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新作が出て“お買い頃” 中古のテーラーメイド「P700シリーズ」アイアンに注目!

2024/08/08 ゴルフサプリ編集部 中山功一

新作が出て“お買い頃” 中古のテーラーメイド「P700シリーズ」アイアンに注目!

中古ゴルフクラブ業界に携わっって30年の“中古クラブ専門家・中山功一”が、旬な中古クラブ情報や購入時に参考となる豆知識などをお届けするコラムです。
今回は、新作が発表されたばかりで中古モデルがお買い頃になったテーラーメイド「P700シリーズ」アイアンについてお話します。

人気のテーラーメイド「P700」シリーズをおさらいしてみよう

多くのツアープロも使用する「P700シリーズ」アイアンですが、種類が多いのでおさらいしてみましょう。最近の中古相場も同時にチェックしてみてください。

P700シリーズ,テーラーメイド

P790(2017)/#7:30.5度
中空構造:軟鉄ボディ+クロモリ鋼フェース+タングステン
中古販売相場:¥59,800~¥38,800(6本/スチール)

P760(2018)/#7:33度
軟鉄鍛造:S25C+SPEEDFORM/SUS630(鋳造)
中古販売相場:¥61,800~¥39,800(6本/スチール)

P7TW(2019)/#7:35度
軟鉄鍛造:S25C+タングステン
中古販売相場:¥148,000~¥96,800(7本/スチール)

P790(2019)/#7:30.5度
中空構造:軟鉄鋳造ボディ+タングステンウエイト+クロモリ鋼鋳造フェース
中古販売相場:¥86,800~¥56,800(6本/スチール)

P700シリーズ,テーラーメイド

P7MB(2020)/#7:35度
軟鉄鍛造:S25C
中古販売相場:¥82,800~¥53,800(6本/スチール)

P7MC(2020)/#7:34度
軟鉄鍛造:S25C
中古販売相場:¥79,800~¥51,800(6本/スチール)

P770(2020)/#7:33度
中空構造:軟鉄鋳造ボディ+タングステンウエイト+クロモリ鋼鋳造フェース
中古販売相場:¥85,800~¥55,800(6本/スチール)

P790(2021)/#7:30.5度
中空構造:軟鉄鋳造ボディ+タングステンウエイト+SPEEDFORMAIR+
クロモリ鋼鋳造フェース
中古販売相場:¥95,800~¥62,800(6本/スチール)

P7MB(2023)/#7:34度
軟鉄鍛造:S25C
中古販売相場:¥98,000~¥62,800(6本/スチール)

P7MC(2023)/#7:34度
軟鉄鍛造:S25C
中古販売相場:¥99,000~¥64,800(6本/スチール)

P790(2023)/#7:30.5度
中空構造:軟鉄+タングステンウエイト
中古販売相場:¥118,000~¥76,800(6本/スチール)

P770(2023)/#7:33度
中空構造:軟鉄鋳造ボディ+ SPEEDFORMAIR+ICTフォージドフェース
中古販売相場:¥88,800~¥57,800(6本/スチール)

P7MC(2023)とP7MC(2020)を比較試打

  • P7MC(2020)

    P7MC(2020)ソール厚:18.81mm

  • P7MC(2020)フェース高:55.29mm

    P7MC(2020)

どちらも構えたときの印象は、ヘッドをそれほど小ぶりには感じません。ネックからリーディングエッジのラインは、2020年モデルはストレートでシャープな印象、2023年モデルはわずかなカーブがあります。人によっては2023年モデルのほうがやさしそうに感じられるかもしれませんね。
フェース高は、微妙な違いです。フェース面は、2020モデルのほうがわずかに高いです。

2020モデルは、フェーストゥ側が広く見えます。田中秀道プロが使用していたファイヤーソールフォージドアイアン(1999年)を思い出します。
※ソール厚とフェース高さは、実際の計測値です。

  • P7MC(2023)

    P7MC(2023)ソール厚:18.35mm

  • P7MC(2023)

    P7MC(2023)フェース高:54.88mm

  • 2023年モデルのフェース。

  • 2020年モデルのフェース。

フェースミーリングは、2020モデルのほうが強い仕上がりですね。

P7MC(2020)の試打データ

  • ドロー

  • フェード

ドローで打った時の飛距離:161.1ヤード(ヘッドスピード:35.6m/s)
フェードで打った時の飛距離:155.8ヤード(ヘッドスピード:34.2m/s)

P7MC(2023)の試打データ

  • ドロー

  • フェード

ドローで打った時の飛距離:161.7ヤード(ヘッドスピード:35.4m/s)
フェードで打った時の飛距離:160.4ヤード(ヘッドスピード:35.0m/s)

ともに、マッスルバックのような打感と弾道です。私の場合、2023モデルよりも2020モデルのほうがボールのつかまりがよく、コントロール性も良いと感じました。
スイートスポットは、どちらのモデルもヒール寄りにあり、上級者やアスリートゴルファー向けであることが分かりました。
弾道は、2020モデルが中弾道で、2023モデルは高弾道です。ソールは薄いですが
ガツンと打ち込まなくても飛距離は出ます。
若い頃に、ファイヤーソールフォージドアイアンを使っていたので、2020モデルのほうがしっくり感じられるのかもしれません。

中古市場全体的に、軟鉄鍛造アイアンが高値安定しています。定価が上昇したこともありますが、人気があることもたしかです。
ハーフキャビティでありながらマッスルバックのような打感とコントロール性能を求めている方にはオススメのアイアンです!

それでは、あなたのゴルフライフに!
Good luck!

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中山功一

中山功一(ナカヤマコウイチ)
かつてはフェスティバルゴルフでゼネラルマネジャーを務めるなど、中古クラブ業界に携わって約30年。ゴルフ雑誌での連載、中古ゴルフクラブ関連の著書も多数。テレビ東京系列「なんでも鑑定団」にも鑑定士として出演。


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