」といえば韓国でした。
そのきっかけとなったのが、1998年に朴セリが「全米女子オープン」に優勝したことでした。

朴セリの快挙をきっかけに韓国勢が躍進

この快挙を見た子供が憧れ、また親が自分の子供にゴルフをこぞってやらせるようになったことで「セリ・キッズ」と呼ばれる世代が台頭。昨年までの20年の「全米女子オープン」での優勝は韓国選手が11勝と過半数を占めました。

あまりに強すぎることへのひがみ?でしょうか。
21世紀になったあたりからは、ロープ外で声援を送る家族が「韓国語でアドバイスを送っているのではないか?」と疑われたりすることもありました。

LPGAツアーでは「ラウンド中、ルールの処置に関する会話は、英語で話して周りが内容を理解できるように」と通達されたことがありました。

筆者もLPGAツアーを取材していた際に、排水溝か何かの救済を受ける際に、それまで韓国語で話していた選手同士がわざわざ英語で『ニアレストポイントはここだから、ここからワンクラブ以内で」というような会話をしていたのを目撃したことがあります。

アメリカで行われているプロの試合ですから「ルールに関する会話は英語で」というのは、ある意味当たり前とも言えますが、当時の状況からして韓国選手をターゲットにしているようにも映ったものでした。

多種目であった「日本標的」のルール変更

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