ピン「G410」「G425」アイアンは値段が下がってお買い得? 「G430」は未だ高値圏
中古ゴルフクラブ業界に携わっって30年の“中古クラブ専門家・中山功一”が、旬な中古クラブ情報や購入時に参考となる豆知識などをお届けするコラムです。
今回は、ピン「G410」「G425」「G430」アイアンについてお話します。
1967年に「アンサーアイアン」を限定300セットで発売したピンは、キャビティバックアイアンの生みの親とも言えるメーカーです。バックフェースが抉られていて、キャビティバックの原型と言える形状をしていますね。
さて、そんなピンのアイアンは最新モデルも、直近の中古モデルも大人気です。そこで、今回はピンのアイアン「G410」「G425」「G430」を改めて試打するとともに、最近の中古価格についてレポートします。
まずは、中古販売相場を見ていきましょう。
「G430」アイアン(2022)
スチール(6本)
中古販売相場:¥99,800~¥64,800
「G425」アイアン(2020)
スチール(6本)
中古販売相場:¥73,800~¥47,800
「G410アイアン(2019)
スチール(6本)
中古販売相場:¥48,800~¥31,800
まだまだ「G430」アイアンは、高値圏内です。ですが、「G410」「G425」の中古価格は、徐々に下がってきています。
上の写真は左から「G410」「G425」「G430」の5番のアドレスルックですが、こうして並べて見ると構えた時の印象はほぼ変わらないですね。「G410」よりも「G425」のほうがブレードがやや長く、「G430」はトップブレードが他2モデルよりも高く、スコアラインがヒール寄りに引かれています。
「G410」と「G425」のロフト角設定は、どちらも7番=30度。「G430」は7番=29度で1度だけ立っています。それでは、試打データを見ていきましょう。
「G410」アイアン
「G425」アイアン
「G430」アイアン
「G410」アイアンは、いかにもポケットキャビティといった打感と音で、やさしさは十分です。
「G425」アイアンは、打感、音が一番良く感じられました。強弾道でコントロール性能もあります。
「G430」アイアンは、ロフト角22度ですが簡単にボールが上がり、飛距離を出しやすいアイアンです。
中古市場での価格も含めて考えると「G25」アイアンがオススメです。飛距離が出て弾道も強いですが、コントロールもしやすいので、買い替え候補に入れてみてください。
中山功一(ナカヤマコウイチ)
かつてはフェスティバルゴルフでゼネラルマネジャーを務めるなど、中古クラブ業界に携わって約30年。ゴルフ雑誌での連載、中古ゴルフクラブ関連の著書も多数。テレビ東京系列「なんでも鑑定団」にも鑑定士として出演。
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